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2024年8月 7日 (水)

鼻系の人々

C0111783_23463090   本日は「鼻の日」。は(8)な(7)の語呂合わせから。顔のパーツで鼻は重要である。鼻の整形をする女性は多いという。「忘れ鼻」とは、美しく整っているため、後から思い出そうとしてもどんな鼻だったか思い出せないような鼻のことをいう。反対に、中央に位置するため巨大な鼻の存在は決定的な印象を与える。原節子、轟夕起子、山本富士子、柏木由紀(AKB)など鼻美人もいる。松本穂香は可愛いけど鼻の穴が大きくて豚鼻美人といわれる。手塚治虫の漫画に登場する人物には猿田彦(天孫降臨の時、皇孫を案内した神)はじめ、お茶の水博士など巨大な鼻の持ち主が多い。外国俳優ではカール・マルデン(「欲望という名の電車」1951年)、ジェラール・ドパルデュー(「シラノ・ド・ベルジュラック」1990年)であろうか。(8月7日)

 

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   かつて日本では高い鼻は美人の一要素だった。轟夕起子、原節子、山本富士子、鰐淵晴子・・・。しかし近年は凹凸のある顔よりも、平板な顔が好まれる傾向にある。平べったい顔が好まれるようになったのは山口百恵の影響があるかもしれない。

 

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鼻がシンボルの原節子

 

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 平べったい顔立ちの上戸彩

2024年6月 5日 (水)

舟木一夫

 歌謡ポップスチャンネルで「NHK歌謡コンサート#243 心に響く青春歌謡ヒット曲」を放送していた。橋幸夫、舟木一夫、西郷輝彦、御三家が出演している。初回放送が2000年10月24日なので今から24年前の映像である。西郷輝彦は惜しくも2年前に他界したが、橋・舟木は現役で活躍している。とくに舟木一夫は公演は今でも熱心なファンで満席だそうだ。思えば1963年6月5日「高校三年生」でデビュー。100万枚を超える大ヒットで人気を博した。1970年代に入り心身の不調のため十数年に渡り低迷時代が続いたが、中年に入っても人気が衰えることはなかった。芸能界の浮き沈みは予測不能なことを証明する人である。

 

2024年3月 5日 (火)

私でも歌います

  いま元・バーレーボール選手の大林素子さんが歌手デビューし、CDが売れているという。最近は俳優業と音楽活動の二刀流の芸能人が多い。星野源、菅田将暉、大泉洋、神木隆之介、中村倫也、ディーン・フジオカ、高橋一生。少し前だと、水谷豊、織田裕二、福山雅治、反町隆史、玉木宏、藤木直人など。むかしの俳優は映画会社に所属していたので半強制的に歌わされた。歌う映画スターの第一号は高田浩吉といわれている。あと鶴田浩二、石原裕次郎、小林旭、宝田明、里見浩太郎、加山雄三、高倉健と男性スターは歌うようになった。とくに日活スターは宍戸錠、赤木圭一郎、高橋英樹、浜田光夫、和田浩治、渡哲也、杉良太郎、ほとんどがレコードを吹き込んだ。東映も負けていない。松方弘樹、梅宮辰夫、菅原文太、千葉真一、渡瀬恒彦、谷隼人、高城丈二、細川俊之、大映は勝新太郎、藤巻潤、天知茂、東宝は仲代達矢、黒沢年男、田中邦衛、松竹は竹脇無我、中山仁など。歌わなかったのは市川雷蔵、大川橋蔵くらいか。現在シャガレ声で知られる平泉成もむかし大映所属時代にレコードを3枚だしている。お笑い芸人になるとほとんどレコードを出しているといってよい。トニー谷の「あんたのおなまえ何ァンてェの」、由利徹の「カックン・ルンバ」、藤田まこと「十三の夜」、横山やすし「俺は浪速の漫才師」、コント55号「世界は笑う」、てんぷくトリオ「走れバカボン」、上田吉二郎・武智豊子「ハレンチ・アモーレ」、南州太郎「聞いてちょうだい」、ケーシー高峰「そりゃあないぜセニョリータ」、コメディー№1「アホの坂田」、ルーキー新一「いやいや人生」、間寛平「ひらけチューリップ」、財津一郎「人生は淋しい」、月亭可朝「嘆きのボイン」、笑福亭仁鶴「おばちゃんのブルース」、笑福亭鶴光「うぐいすだにミュージックホール」、京唄子・鳳啓介「ポテチン・ワルツ」など。今でも歌われる名曲は、海原千里・万里の「大阪ラプソディー」だろう。

