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2018年12月19日 (水)

どこまで続くブサカワブーム

 朝ドラ「まんぷく」で毎回、塩軍団たちが「タカちゃんは美人か否か?」という奇妙な論争が繰り広げられている。たしかに女優岸井ゆきのの容姿はビミョーだ。AKBの指原莉乃が渡辺麻友を7万票の大差をつけて一位を獲得したときも同様の疑問が噴出した。愛らしい容姿の麻友が見た目ではさほどかわいくない莉乃になぜ苦杯の涙をのんだのか。いま若者たちを支配しているブサカワブームのためではないだろうか。不細工と可愛いの組み合わせた語で、「ブサかわいい」とも表現される。美人とは評しがたい容姿ながら、どこか愛らしさを感じて、心惹かれる、そんようなタイプをいうらしい。ブサカワランキングというのがある。ダントツの1位は「いきものかがり」の吉岡聖恵。明るく元気で真っすぐな聖恵ちゃんは、鼻ぺちゃだってだってお気に入り。

   NHKはブサカワがお気に入りのようで、「とと姉ちゃん」のヒロイン高畑充希、相楽樹も顔立ちはビミョーである。10月からの朝ドラ「べっぴんさん」のヒロイン芳根京子はすでに表高でお馴染みで、美人というよりも完全なブサカワ派。だがブサカワの代表的な女優は多部未華子であろう。「ドS刑事」「デカワンコ」「あやしい彼女」でみせる変幻自在な顔面芸は「変顔の多部」といわれる。そのほか最近売れている蓮佛美沙子や松岡茉優も雰囲気美人の役所ながら本質的にブサカワ派である。ほかに田畑智子、木南晴香、aiko、峯岸みなみなどもブサカワ派。正統派美人、北川景子、武井咲、佐々木希、桐谷美玲など美しく整った顔立ちは逆に性格が悪そうに取られる時代となっている。だがこのブサカワブームもいつか飽きられるのではないだろうか。

2018年12月16日 (日)

チャングムとサイムダン

    イ・ヨンエは透明感のある洗練された美しさで韓国映画界を代表する国民的女優といえる。その正統派としての存在は日本の吉永小百合に比されることがある。だが清純ではあるがどこか不可解で近寄りがたい存在であり、かつてはそれが演技の幅を狭めていた。ドラマ「パパ」や「ドクターズ」の女医ミンジュなどは都会派の知的なキャリア志向の女性で、身勝手で現実味がなく、大衆の共感できないものがあった。あの大ヒットした「JSA」でさえ、彼女に求められたのはクールな美しさであった。本当の意味で女優として開眼したのは「春の日は過ぎゆく」「ラスト・プレゼント」あたりからであろう。「宮廷女官チャングムの誓い」でアジア諸国でも最も愛される女優となったが、その後、結婚・出産し、長い沈黙が続いた。2016年ドラマに復帰、「師任堂 色の日記」ではとても46歳とは思えない美貌で大女優の貫禄すらみせている。ところでチャングムとサイムダンは共に16世紀前半の中宗(在位1506-1544)時代の実在の人物だそうである。ただしチャングムは「朝鮮王朝実録」の中宗実録の項で「長今」と「大長今」という単語が13ヵ所あるだけで、ドラマは物語を膨らませて創作しているようだ。

2018年12月 7日 (金)

ふたりのジーン・ミューア

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ジーン・ミューア 女優    デザイナー

    ジョージ・シーガルという名前は俳優とポップ・アートの彫刻家がいる。同姓同名には混同がつきもの。ジョー・コールはサッカー選手と俳優がいる。女優のジーン・ミューア(1911-1996)にもイギリスのデザイナー、ジーン・ミューア(1928-1995)がいる。ほとんど同時期に活躍している。ジーン・ミューアは1930年代から1940年代にかけてワーナー・ブラザーズの人気女優だったので、デザイナーがその名前を利用したのかもしれない。( Jean Muir,Gerge Segal )

2018年12月 1日 (土)

宇治原はスカーレット・ヨハンソンを知らなかった

   クイズ番組Qさまの常連タレント、ロザン宇治原がある有名人の写真を見て「こいつ誰や?」とつぶやく。宇治原は外国スターはあまり知らないらしい。金髪の女性は米女優のスカーレット・ヨハンソン。米国人がこの番組を観たら驚き呆れるだろう。Forbes誌で「2018年世界で最も稼いだ女優」ランキングで第一位だ。これまで「真珠の耳飾りの少女」「理想の女」最近では「アドベンチャー」シリーズのブラック・ウィドウ役が有名だ。2016年からラックスCMに出演しているので映画館へ行かない日本人でもお茶の間のTVで一度は見たことがあるはずだ。 それにしても大女優のスカーレット・ヨハンソンが日本での認知度が低いのは不思議だ。

