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2019年3月 7日 (木)

世界の国花あれこれ

Takenohana
 タケの花、金糸竹(キンシチク
)

  世界の国々には気候風土の違いから、それぞれの愛される花があります。寒い国のイメージがあるロシアだがヒマワリが国花です。ロシアでは食用や油糧として栽培されているとか。そういえば映画「ひまわり」のラストシーンの広大なひまわり畑が印象的ですね。イギリスはドッグ・ローズ(ドッグとは野生の意)、フランスはユリとアイリス(あるいはスズラン)、オランダはチューリップ、スイスはエーデルワイスとアルペンローゼ、ドイツはヤグルマギク、イタリアはデージー(ヒナギク)、ギリシアはニオイスミレ、オリーブ(準国花)。アメリカは国花はなく、州花がある。イギリスのバラは皇室の紋章などによく使われが、イギリス全体では、イングランドのバラ、スコットランドのアザミ、北アイルランドのシロツメグサ、ウェールズのニラ(:現在はラッパスイセン)がそれぞれの表象になっている。

    日本はサクラとキク、中国はウメとボタン、韓国はムクゲ。ではベトナムは?。なんとタケなんです。タケには花があるのだろうか。東南アジア諸国はジャングルが多いので樹木を国家とするところもある。竹の花は開花は45年、60年、120年ごとと周期が長いため、珍しい。画像は豊橋の植物園の「金糸竹(キンシチク)」

    世界の国花

アルゼンチン   オンブ
アイルランド    シャムロック
イスラエル     オリーブ
インド        ケシ
インドネシア   マツリカ(メラチ)
ウルグアイ    エリスリナ(セイボ)
オーストラリア  フサアカシア
カナダ       サトウカエデ
グアテマラ     ミツビシラン
コロンビア     カトレア
スリランカ     ハス
チリ         ツバキカズラ
北朝鮮       スモモ
デンマーク   アカツメグサ
ドミニカ     マホガニー
ニュージーランド コーワイ
ビルマ      サラソウジュ
フィリピン    マツリカ
ブラジル     アサヒラン
ペルー      ヒマワリ
ボリビア     ハナシノブ
ポルトガル    ラベンダー
南アフリカ共和国 ブロテア
メキシコ      ダリア
レバノン      レバノンスギ
ロシア      ヒマワリ カミツレ

2019年2月 2日 (土)

切花20種

   草花にはいろいろな種類があるが、花屋さんで売られている花の名前くらいは覚えておきたいものだ。キク、カーネーション、バラ、ガーベラ、ゆり、スターチス、トルコギキョウ、カスミソウ、りんどう、チューリップ、アルストロメリア、ダリア、ラナンキュラス、シャクヤク、スイセン、パンジー、フリージア、ネモフィラ、ベゴニア、アマリリス、カトレア、コチョウラン。

2018年3月20日 (火)

17世紀オランダを揺るがした魅惑の花チューリップ

Img
フランクフルトで出版された商品カタログ「花譜」(1612年)

 チューリップの魅力は花姿や花色に富んだ数多くの園芸品種があることで、園芸品種は約5000ある。原種は約150種といわれ、その約4割が天山山脈の西側からパミール高原の山岳地帯を原産地とする。そして北はシベリア、東は中国へ、南はカシミールやインド、西へはコーカサス地方へと伝播した。ここからトルコやバルカン半島へ、さらに16世紀末には人の手によってヨーロッパにもち込まれた。

   まだヨーロッパでチューリップが知られていなかった16世紀ころのお話。あるイギリスの園芸研究家がトルコに赴いた時、「この花は何か」と聞いたところ、現地のトルコ語ではラーレと言うのだが、形を聞かれたと勘違いした現地人が「この花の形は頭巾の形をしたトルコ帽(チューリパン)に似ている」との意味で、「チューリパン」と紹介した。これがこの花の名前として、世界中に広まったのである。

