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2023年5月25日 (木)

消えた韓流スター・リュ・シウォン

 日本で韓国ドラマ「冬のソナタ」が放送されて早いもので20年が経つ。今でも韓国ドラマは1日に20本から30本くらいはどこかの局で放送され、韓流ブームは変わらず続いている。だが俳優、歌、カーレースすべてが一流の貴公子、リュ・シウォンは最近あまりメディアで見ることはない。ある番組で「冬ソナ」のミニョン役はペ・ヨンジュンより先にオファーを受けた、と裏話を打ち明けた。相手役のチェ・ジウとは「真実」「美しき日々」と共演が続いたために僕が断った、今から思うと惜しいことをした(笑)と語る。「美しき日々」の挿入歌「約束」は20万枚売れた。カーレースにも出場して好成績を収めている。なぜ人気が凋落したのか。2010年に結婚したが、4年後、泥沼の離婚訴訟となり敗訴したことがあるかもしれない。しかし日本にはファンクラブもあり根強い人気があるようだ。2008年には2日間で合計7万人を動員し、韓流アーティスト初となる東京ドーム公演を成功させた人気者である。元祖韓流スターの復活が望まれる。

2023年1月25日 (水)

韓流女優の現在

As20140407001518_comm  地上波・BSで放送中のハ・ジウォン(奇皇后)、ハン・ガイン(太陽を抱く月)。それにハン・ヒョジュ(トンイ)、ハ・ジミン(イ・サン)、「ラブコメの女王」キム・ハヌル。彼女らより少し前の世代、韓流第一次ブームの女優たちは今どうしているだろうか。「冬のソナタ」と「天国の階段」でメロドラマの女王といわれたチェ・ジウもすでに47歳。「怪しい家政婦」が不評に終わり、容貌の劣化が話題になっている。

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「海賊」はこの夏、観客700万人を超える大ヒットになった。ソン・イェジンとソン・ヘギョは生まれも1982年と同年で、宿命のライバルといえる。2人のトップスターの争いはまだまだ続きそうだ。

 

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Ewqa   80年代後半から90年代初期にかけて、シム・ウナ(八月のクリスマス)からチョン・ドヨン(我が心のオルガン)へとトップ女優は変遷するが、2000年代になるとチェ・ジウ、イ・ヨンエ、ソン・ヘギョなどがアジアで有名になる。ソン・イェジンは、チョン・ドヨン(画像)のように常に違った役に挑戦しイメージを固定しなかったことが成功につながった。

 

 

 

 

2022年12月19日 (月)

ユン・ポンギル処刑される

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File1238   1932年4月29日、上海爆破事件がおこる。上海で行われていた天長節官民合同祝賀会で、突然壇上の後ろから手榴弾が投げられた。そのため壇上に並んでいた上海派遣軍司令官白川義則大将、第三艦隊司令長官野村中将、駐華公使重光葵らが倒れ、白川大将は重傷を負って入院、5月26日に死亡した。重光は片足を失い、野村は負傷した。犯人は朝鮮人・尹奉吉(1908-1932)で、日本帝国主義反対のテロ行為だと胸を張り、現場で取り押さえられた。12月19日、金沢で銃殺刑に処せられた。今年4月29日、金沢市で尹奉吉の記念館が開館する。記念事業会側では「上海にも記念館はあるが、尹義士が立ち向かい殉死した日本に記念館ができることは意味がある」と話している。ユン・ポンギルの名前は韓国で小学校で教わり、だれもが知っている抗日の英雄である。日本では歴史専攻の大学生でさえ、その名前を知る人は少ない。

 

 

 

 

2021年7月 1日 (木)