2018年9月14日 (金)

ピエトロ・ジェルミ

Photoledisquerougeilferroviere19554   1914年のこの日、イタリアのジェノヴァで映画監督ピエトロ・ジェルミは生まれた。彼の代表作は「鉄道員」「刑事」「誘惑されて棄てられて」など。美しい新人女優を発掘することが得意だった。シルヴァ・コシナ、クラウディア・カルディナ―レ、ステファニア・サンドレッリ。なかでもマイ・ベストは「鉄道員」のシルヴァ・コシナ。1933年、クロアチア・ザグレブの生れで、本名はシルヴァ・コシュチナ。1944年、イタリア人と結婚していた姉を訪ねて渡伊し、その後イタリアで高校を卒業してナポリ大学医学部に入学した。1952年にミス・ダ・タッパの栄冠に輝き、1954年イタリア一周自転車レースの優勝者に花束を渡す役を務め、その容姿が注目を集めて映画界入りする。1956年にピエトロ・ジェルミ監督の「鉄道員」の長女ジュリア役に抜擢され、国際的にその名が知られるようになる。1994年、乳がんのため、ローマで死去。61歳だった。オードリー・ヘプバーンより4歳年下で、ほぼ同時代の国際派女優だった。(9月14日)

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2018年5月18日 (金)

ファニイ・フェイス岸井ゆきの

   ファニー・フェイスとは「おかしな顔」。美人といわけではないが、個性的で魅力ある顔立ち。オードリー・ヘプバーン主演の「パリの恋人」(1957年)で流行語になった。当時はパスカル・ブチやミレーユ・ダルクなど仏女優がそう呼ばれた。日本では若林映子や加賀まりこ、そしてこの尺度を限りなく通俗化して登場したのが研ナオコである。最近人気急上昇の永野芽郁(半分、青い)や岸井ゆきの(モンテクリスト伯)らはファニー・フェイスに分類されるだろう。

2018年4月30日 (月)

女優は歌う

   女優が映画の中で歌うのは、ドロレス・デル・リオの「ラモナ」(1928)やマレーネ・デートリッヒの「嘆きの天使」(1930)以来めずらしいことではない。1931年「会議は踊る」でリリアン・ハーヴェイが歌った「唯一度だけ」は世界中で大流行した。ジャネット・マクドナルドの「恋人よ我に帰れ」(ニュー・ムーン)もジャズのスタンダードになった。30年代活躍したアイリーン・ダンも歌手としてスタートしている。1946年にはリタ・ヘイワ―スが「ギルダ」で歌い、50年代になるとマリリン・モンローは「帰らざる河」ほか何本も劇中で歌うシーンがある。モーリン・オハラ(ジョン・フォード監督作品やジョン・ウエインの西部劇に出演)はウエールズやアイルランド民謡などをさらりと歌い、歌手としても活躍した。ブリジッド・バルドーやクラウディア・カルディナ―レも映画のシーンで歌った。60年代から70年代にかけてはアン・マーグレットやバーバラ・ストライザンドなどミュージカル・スターも現れた。80年代には1982年フィービー・ケイツが「パラダイス」で歌う。近年「レ・ミゼラブル」のアン・ハサウェーや「美女と野獣」のエマ・ワトソンの歌唱力が話題となった。近年女優のもう一つの才能として歌唱力が問われることが多い。韓国でも人気女優キム・ソヒョン(17歳)新ドラマ「戦おう、幽霊」(2016)の中で「Dream」を歌う。

  わが国では大正6年(1917)芸術座「生ける屍」で松井須磨子が劇中歌「今度生まれたら」(北原白秋作詞、中山晋平作曲)が歌う女優第1号である。映画界では1930年代トーキーの時代になると歌う女優が注目された。ポーラ・ネグリ「夜のタンゴ」(1937)などなど大女優は歌っている。歌う女優№1はジュディ・ガーランド。近頃の日本の女優さんはあまり歌わない傾向にある。堀北真希主演の映画「麦子さんと」は死別した母の故郷でその青春の足跡を追う、親子愛を描いた作品で佳作であったが、残念なことに堀北が歌唱力不足のため自身で「赤いスイートピー」を歌う場面がなかった。

