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2023年5月25日 (木)

消えた韓流スター・リュ・シウォン

 日本で韓国ドラマ「冬のソナタ」が放送されて早いもので20年が経つ。今でも韓国ドラマは1日に20本から30本くらいはどこかの局で放送され、韓流ブームは変わらず続いている。だが俳優、歌、カーレースすべてが一流の貴公子、リュ・シウォンは最近あまりメディアで見ることはない。ある番組で「冬ソナ」のミニョン役はペ・ヨンジュンより先にオファーを受けた、と裏話を打ち明けた。相手役のチェ・ジウとは「真実」「美しき日々」と共演が続いたために僕が断った、今から思うと惜しいことをした(笑)と語る。「美しき日々」の挿入歌「約束」は20万枚売れた。カーレースにも出場して好成績を収めている。なぜ人気が凋落したのか。2010年に結婚したが、4年後、泥沼の離婚訴訟となり敗訴したことがあるかもしれない。しかし日本にはファンクラブもあり根強い人気があるようだ。2008年には2日間で合計7万人を動員し、韓流アーティスト初となる東京ドーム公演を成功させた人気者である。元祖韓流スターの復活が望まれる。

2022年12月19日 (月)

ユン・ポンギル処刑される

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File1238   1932年4月29日、上海爆破事件がおこる。上海で行われていた天長節官民合同祝賀会で、突然壇上の後ろから手榴弾が投げられた。そのため壇上に並んでいた上海派遣軍司令官白川義則大将、第三艦隊司令長官野村中将、駐華公使重光葵らが倒れ、白川大将は重傷を負って入院、5月26日に死亡した。重光は片足を失い、野村は負傷した。犯人は朝鮮人・尹奉吉(1908-1932)で、日本帝国主義反対のテロ行為だと胸を張り、現場で取り押さえられた。12月19日、金沢で銃殺刑に処せられた。今年4月29日、金沢市で尹奉吉の記念館が開館する。記念事業会側では「上海にも記念館はあるが、尹義士が立ち向かい殉死した日本に記念館ができることは意味がある」と話している。ユン・ポンギルの名前は韓国で小学校で教わり、だれもが知っている抗日の英雄である。日本では歴史専攻の大学生でさえ、その名前を知る人は少ない。

 

 

 

 

2019年6月16日 (日)

新韓流四天王

 2004年ころから韓国ドラマが日本にも流行しだして、とくに人気の高い4人のスターを「韓流四天王」と呼んだ。だがペ・ヨンジュンはパク・スジン、イ・ビョンホンはイ・ミンジョン、チャン・ドンゴンはコ・ソヨン、ウォンビンはイ・ナヨンとそれぞれ結婚した。四天王に続く人気者のクォン・サンウもソン・テヨンと結婚し、40代以上のイケメン俳優で独身貴族はソン・スンホンを残すのみとなった。彼らに続いて、ソ・ジソブ、ヒョンビン、チャン・グンソクなどが登場したが、イ・ジョンソク、イ・ミンホ、キム・スヒョン、キム・ウビンの4人は新韓流四天王と呼ばれる。いま人気のある俳優はソン・ジュンギやパク・ゴボム。ちなみにソン・ジュンギはソン・ヘギョの旦那さん。

2018年10月 4日 (木)

ユ・スンホ

韓国ホラー「ブラインド」を観る。視覚に障害のあるキム・ハヌル。オードリー・ヘップバーンの「暗くなるまで待って」の韓国版。キムを助け事件を解決していく青年が見覚えあり。国民的子役スターのユ・スンホ。「悲しき恋歌」や「太王四神記」の子供時代を演じた。神木隆之介と同じ年。

2018年2月12日 (月)

愛のタリオ

   チョン・ウソン主演の韓国映画「愛のタリオ」。田舎町に小説講座の講師としてやってきた作家のハッキュ。町の少女ドク(イ・ソム)とすぐに男女の関係になるハッキュだが、彼には妻子がおり、セクハラで大学を追われた。やがて大学への復職が決まり、ハッキュはドクを捨てて都会へ戻る。このときドクは妊娠していた。ドクの復讐がはじまる。妻は自殺、娘は売り飛ばされ、ハッキュは失明する。狂気と情念、韓国映画のエロスとパワーが全開している。原作は「沈清伝」という古典を現代風にアレンジたもの。英語題はscarlet innocence、邦題の「愛のタリオ」は秀逸。タリオ(talio)とは古代の刑罰規定の1つで、ハムラビ法典で「目には目を、歯には歯を」とあるように被害者が受けた害を加害者に与えられる制裁権のこと。

 

 

2016年10月25日 (火)

