なぜ茶柱が立つと縁起が良いのか?
あれに見えるは茶摘みじゃないか 茜襷に菅の笠
萌えるお茶の芽もえたつたすき 唄に明けゆく宇治の里
宇治は茶どころ茶は縁どころ 娘やりたや婿ほしや
今年やこれきりまた来る春は 八十八夜のお茶に逢う
主は焙炉でこがれていよと わたしや茶園でうわの空
神に一心お茶にはニしん かけてみやんせキッと利く
ことしお茶にはあかねのたすき 今度五月にや黒だすき
宇治の里から貰うた嫁は 茶つみ上手で唄上手
人の手前で薄茶じやけれど 主の濃茶で目をさます
こよい庚申濃茶をのんで 話明かそか主さんと
ぬるいお茶でもお前の手から ついで貰えばあつくなる
朝の茶の湯に茶柱立って 運の開きか花が咲く
井上円了の「迷信と宗教」に「喫茶の際、碗中に茶柱の直立することあれば、これを吉事の兆しとする」とある(大正3年)。茎の入った番茶を喫茶するようになるのは江戸時代中期以降だから、この迷信は、その当時以降の発祥となる。なぜ茶柱が立つと縁起がいいとされるのか?柱には「繫栄する」という意味があります。大黒柱は繁栄の象徴です。高級茶には茎が含まれませんので茶柱が立つということはありません。番茶には硬くなった茶や茎が多く含まれているため、あまり売れませんでした。そこで静岡の商人が番茶を売る戦略として「茶柱が立つと縁起がいい」という噂を広めて宣伝したのではないでしょうか。










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