191312    日本映画界で歌う女優としては高峰三枝子、高峰秀子、田中絹代、美空ひばり、奈良光枝、朝丘雪路、浅丘ルリ子、吉永小百合、倍賞千恵子、由美かおる、山口百恵、桜田淳子、薬師丸ひろ子、原田知世などがいる。最近の女優さんはおおむね歌いたがらない傾向にある。だが2016年橋本環奈が映画「セーラー服と機関銃 卒業」でソロデビューする。橋本は福岡のローカル女性アイドルグループの一員。2013年5月「博多のタケ」さんというアイドルを追っかけているブロガーが彼女の歌って踊る写真をネットに投稿したところ「天使すぎる」と話題になり、「千年に1人の逸材」として注目を集めた。「動きのあるステージ中は、こちらに顔を向いてもどうしても目を瞑ったり失敗写真が多くなるのですが、彼女の場合はそれがほとんどありません。ダンス中の表情は常に変化し、見られる、撮られる事を意識しているのでベストショットがすごく撮りやすい」とタケさんは語る。土屋太鳳もアニメ「フェリシーと夢のトウシューズ」の主題歌を初挑戦。

「あの女優も歌っていた年表」

42mikan   「歌は三分間のドラマ」というが、女優が歌うと説得力がありヒットする確率は数パーセントは高くなる。1960年代の青春歌謡ブームのなかで吉永小百合と本間千代子らが競うように歌っていた。最近では、大竹しのぶが舞台で「愛の讃歌」などを歌っているが、全体としては歌唱力のある女優は少なくなった。歌手から女優へというパターンもある。永作博美は成功例。ドラマ「校閲ガール」にファッション誌の編集長役で80年代「みっちょん」の愛称で人気あった芳本美代子が出演している。

轟夕起子「お使ひは自転車に乗って」 1943
十朱幸代「いたずら恋の風」 1961
吉永小百合「寒い朝」 1962
倍賞千恵子「下町の太陽」 1962
本間千代子「愛しあうには早すぎて」 1964
西尾三枝子「スカーレットの花」 1965
高田美和「アキとマキ」 1966
和泉雅子「二人の銀座」 1966
内藤洋子「白馬のルンナ」 1967
由美かおる「みんなあげましょう」 1967
扇ひろこ「新宿ブルース」 1967
藤純子「緋牡丹博徒」 1968
朝丘雪路「雨がやんだら」 1970
岡崎友紀「私は忘れない」 1970
渥美マリ「可愛い悪魔」 1970
関根恵子「愛の出発」 1970
梶芽衣子「怨み節」 1972
坂口良子「あこがれ」 1972
Img_789504_39219346_0 野際陽子「非情のライセンス」 1973
桃井かおり「六本木心中」 1973
大竹しのぶ「みかん」 1976
十朱幸代「セイタカアワダチ草」 1977
伊藤かずえ「ひとりぽっちの村祭り」 1978
竹下景子「結婚してもいいですか」 1978
松坂慶子「愛の水中花」 1979
大空真弓・若原一郎「愛しているかい」 1979
薬師丸ひろ子「セーラー服と機関銃」 1981
杉田かおる「鳥の詩」 1981
川上麻衣子「白夜の世代」 1981
桃井かおり「ねじれたハート」 1982
安田成美「風の谷のナウシカ」 1983
伊藤麻衣子「微熱かナ」 1983
荻野目慶子「愛のオーロラ」 1983
富田靖子「オレンジ色の絵葉書」 1983
沢口靖子「潮騒の詩」(刑事物語3) 1984
安田成美「風の谷のナウシカ」 1984
斉藤由貴「卒業」 1985
高岡早紀「真夜中のサブリナ」 1988
深津絵里「マリオネット・ブルー」 1988
裕木奈江「硝子のピノキオ」 1990
観月ありさ「伝説の少女」 1991
篠原涼子「恋しさとせつなさと心強さと」 1994
坂井真紀「太陽が教えてくれる」 1993
永作博美「My Home Town」 1993
奥菜恵「この悲しみを乗り越えて」 1995
中谷美紀「砂の果実」 1997
松たか子「明日、春が来たら」 1997
広末涼子「MajiでKoiする5秒前」 1997
満島ひかり「パラシューター」 1997
木村佳乃「イルカの夏」 1998
深田恭子「最後の果実」 1999
柴咲コウ「月のしずく」 2003
上戸彩「愛のために」 2004
国仲涼子「琉球ムーン」 2004
福田沙紀「アタック№1」 2005
沢尻エリカ「タイヨウのうた」 2006
長澤まさみ「セーラー服と機関銃」 2006
綾瀬はるか「ピリオド」 2006
松下奈緒「Moonshine 月明かり」 2007
新垣結衣「赤い糸」 2008
宮崎あおい「ソラニン」 2010
上野樹里「えがおのはな」 2010
北乃きい「サクラサク」 2010
川島海荷「MajiでKoiする5秒前」 2010
真木よう子「星影の小径」 2011
武井咲「恋スルキモチ」 2011
剛力彩芽「友達より大事な人」 2013
瀧本美織(LAGOON)「君の待つ世界」 2015
橋本環奈「セーラー服と機関銃」 2016
上白石萌音「なんでもないや」 2016
門脇麦「REBORN」 2017