山崎紘菜

246030   「逃げるは恥だが役に立つ」「校閲ガール」「砂の塔」いずれも秋ドラマが好調発進。だが月9ドラマ「カインとアベル」だけが苦戦中。山田涼介、桐谷健太、倉科カナ、大手建設会社を舞台に三角関係が見所だが、いまのところ我慢しながら見ている。題名は旧約聖書に由来し、兄のカインが神から寵愛を受ける弟アベルに嫉妬し、最後は殺してしまう。韓国ドラマにも同名作品があるが、こちらは血のつながらない医者の話だった。ソ・ジソプ、シン・ヒョンジュン、ハン・ジミン、チェ・ジョンアンが出演。山田・桐谷・倉科だけでは展開が単調になるので、若手の山崎紘菜ちゃんの出番を増やしたらもっと視聴率が上がるとおもうのだが。

 

 

2015年2月26日 (木)

永遠の「四月の雪」

    韓国で姦通罪が廃止されたというニュース。2005年に公開されたヨン様の映画「四月の雪」を思い出した。自動車事故で互いの配偶者が不倫関係にあったことを知るインスとソヨン。同じ境遇の2人はいつしか愛し合うようになる。姦通罪が残っていた韓国では不倫は大罪だった。日本ではダブル不倫などという言葉も軽々しく耳にするが、韓国では重いテーマなのだろう。配偶者に裏切られた思いは、他人からはなかなかわかりにくい。計り知れない困惑、悲しみ、不安、耐え難いほどの哀しみ、幾多の眠られぬ夜。自分自身を責めて、「自分はどんな間違いをしたのだろう」と思うことだろう。配偶者の過ちを許せるだろうか。現実には、経済的な理由で、離婚せずに和解することが多いかもしれない。インスとソヨンの2人はどのような結論をくだしたのか。以前にみたはずなのに、結末が不思議と思い出せない。年月が過ぎても、やはりこの映画はペ・ヨンジュンの最高傑作になるのではないだろうか。インスとソヨンは幸せに暮しているのだろうか。結末が視聴者が自由に想像できる恋愛映画はいいものである。

2015年1月 9日 (金)

韓国ドラマで学ぶ韓国語

Photo_4   自転車を意味する「チャリ(ンコ)」は、韓国語の「チャジョンゴ」から来ている。韓国ドラマを原語で見ていると日本語と似たような発音を持つ単語がたくさんでてくる。外来語「ピアノ」「カメラ」「コーヒー」「バス」はそのまま発音するが、「ピアノ」「カメラ」は全く同じだが、ほか2つは「コピ」「ポス」と聞える。自動車は「チャドンチャ」、漢字が同じだと発音も似てくる。韓国のドレミは「ドレミパソルラシド」と聞える。

 なかには全違う単語もある。サンヒョクがユジンのために「スミレ」という曲をかける場面がある。「スミレ」は「チュピッコッ」と発音する。

春 ボム

夏 ヨルム

秋 カウル

冬 キョウル

四季 サゲジョル

初雪 チョンヌン

晴れ マルグム

雨   ピ

風   パラム

雨傘 ウサン

花  コツ

マフラー モットリ

手袋 チャンガプ

ハンカチ ソンスゴン

指輪   パンジ

眼鏡   アンギョン

消しゴム チウゲ

学校   ハッキョ

高等学校 コドウン八キョ

雪だるま ヌンサラム

愛    サラン

結婚   キョロン

ばかみたい パボガッチ

わかめスープ ミヨックク

紙コップ   チョンイコプ

入学式 イッパッシッ

卒業式 チョロプシッ

コンビニ  ピヨニジョム

居眠り   チョルタ

のり巻き  キムパブ

2014年9月25日 (木)

ユン・ソクホ

    ユン・ソクホ監督「四季シリーズ」の4作品(KBS)が「秋の童話」「冬のソナタ」「夏の香り」「春のワルツ」であることは今更紹介するまでもないが、四季シリーズの日本での放送を通じて「お互いが愛しあっていれば、離れていても、見えなくても、愛は永遠である」といったユン・ソクホのメッセージが日本のいわゆる韓流ファンに十ニ分に伝わったということ、それは日本と韓国との永い交流の中でも歴史的な意義をもつものとなった。

 