  チューリップは変種が生まれやすいために、変わった花を咲かせるチューリップの球根に運良く当たれば、大儲けができた。とくにオランダを中心にして多量に栽培され品種改良された。ライデン大学初代植物学教授カロルス・クルシウス(1526-1609)は、大学の植物園での栽培に成功した。チューリップはたちまちヨーロッパ各国に伝わり、貴族や大商人の間で流行した。やがて球根の先物取引が始まり、1633年には投機ブームとなり、1637年2月、ついに恐慌を引き起こし、球根は暴落した。契約の履行は不可能になり、破産者続出は必死となったが、オランダ政府の介入により取引高の5~10%支払いのみですべて清算され、破局は回避された。この恐慌は、生産の拡張に基づかない前資本主義恐慌の代表的な実例といわれている。

    このような17世紀のチューリップ狂時代を風刺した小説にデュマの『黒いチューリップ』(1850年)がある。青年コルネリウスは黒いチューリップの栽培に成功するが、彼を妬んだボクステルの陰謀により投獄される。牢屋番の娘との恋がうまれ意外な展開の喜劇小説に仕上がっている。黒いチューリップは実際に存在するのだろうか。19世紀半ば頃まで育種家は、黒、緑、青花のチューリップを作出することが長年の夢だった。しかし1891年に、「ラ・チューリップ・ノアール」という黒色品種がついに登場した。さらに1944年、より黒み帯びた「クインオブナイト」が作出され、架空の物語が現実となった。緑色は、花弁に緑色の筋が入るヴィリディフローラ系があり、「アルバ・コエルレア・オクラータ」と呼ばれる「青いチューリップ」も近年登場している。現在、単色で黒、緑、青のチューリップが育種家により追求されている。(世界史こぼれ話)

2017年9月24日 (日)

ヒガンバナ

 道ばたやきょろりとしたる曼殊沙花

                                       子規

 日本では秋の花として親しまれている彼岸花。「リコリス」「曼殊沙華」「地獄花」「幽霊花」「死人花(しびとばな)」などいくつも別名がある。遠い昔、大陸から渡ってきたヒガンバナは、いまも各地に群生し、日本の秋を彩る。種子のできないこの植物がなぜ広がったのか。稲作の伝来時に土と共に鱗茎が混入してきて広まったといわれているが、モグラや野ネズミなど土に穴を掘る小動物を避けるために有毒な鱗茎をあえて持ち込み田を守ったと考えられる。

2016年4月22日 (金)

「ブス」とはトリカブトの毒のこと

Aconitum_napellus   むかし不美人のことを「附子(ぶす)」と呼んでいた。それはトリカブトの毒のことで、この毒が傷口に入ると、感情や思考力が停止し、まったく無表情になってしまう。そこで、この無表情になった状態のことを「ブスだ」といい、転じて、表情のない人、美しくない人のことを、「ブス」と呼ぶようになった。トリカブトはキンボウゲ科の多年草。秋には紫碧色の美しい花が咲く。英名はモンクスフード。その毒はむかしから知られており、アイヌは矢にこの根の汁を塗ってクマ狩りに用いたという。1991年夏、トリカブトの毒を使った保険金殺人事件がワイドショーを賑わしていた。ドラマ「トリカブト殺人事件、疑惑の女」はこの事件をモデルに犯人を女性に置き換えている。フリーライターのマリー(早見優)は、石垣島を取材中に、釣り客の神木の突然の死に遭遇した。夫の死を聞きかけつけた妻・涼子(増田恵子)が、神木の弟から、飲ませていたカプセルが原因ではないかと責められているのを目撃した。涼子は神木との結婚が3度目だったが、3人の夫はいずれも病死で、3人とも涼子の勧めで薬を飲んでいたことが分かった。また涼子が神木に多額の保険金を掛けていたことも判明し、疑惑が深まっていく。実際のトリカブト事件は有罪が確定しているが、当時は係争中であったので、ドラマは疑惑のままで終わっている。神谷にトリカブトの鉢を販売した植物商の証言や大量のフグを購入していたところを目撃した情報もあり、状況証拠の積み重ねにより有罪となった。トリカブトは即効性であるが、フグの毒を混ぜることにより、時間を遅らせることができるという。これによって神谷のアリバイが崩れたといわれるが、まるで推理小説より奇怪な事件である。(monkshood)

