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2018年4月 1日 (日)

あの娘はもういない「スーザン・オリバー」

Susanolivergallery   「逃亡者」(1963年版)にはいくつか2話連続の物語がある。「さよならはいや」もその一つ。ロサンゼルス近郊の港町。ヨット工房で働くキンブル。そこでカレン(スーザン・オリバー)と恋仲になる。ロバート・デュバルはキンブルを怪しげな男とにらんでいる。カレンはヨットレースに出て、そのまま二人でメキシコに逃走する計画を立てる。だがジェラード警部はマッチの捨てかすから工房の場所をつきとめる。

    一緒にヨットを操縦する元気な女優さん。スーザン・オリバー(1932-1990)は「インベーダー」「ルート66」「宇宙大作戦」など多くのTV出演し、アメリカでは誰でも知っている人気女優だった。実は若い頃、日本で育った。戦後、昭和23年から24年ごろ東京の学校に通っていた。日本語が上手で日本文化に興味を持った。16歳の少女スーザンの目には戦後日本がどのように映ったのだろうか。活動的でパイロットの資格もあり、ニューヨーク・モスクワ間を単独飛行しようとした話も伝わる。もっと日本で人気がでてもいい女優さんだった。ヨット工房の職人ロバート・デュヴァルは当時32歳だった既にハゲている。のちアカデミー賞常連の名優になるとは誰が予測しただろうか。(Suzan Oliver)

 

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   代表作は「バタフィールド8」「ハートでキッス」「マードックの拳銃」「底抜け00の男」「底抜け再就職も楽じゃない」など。

2018年3月21日 (水)

ファーストレディ

   佐川氏の国会喚問が27日に行われる。首相の関与や官僚の忖度の有無が焦点となる。今後さらに安倍昭恵夫人の喚問が行われ、事態が進展し大きな政局の動きとなるかもしれない。これまで日本の歴史では総理夫人の活動はほとんどメディアの注目するところではなかった。安倍昭恵さんの頃から海外の例に倣い「ファーストレディ」と呼ばれることもある。女性が輝く時代となったということなのだろうか。さてご本家アメリカ合衆国では現職のファーストレディ、メラニア・トランプはたえずメディアの注目を浴びている。ヒラリー・クリントン、ジャクリーン・ケネディ・オナシス、エレノア・ルーズベルトも活動的なファーストレディとして知られた。初代ファースト・レディのマーサ・ワシントンや第2代大統領ジョン・アダムズの夫人アビゲイル・アダムズもよく知られている。

2018年3月11日 (日)

サリー・フィールド

M2okwliqcwpdypdnusczakg  「プレイス・イン・ザ・ハート」(1984)テキサスに暮らす主婦が夫を殺されて、その日から一家の柱として生きていく姿を明るく描く。サリー・フィールドが好演。「大西部への道」(1967)はカーク・ダグラス、リチャード・ウィードマーク、ロバート・ミッチャムと3大スターが共演するも、やや全盛期を過ぎた観あり。若い娘が妊娠するも、男は絞首刑となり、別の若者と結ばれるという話がメインになる。元気娘がサリー・フィールド。当時21歳。TV「いたずら天使」でティーンの人気者で映画デビュー作。「ノーマ・レイ」「プレイス・イン・ザ・ハート」で2度のアカデミー主演女優賞を受賞しているが、なぜか日本では爆発的な人気がなかった。キュートで可愛いアイドル時代を知られていないせいか、「ノーマ・レイ」の勝気な演技派女優、バート・レイノルズとの関係などがマイナスに作用したのだろう。かつてのアイドルも71歳のおばあさんになったが、やはり彼女の出演している映画は安心してみれる。

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2018年2月16日 (金)