2018年4月 1日 (日)

あの娘はもういない「スーザン・オリバー」

Susanolivergallery   「逃亡者」(1963年版)にはいくつか2話連続の物語がある。「さよならはいや」もその一つ。ロサンゼルス近郊の港町。ヨット工房で働くキンブル。そこでカレン(スーザン・オリバー)と恋仲になる。ロバート・デュバルはキンブルを怪しげな男とにらんでいる。カレンはヨットレースに出て、そのまま二人でメキシコに逃走する計画を立てる。だがジェラード警部はマッチの捨てかすから工房の場所をつきとめる。

    一緒にヨットを操縦する元気な女優さん。スーザン・オリバー(1932-1990)は「インベーダー」「ルート66」「宇宙大作戦」など多くのTV出演し、アメリカでは誰でも知っている人気女優だった。実は若い頃、日本で育った。戦後、昭和23年から24年ごろ東京の学校に通っていた。日本語が上手で日本文化に興味を持った。16歳の少女スーザンの目には戦後日本がどのように映ったのだろうか。活動的でパイロットの資格もあり、ニューヨーク・モスクワ間を単独飛行しようとした話も伝わる。もっと日本で人気がでてもいい女優さんだった。ヨット工房の職人ロバート・デュヴァルは当時32歳だった既にハゲている。のちアカデミー賞常連の名優になるとは誰が予測しただろうか。(Suzan Oliver)

 

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   代表作は「バタフィールド8」「ハートでキッス」「マードックの拳銃」「底抜け00の男」「底抜け再就職も楽じゃない」など。

2018年3月21日 (水)

ファーストレディ

   佐川氏の国会喚問が27日に行われる。首相の関与や官僚の忖度の有無が焦点となる。今後さらに安倍昭恵夫人の喚問が行われ、事態が進展し大きな政局の動きとなるかもしれない。これまで日本の歴史では総理夫人の活動はほとんどメディアの注目するところではなかった。安倍昭恵さんの頃から海外の例に倣い「ファーストレディ」と呼ばれることもある。女性が輝く時代となったということなのだろうか。さてご本家アメリカ合衆国では現職のファーストレディ、メラニア・トランプはたえずメディアの注目を浴びている。ヒラリー・クリントン、ジャクリーン・ケネディ・オナシス、エレノア・ルーズベルトも活動的なファーストレディとして知られた。初代ファースト・レディのマーサ・ワシントンや第2代大統領ジョン・アダムズの夫人アビゲイル・アダムズもよく知られている。

2018年3月11日 (日)

サリー・フィールド

M2okwliqcwpdypdnusczakg  「プレイス・イン・ザ・ハート」(1984)テキサスに暮らす主婦が夫を殺されて、その日から一家の柱として生きていく姿を明るく描く。サリー・フィールドが好演。「大西部への道」(1967)はカーク・ダグラス、リチャード・ウィードマーク、ロバート・ミッチャムと3大スターが共演するも、やや全盛期を過ぎた観あり。若い娘が妊娠するも、男は絞首刑となり、別の若者と結ばれるという話がメインになる。元気娘がサリー・フィールド。当時21歳。TV「いたずら天使」でティーンの人気者で映画デビュー作。「ノーマ・レイ」「プレイス・イン・ザ・ハート」で2度のアカデミー主演女優賞を受賞しているが、なぜか日本では爆発的な人気がなかった。キュートで可愛いアイドル時代を知られていないせいか、「ノーマ・レイ」の勝気な演技派女優、バート・レイノルズとの関係などがマイナスに作用したのだろう。かつてのアイドルも71歳のおばあさんになったが、やはり彼女の出演している映画は安心してみれる。

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