2016年2月26日 (金)

かんたんスウェーデン語単語集

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 ドイツスズラン       セイヨウトネリコ

    スウェーデンはほとんどが北ゲルマン系に属するスウェーデン人(85%)で、世界でもっとも均一性が高い国家の一つである。他の民族としてはフィンランド人(5%)、アッシリア人、サーミ人(ラップ族)、移民や難民が少しいる。国花は特別定まっていないが、 ドイツスズランとセイヨウトネリコが国花とされる。北海道のスズランより、葉が大きくて艶がある。花は白が基本で、淡いピンクもある。セイヨウトネリコはヨーロッパに生息する落葉高木。木材は家具、スキー、野球のバットに使われる。学名「Fraxinus」は「折れる」を意味するラテン語。スウェーデンとイギリスとは同じゲルマン系なので、類似性が認められる。

紅茶   te  テー

本    bok  ボーク

りんご apple  エップレ

ライオン lejon  レイオン

家族   familj  ファミリ

父     far    ファール

母    mor  モール

紙    papper  パッペル

                               (Sweden,Sami)

2015年12月 1日 (火)

ハナミズキ

Photo

   近年、街路樹などでよく見かけるようになった花水木。アメリカ原産で、大正初年に渡来し、庭などに植栽された。アメリカヤマボウシともいう。4月から5月、白、淡桃色の四枚の大きな花びらがあざやかである。英語で dogwoodという。17世紀に樹皮の煮汁がイヌの皮膚病治療に使用されたためといわれる。しかし実際に治療薬として使われたのはセイヨウサンシュユと考えられる。

2014年5月16日 (金)

レオンハルト・フックスとフクシア

Fuchsia2   下向きに咲く上品な花姿から「女王様の耳飾り」と呼ばれるアカバナ科の植物フクシア。もともと夏涼しい中南米で生まれた花なので、高温多湿の日本の夏には向かなかったが、今では温室などで育種している。ドイツ人の医者で植物学者のレオンハルト・フックス(1501-1565)にちなんで名付けられた。フックスの著書は50冊を超えるが、その大半は医学書であり、植物の分野では「植物誌」(1542年)で知られる。

Leonhart_fuchs_de_historia_stirpium Lawson

2014年4月28日 (月)

エジプトの国花スイレン

S53_03_2    エジプトの白スイレン。英語で Egyptian White Water Lily。和名は、タイガーロータス、エジプトスイレン、ヨザキスイレン。「エジプト」という地名は古代ギリシア語の「アイギュプトス」に由来する。ただしこのギリシア名は古代エジプト語「ヘト・カー・プタハ」から来たものであろうといわれている。この言葉は「プタハ神の精霊の御邸」を意味し、たびたび首都になった古都メンフィスをさす古代エジプトの地名で、実際には「ヒクプタハ」と発音されたらしく、これがギリシア人により「アイギュプトス」と転音しエジプト全土をさすようになったらしい。

2013年11月 6日 (水)

さざんか

20090531_1201903 Tokyof_1  冬枯れの中に咲いて、ひそやかなうちにも華やぎを感じさせる山茶花(さざんか)。杉本秀太郎は「花ごよみ」という本の中で、「山茶花は、白い花でなくては冬の身が締まらない」と書いている。だが大川栄策の歌「さざんかの宿」には「♪赤く咲いても冬の花」という文句がある。山茶花には白やピンクや赤など様々ある。さざんかの図案の切手にも白と赤がある。

山茶花にあるは霙の降る日かな 河東碧梧桐

雨よりも雨音淋し冬に入る      山内山彦

 明日は立冬。

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