ソウルからサランヘヨ

Kimipe_pc03_800x600     日本における韓流は2003年4月から9月にNHKBS2の海外ドラマ枠で「冬のソナタ」が放送され人気を博したことに始まる。同ドラマの主演俳優ペ・ヨンジュンの愛称から「ヨン様ブーム」とも呼ばれ、韓流ブームは絶頂期となった。やがてヨン様だけでなく、他の韓流スターにも人気が集まり、来日の際には多数のファンが集まり、韓国には日本人観光客が急増するという現象がみられた。2004年の第55回紅白歌合戦には主題歌「最初から今まで」のRyu、「美しき日々」のイ・ジョンヒョン、K-POPのBOA、俳優イ・ビョンホンもゲスト出場している。だが2005年ころからブームも衰退を示したが、同年韓国時代ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」が人気を博し、これまで女性メインだった韓流ファンが男性にも広がった。音楽市場でも東方神起、少女時代などが成功をおさめた。しかし慰安婦問題や竹島問題など韓国で日本への批判が高まると、日本の保守層からも韓国への批判が目立つようになった。高岡蒼甫がツィッターでフジテレビの報道姿勢が韓国寄りであることが契機となって韓流ブームは大きく衰退していく。李明博は自身の支持率を高めるため韓国大統領による竹島上陸を行ったり、天皇謝罪要求などをしたため、日本国内に嫌韓感情が高まった。このころヨン様の後継者とみられたチャン・グンソクが日本でプロモートしたが、ドラマ「美男ですね」、映画「きみはペット」などヒットしたものの、かつてのペ・ヨンジュンのような広い知名度は得られなかった。ある調査によると「韓流俳優チャン・グンソクは好きですか?」というアンケートで3072人中2234人が興味はないと回答している。グンソクと聞くと、軍手っぽい布地でできたソックスかと思うという人もいた。テレビでも安倍首相夫人アッキーナは韓流ファンを辞めてしまい、大桃美代子は山形へ帰り、笛木優子(ユミン)は韓国に戻り、黒田福美も近ごろ見かけない。東京五輪開催に向けて、韓国国内では五輪ボイコット論が浮上している。日韓関係はどうなっていくのであろうか。 

 

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2004年の紅白歌合戦女性初出場者たち。左からイ・ジョンヒョン、上戸彩、大塚愛、加護亜依、辻希美、松浦亜弥、安倍なつみ、後藤真希、平原綾香。安倍なつみは盗作事件で辞退している。

2019年8月16日 (金)

いつかは行ってみたい青山島

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    韓国ドラマ「春のワルツ」がNHKBSで集中放送されているが、今夜でいよいよ最終回、すなわち四季シリーズも最終章を迎える。なん回繰り返して見ても新鮮味のあるドラマはそう多くない。菜の花畑、虹の貝殻、ペンション、ピンクの軽トラック、キムッパ(のり巻)と新発見はいろいろある。そして、見終わると青山島(チョンサンド)へ行ってみたくなる。ハン・ヒョジュの親しみのある庶民的可愛らしさも魅力であるが、主題歌「FLOWER」がどこか聞き覚えのある曲で、せつなさが最高だ。とくに「Ⅰ Love You」という言葉の後のメロディラインは中森明菜の「セカンドラブ」に似ている。「♪恋も二度目なら~少しは上手に愛のメッセージ伝えたい~」というところだ。主演のソ・ドヨンが歌う「Flower‐M」と女性歌手YUNAが歌う「Flower‐F」がある。Mがチェハの心情を、Fがウニョンの心情をあらわしているらしい。とくにYUNAの透明感のある声が美しく切ない。サビの高音部にくるとシビレル。パチンコのコマーシャルソングでもこの部分が流れていた。主演のハン・ヒョジュはその後映画「アドリブ・ナイト」が成功し、スターとしての道を歩んでいるらしい。あの歯並びのよい笑顔をスクリーンでみたい。ところで「アドリブ・ナイト」の原作は平安寿子なので、どこまでも日本との縁の深さを感じる。吹き替えの声優さんも良かった。ベテランの松田洋治をはじめ、ヒロインのウニョンの雰囲気を加藤忍は見事に声で表現していた。春のイメージを菜の花畑の黄色で表現する感性は日本人と共有するものであろう。

2019年6月16日 (日)

新韓流四天王

 2004年ころから韓国ドラマが日本にも流行しだして、とくに人気の高い4人のスターを「韓流四天王」と呼んだ。だがペ・ヨンジュンはパク・スジン、イ・ビョンホンはイ・ミンジョン、チャン・ドンゴンはコ・ソヨン、ウォンビンはイ・ナヨンとそれぞれ結婚した。四天王に続く人気者のクォン・サンウもソン・テヨンと結婚し、40代以上のイケメン俳優で独身貴族はソン・スンホンを残すのみとなった。彼らに続いて、ソ・ジソブ、ヒョンビン、チャン・グンソクなどが登場したが、イ・ジョンソク、イ・ミンホ、キム・スヒョン、キム・ウビンの4人は新韓流四天王と呼ばれる。いま人気のある俳優はソン・ジュンギやパク・ゴボム。ちなみにソン・ジュンギはソン・ヘギョの旦那さん。

2018年10月 4日 (木)

ユ・スンホ

韓国ホラー「ブラインド」を観る。視覚に障害のあるキム・ハヌル。オードリー・ヘップバーンの「暗くなるまで待って」の韓国版。キムを助け事件を解決していく青年が見覚えあり。国民的子役スターのユ・スンホ。「悲しき恋歌」や「太王四神記」の子供時代を演じた。神木隆之介と同じ年。