魔性の女「カルメン」

Superviacarm   男を破滅させる魔性の女。「ファム・ファタール」とは直訳すると「運命の女」という意味だが、文学におけるファム・ファタールは、アベ・プレヴォーによって1731年に発表された「マノン・レスコー」である。しかし1845年にフランスの作家メリメが発表した「カルメン」が歌劇となり、最も魔性の女を代表するヒロインとなる。世界中でこの100年間、歌劇、ミュージカル、映画などあらゆるジャンルで最も数多く演じられたヒロインは「カルメン」をおいて他にない。「粋な姿の小柄で、情恣的な大きい目に、ときには凶暴な色をたたえる」ジプシー女とメリメの小説には描かれる。第一次世界大戦中、国際的に有名になったのはコンチーヌ・スペルビア(1895-1936)だった。愛らしい丸顔、コケティッシュな演技力と今日でもファンが多い。

Annex2020hayworth20rita20loves20of2   サイレント映画ではジェラルディン・ファラー、セダ・バラ、エドナ・パーヴァイアンス、ポーラ・ネグり、ラケル・メレ、ドロレス・デル・リオがある。トーキーになってマルグリット・ナマラ、インペリオ・アルヘンティーナ、ヴィヴィアンヌ・ロマンス、リタ・ヘイワース(画像)、マルーシュカ・デートメルス、ラウラ・デル・ソル、ジュリア・ミゲネス・ジョンソン、アグネス・バルソアなどの女優たちが妖艶さを競った。

Carmenjonesdorothydandridge1954    カルメン女優史でアカデミー賞にノミネートされた女優がいる。ドロシー・ダンドリッジ(1922-1965)は「カルメン」(1954)で注目されたが、当時ハリウッドは黒人差別が強く残っていた。オードリー・ヘプバーン、グレース・ケリーがアカデミー賞を獲得する。ドロシーはイタリア映画に出演したり、クラブ歌手となるも次第に生活が苦しくなり、貧困のうちに1965年、安アパートで孤独死する。ハリー・ベリーは「アカデミー栄光と悲劇」(1999)でドロシーを演じた。最近のカルメン女優は、パス・ヴェガ。

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グラディス・スウォーザウト ジュラルディン・ファーラー            

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セダ・バラ 1915        ヴィヴィアーヌ・ロマンス  

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 クリスタ・ルートヴィヒ     レジーナ・レズニック  

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 ジュリエッタ・シミオナート  
 ポーラ・ネグリ 1918 

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ドロレス・デル・リオ 1927   ジェニー・トゥーレル

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ラウラ・デル・ソル 1983     パス・ヴェガ 2003 

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マルグリット・ナマラ 1932 ユッタ・レフカ 1967
 

2018年2月10日 (土)

クロエ・モレッツを知っていますか?

   本日はクロエ・モレッツの誕生日。いま世界中でトップクラスの人気がある注目の若手女優さん。1997年2月10日、ジョージア州アトランタ生れ。身長163㎝。21歳。芳根京子、小柴風花、杉咲花と同じ年。父は医者で母は看護士。兄が4人いて、その中の一人トレヴァー・デューク・モレッツが演劇学校に合格した時に、母や兄と共にニューヨークに移る。7歳のとき映画「悪魔の棲む家」に少女チェルシー役で出演。最初は少女モデルをしていたが、2010年の「キック・アス」で演じたヒット・ガール役が評判を呼び、一躍注目の少女スターとなった。「キャリー」(2013)や「フィフス・ウェイブ」(2016)で人気ナンバーワンとなる。正式名はクロエ・グレース・モレッツだが、最近はミドルネームのグレースを外した名前でクレジットされる。米国の映画サイトTCカレンダー「2015年世界で最も美しい顔」で7位に選出されている。対抗馬はアビゲイル・ブレスリン。1996年生まれでうもすぐ22歳。アールルド・シュワルツェネッガーと「マギー」(2015)で共演した。Chole Grace Moretz,Hit Girl

2018年1月12日 (金)