   ドラマの王道である純愛というテーマは、ともすれば使いふるされて陳腐になりがちであるが、ロマンチストのユン・ソクホは純愛を21世紀の現代に鮮やかに甦らせることに成功した。映像美もさることながら、ファッション、音楽に至るまで、すべての作品が叙情的であり古典的であり現代的であった。主題曲には「禁じられた遊び」「白い恋人たち」「シューベルトのセレナーデ」「愛しのクレメンタイン」などのポピュラーな曲を選曲したが詩的な映像との相乗効果が冴えわたった。はじめ「禁じられた遊び」のギターの奏でる音色はルネ・クレマンのフランス映画の印象が強く、違和感もあったが、見ていくうちに切ないギターの調べが幼い日から続くジュンソとウンソの愛を自然に表現していた。「春のワルツ」のクレメンタイン(日本では「雪山賛歌」で知られる)も、やがて幼いウニョンとスホのテーマ曲として耳になじんできた。実はケペル世代にとっては、このクレメンタインの音楽は、「珍犬ハックル」というハンナバーバラのアニメに使用されたので、ついつい「オーマイ ダーリン オーマイ ダーリン オーマイ ダーリン クレメタイン」と犬のカーボーイーが調子よく口ずさんでいた幼き日々を思いだすのである。本国アメリカではゴールドラッシュ時代に川で溺死した少女クレメンタインであるが、韓国では漁師が島を去った娘を懐かしむ歌詞となっている。

   男性視聴者からの立場でいうとやはり主演女優たちの新鮮な魅力について語らねばならないだろう。4人のうちでチェ・ジウはキャリア十分の「涙のヒロイン」であるが、日本では「冬のソナタ」が初登場だったので、やはりとても新鮮に映った。ソン・へギョは今では大スターだが「秋の童話」のときはまだまだ無名に近く、この一作で一躍シンデレラになった女優さんである。ソン・へギョ自身もインタビューで「ウンソを演じたことは、死ぬまで絶対に忘れないと思います」といっている。チェ・ジウもソン・へギョも1997年のKBSドラマ「初恋」に出ているのでぺ・ヨンジュンとも縁があったことも後で知るのだが、ソッキとチャヌの恋が「冬のソナタ」で成就してよかったと思っている。ソン・イエジンは「夏の香り」のあと、「四月の雪」「私の頭の中の消しゴム」で大ブレイクするのだが、清純な新進女優から韓国を代表する美人女優に成長していった。「春のワルツ」のウニョン役のハン・ヒョジュは2003年の「ミスにっこり」コンテストに優勝して芸能界入りしている。春をイメージしたカラフルな衣装を着たウニョンは可憐で綺麗でスホやフィリップでなくても男性ならば「守ってあげたい」と感じさせる女性である。彼女の魅力はまだ演技というよりは素のままの若さゆえの新鮮な魅力につきるであろう。これからの活躍を日本のオジサンも遠くから見守っている。女優はもちろん演技力が大切であるが、オードリー・ヘプバーンは今でも日本でトップクラスの人気があるように、やはり「ローマの休日」「麗しのサブリナ」のデビュー時の印象が強い。昭和30年ころの日本の若い娘たちのファションや雑誌にいかにオードリーの影響が大きいことか驚かされる。そしていまもオードリーの魅力は不滅である。韓国のユン・ソクホはハリウッドやフランス映画などの長所を巧みに学びながら、アジア人自身の美を発見させた人という点が高く評価ができるのではないだろうか。それまでアジア人にとっても美の典型はオードリー・ヘプバーンやアラン・ドロンであったのが、チェ・ジウやぺ・ヨンジュンであることを宣言したのである。これは韓国のみならず、中国、台湾、香港、フィリピン、シンガポール、マレーシア、そして日本などの多くの人々に大きな夢と希望を与えている。すなわち韓流ファンとは単なるミーハーや芸能人の追っかけ集団としてとらえるのではなく、アジア人としての誇りを持って積極的に美しく生きる人たちの集まりととらえたほうがいいと思うのである。

2014年9月 6日 (土)

名脇役と立小便

2007071219091278680_192535_0   最近、立小便をする人など都会ではいない。映画ですら見かけることはないだろう。韓国映画「八月のクリスマス」の一場面にジョンウォン(ハン・ソッキュ)と親友チョグル(イ・ハンウィ)が酒を飲んだ後、道端で並んで立小便するシーンがある。

「なあ、どうしたんだよ、何かあったのか?」小便をしながらチョグルが言う。「お前、酒弱いくせに」「うるせぇなあ」「なあ、言ってみろよ」「チョグル・・・俺はもうすぐ死ぬんだ」酔った勢いでついに言ってしまった。

   病身のジョンウォンには残りの時間はわずかだった。切ないほどに気持ちが伝わってくる。出番は少ないものの、この親友を演じた俳優の名前は知らないがよく見かける顔である。名をイ・ハンウィといい、2008年、撮影現場で知り合った19歳年下の女性と電撃結婚して話題になった。ドラマ「愛の挨拶」「若者のひなた」「秋の童話」「冬のソナタ」「春のワルツ」、映画は「八月のクリスマス」「JAS」「四月の雪」。大ヒット作ばかりだ。「春のワルツ」のチェハの父親を熱演したのが印象深いが、「冬のソナタ」では確か写真屋さんだったと思う。個性派のイ・ハンウィにも注目したい。

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