2018年2月12日 (月)

愛のタリオ

   チョン・ウソン主演の韓国映画「愛のタリオ」。田舎町に小説講座の講師としてやってきた作家のハッキュ。町の少女ドク(イ・ソム)とすぐに男女の関係になるハッキュだが、彼には妻子がおり、セクハラで大学を追われた。やがて大学への復職が決まり、ハッキュはドクを捨てて都会へ戻る。このときドクは妊娠していた。ドクの復讐がはじまる。妻は自殺、娘は売り飛ばされ、ハッキュは失明する。狂気と情念、韓国映画のエロスとパワーが全開している。原作は「沈清伝」という古典を現代風にアレンジたもの。英語題はscarlet innocence、邦題の「愛のタリオ」は秀逸。タリオ(talio)とは古代の刑罰規定の1つで、ハムラビ法典で「目には目を、歯には歯を」とあるように被害者が受けた害を加害者に与えられる制裁権のこと。

 

 

2017年8月12日 (土)

チェ・ジウとイ・ヨンエ

200909291213221010_1    SBSのバラエティ番組に出演したチェ・ジウは「この頃は自由に出歩いています。友人と素敵な人が多いカフェはどこ?と尋ねてそういうところに行っています」と語った。引き続き、「先日、若い人たちが多いカフェに行ったんですけど、友人がペ・ヨンジュンのような人は来ないのかしら?」と言っていたら、前をペ・ヨンジュンが通り過ぎて行った。チェ・ジウはうれしくて「お兄さん」と呼んだら、ペ・ヨンジュンもものすごく驚いていた。2人の韓流トップスターがカフェで偶然に再会した素朴なエピソードである。

   日本ではペ・ヨンジュンといえば「冬のソナタ」のミニョンだが、韓国では「愛の群像」の野心家の苦学生ジェホのイメージが根強い。最近は俳優よりも企業家として活躍している。ヨン様は「パパ」でイ・ヨンエと、「冬のソナタ」でチェ・ジウと共演している。韓流ブームの先駆となったアラ・フォーの2大女優は現在どうしているか。チェ・ジウは2015年の「2度目の二十歳」以降、新作は無し。イ・ヨンエは「師任堂」で完全復活に成功。明暗が別れた二人だ。

2017年6月25日 (日)

やっぱり韓国女優から目が離せない

   ビデオで録画しておいた名作をみなおす。海辺の一軒家「イルマーレ」に引っ越ししてきた青年ソンヒョン(イ・ジョンジュ)は、郵便箱にウンジュ(チョン・ジヒョン)という女性からの手紙が入っているのを見つける。その日付は1999年、しかも今年は1997年の末だ。いぶかしむソヒョンだが、なぜか文中に書かれている通りのことが起こり、手紙が未来から届いていることを信じるようになる。ソヒョンとウンジュは郵便箱を媒介に文通を始め、いつしか惹かれ合っていく。郵便箱を通して、2年の時空の差を隔てて生きる男女が手紙で愛を育んでいく過程を穏やかに描く。2年前に文化開放で岩井俊二監督の「Love Letter」が韓国で話題となったが、この作品はその影響を受けているのかもしれない。

  韓流ブームでアジア各国でも有名になった韓国女優たち。現在も快進撃が続いている。「猟奇的な彼女」のチョン・ジヒョンは2015年「暗殺」で自身2度目となる大鐘賞の女優主演賞を受賞した。「宮廷女官チャングムの誓い」のイ・ヨンエはドラマ「師任堂」でカムバック。その美貌は衰えをしらない。「春のワルツ」のハン・ヒョジュは「トンイ」でトップ女優となったが、弟の軍隊いじめ事件に関与した噂が影響して「ビューティ・インサイド」以降人気は低迷している。「夏の香り」のソン・イエジンは「愛の不時着」の大ヒットで韓国の№1女優となる。「冬のソナタ」のチェ・ジウは映画よりドラマで活躍。「キャリーバッグいっぱいの愛」。ラブコメの女王キム・ハヌルが「女教師」でベッドシーン。「マルチュク青春通り」のハン・ガイン。映画は「建築学概論」、ドラマは「太陽を抱く月」。「秋の童話」のソン・ヘギョはその後「フルハウス」など、数々の人気作に出演して、韓国のスーパー美人女優となっている。新作「太陽の末裔」では海外派遣で働く女医に扮する。「気象庁の人々・社内恋愛は予測不能「彼女の私生活」のパク・ミニョンはラブコメの王道ヒロインとなった。20代の若手女優では、イ・ジウン IU、キム・ユジョン、キム・ジウォンの3人が人気である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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