容姿劣化は自然の摂理

    松田聖子が紅白歌合戦で「新しい明日」を披露したが、急に老けたという声がネットで見られる。なるほどアイドル時代のような細くて甘いキャンディボイスではなくて、顔はたるみ張りが無くなった。でも55歳という年齢を考えると自然な年の取り方だとおもうのだが。中山美穂も「平成細雪」で和服を着て貫禄十分ながら、アイドル時代のミポリンのチャーミングさは消えた。もっと視聴者を驚かせたのは裕木奈江。民放ドラマ23年ぶりというが、「ポケベルは鳴らなくて」の不思議少女の面影は消えて、人生に疲れた表情が切ない。容姿の変化は女性だけではない。SMAP解散後の木村拓哉は俳優専業となって「BG 身辺警護」では大きく容貌が変わった。かつて大女優の田中絹代もメディアから「老醜」と評されたことがあった。おきゃんで可憐な娘役を期待していたオールドファンもやがて老婆役の田中絹代に慣れてきて、彼女は生涯現役で大女優の道を歩むことができた。女は中年以降が勝負かもしれない。

2017年12月27日 (水)

世界美女探訪

 「世界で最も美しい顔100人」ランキング。リザ・ソベラーノ(フィリピン)、ティラーヌ・ブロンド(フランス)、ツウィ(TWICE、台湾)、サラ・ガドン(カナダ)、ナナ(AFTERSCHOOL、韓国)。 ハリウッドや英国は敗退。「シンデレラ」や「戦争と平和」でナターシャを演じたリリー・ジェームズは日本人の目からみると驚くほどの美人ではなかった。「シンデレラ」旧作ジェマ・クレーブンのほうが美しかったし、ナターシャはやはりオードリー・ヘップバーンのほうが美しい。エマ・ワトソン主演の「美女と野獣」が公開されたが、やはり正統派の美人女優という感じではない。歴史的にみれば映画女優ではグレタ・ガルボがいちばんだろう。今年のPeople誌が発表した「世界で最も美しい女性」はジュリア・ロバーツ。「プリティ・ウーマン」でブレイクしたジュリアは五度目の受賞でもう49歳。日本人の好みの顔ではない。映画黄金時代、美人女優といえばエリザベス・テーラー、グレース・ケリー、ジーナ・ロロブリジーダ、ダニエル・ダリュー、ロッサナ・ボデスタなど錚々たる美女がいた。現在、最も美しい女優は誰なのだろうか?美はあくまで主観的なものであるがTC Candlerが選んだ「最も美しい顔」2016年第2位リザ・ソベラーノは現在18歳のフィリピン女優。インドのプリヤンカー・チョープラ―。では日本で美人といえば誰?松嶋菜々子(43歳)主演ドラマ「女の勲章」がそれぞれ8.1%、6.2%と低調に終わった。鈴木京香(48歳)や中山美穂(47歳)も美人枠でのドラマ出演は厳しいものがある。女性の美しさはアラフォーが限界かな。いま旬の女優といえば有村架純や松岡茉優、それに続いて土屋太鳳や広瀬すず(18歳)を筆頭に杉咲花(19歳)、平祐奈(18歳)、葵わかな(18歳)など小柄な女性が多い。なかでも気になるのが広瀬すず。静岡市生まれの18歳。2013年ドラマ「幽かな彼女」でデビュー、同年「謝罪の王様」で映画デビュー、翌年オムニバス「放課後たち ロリータなんて」に出演。すずが演じるのは大学生の涼太に淡い想いを寄せる女子中学生。無名のころスターレット時代の初々しさとレア感を見ることができる。大きな瞳、ボブの髪型、太い足、彼女の魅力はデビュー時と現在とあまりかわらない。「世界で最も美しい顔100人」では石原さとみ、小松菜奈をおさえて、TWICEのサナが日本人でトップ。中国の龍夢柔栗子はガッキーにそっくり。世界は広い。

2017年9月14日 (木)

ピエトロ・ジェルミ

Photoledisquerougeilferroviere19554   1914年のこの日、イタリアのジェノヴァで映画監督ピエトロ・ジェルミは生まれた。彼の代表作は「鉄道員」「刑事」「誘惑されて棄てられて」など。美しい新人女優を発掘することが得意だった。シルヴァ・コシナ、クラウディア・カルディナ―レ、ステファニア・サンドレッリ。なかでもマイ・ベストは「鉄道員」のシルヴァ・コシナ。1933年、クロアチア・ザグレブの生れで、本名はシルヴァ・コシュチナ。1944年、イタリア人と結婚していた姉を訪ねて渡伊し、その後イタリアで高校を卒業してナポリ大学医学部に入学した。1952年にミス・ダ・タッパの栄冠に輝き、1954年イタリア一周自転車レースの優勝者に花束を渡す役を務め、その容姿が注目を集めて映画界入りする。1956年にピエトロ・ジェルミ監督の「鉄道員」の長女ジュリア役に抜擢され、国際的にその名が知られるようになる。1994年、乳がんのため、ローマで死去。61歳だった。オードリー・ヘプバーンより4歳年下で、ほぼ同時代の国際派女優だった。(9月14日)

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2017年9月12日 (火)

チャングムとサイムダン

    イ・ヨンエは透明感のある洗練された美しさで韓国映画界を代表する国民的女優といえる。その正統派としての存在は日本の吉永小百合に比されることがある。だが清純ではあるがどこか不可解で近寄りがたい存在であり、かつてはそれが演技の幅を狭めていた。ドラマ「パパ」や「ドクターズ」の女医ミンジュなどは都会派の知的なキャリア志向の女性で、身勝手で現実味がなく、大衆の共感できないものがあった。あの大ヒットした「JSA」でさえ、彼女に求められたのはクールな美しさであった。本当の意味で女優として開眼したのは「春の日は過ぎゆく」「ラスト・プレゼント」あたりからであろう。「宮廷女官チャングムの誓い」でアジア諸国でも最も愛される女優となったが、その後、結婚・出産し、長い沈黙が続いた。2016年ドラマに復帰、「師任堂 色の日記」ではとても46歳とは思えない美貌で大女優の貫禄すらみせている。ところでチャングムとサイムダンは共に16世紀前半の中宗(在位1506-1544)時代の実在の人物だそうである。

2017年8月28日 (月)

フランス女優史

Quatorzejuillet_342926_22002  ヌーヴェル・バーグの監督に愛された仏女優ジャンヌ・モローが死去。89歳だった。ミレイユ・ダルクが28日、パリの自宅で死去、79歳。カトリーヌ・ドヌーブが仏映画祭で来日NHKごごナマ「生出演」。御年73歳ながらその美貌はいまも健在なり‼。新作「ルージュの手紙」。

   日本で最初に人気がでたフランス女優といえば「巴里祭」(33)のアナベラ(画像 1910-1996)だろうか。花売娘というイメージがあるが、米俳優タイロン・パワーと離婚後のことは詳しくは知らない。アナベラ以前に、もちろん無声映画時代サラ・ベルナールやミスタンゲットという大スターがいた。その後、フランソワーズ・ロゼー(外人部隊、ミモザ館)、アルレッティ(天井桟敷の人々)、マリー・ベル、ミシェル・モルガン(霧の波止場)、ダニエル・ダリュー(うたかたの恋)、リリー・パーマー。エドウィージュ・フイエール、ヴィヴィアンヌ・ロマンス、マドレーヌ・ロバンソンなどが出現、フランス映画の黄金期であった。戦後はシモーヌ・シニョレとジャンヌ・モローが代表だろう。ミシュリーヌ・プレール、アヌーク・エーメなどもいるが、やはりブリジッド・バルドーの出現は映画史上画期的なものであった。バルドーのような小悪魔として、カトリーヌ・スパーク、ミレーヌ・ドモンジョ、パスカル・プティ、カトリーヌ・ドヌーブ、ナタリー・ドロン、ミレーユ・ダルク、ドミニク・サンダが登場した。現代フランスを代表する映画女優はカトリーヌ・フロ、ソフィー・マルソー、イレーヌ・ジャコブ、イザベル・アジャーニ、エマニュエル・ベアール、オドレー・トトゥー、ジュリエット・ビノシュ、マリオン・コティヤール、ヴァネッサ・パラディ、エヴァ・グリーン、ルー・ドゥ・ラージュと個性的な女優が出現している。(Anabell)

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