   海外のスターも映画の中で歌声を披露することがある。演劇の俳優はレックス・ハリソンのようにミュージカル映画で歌う。リチャード・バートンも「キャメロット」で歌った。ジョニー・デップやレネー・ゼルウィガーも歌う。ケヴィン・スペイシーは「ビヨンド・ザ・シー」の劇中、実際に歌っている。韓流スターもパク・ヨンハ、チ・ソンやクン・サンウ、ヨン・ジョンフン、パク・ボゴムなどが歌っている。ソ・ジソブは来日コンサートで「ごめん、愛してる」の劇中歌「ヌネッコ」(雪の華)を日本語で披露したところ大評判となった。Hann Hyo Joo sings Kiroro's song "Best Frend" 

 

 

2023年5月 1日 (月)

歴代子役スター、No.1は誰れ?

Img_0008 現在NHKドラ放送中の「舞いあがれ!」主演の福原遥はクッキンアイドル「まいんちゃん」である。むかしは「子役は大人になると売れない」というジンクスがあった。大林林宣彦監督の「さびしんぼう」(1985)に魚屋の売り子で柿崎澄子がワン・シーン出演している。「透明ドリちゃん」(1977)で人気子役だったが、当時13歳、「さびしんぼう」では21歳と美しく成長していた。最近どうしているだろう。

 あるランキング調査によると、歴代最強の子役第一位は芦田愛菜でした。以下、安達祐実、えなりかずき、神木隆之介、鈴木福、志田未来、加藤清志郎、井上真央、須賀健太、寺田心、美山加恋、本田望結、大橋のぞみ、内山信二、福原遥、間下このみ、ウエンツ瑛士、宮沢りえ、小林星蘭、吉岡秀隆。近年、子役スターの呪縛がとけたのは、もともと役者としての素質が高く、キャリアを早くから磨いてきたのでしっかりした役者としての基礎ができているから実力派として活躍できの環境になったのであろう。

Matusimatomoko     1900年代でも、日本映画やテレビで数多くの子役たちが登場し、楽しませてくれました。片山明彦、大泉晃、松島トモ子、二木てるみ、浜田光夫、市川好郎、太田博之、風間杜夫、江木俊夫、池田秀一、上原ゆかり、中山千夏、蔵忠芳、四方晴美、宮脇康之、金子吉延、雷門ケン坊、林寛子、斎藤こず恵、小林綾子。子役から大スターになったのは、高峰秀子、中村メイコ、美空ひばり、浅丘ルリ子、外国ではシャーリー・テンプル、エリザベス・テーラー、ジュディー・ガーランド、ナタリー・ウッド、テータム・オニール、ジョディー・フォスター、クリスティナ・リッチー、ドルー・バリモア、ナタリー・ポートマン、レオナルド・ディカプリオ、リヴァー・フェニックス。クリステン・スチューワートも「パニック・ルーム」当時は12歳で子役がスタートだった。ケペルが選ぶ歴代子役No.1は、チャップリン主演映画「キッド」に出演したジャッキー・ク―ガンが映画界で最も有名な子役であろう。

2420   韓国ドラマ「太陽を抱く月」でヒロインのハン・ガインの少女時代を演じたキム・ユジョンに注目が集まる。2012MBC演技大賞を受賞した。髪を長くしてすっかり美しく成長している。新作「コンビニのセッピョル」(2020)も大好評のようだ。

 

 

 

 

 

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2022年11月22日 (火)

若手人気スターがいない洋画界

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    洋画雑誌「スクリーン」(1946年5月創刊)などで知られる近代映画社が2015年10月に、事実上倒産した。「スクリーン」の発行は継続され、現在に至るまで継続して刊行されている。私は毎年カレンダーが付録につく1月号だけ購入している。2023年1月号は11月21日頃発売される予定だが、本屋へ行ってみる。表紙はなんと大泉洋×目黒蓮だそうである。洋画雑誌の表紙に日本の俳優が選ばれるのは奇異な感じた。かつて榊原郁恵の歌に「アル・パシーノ+アラン・ドロン<あなた」(1977年)というのがあったが、やはりアラン・ドロンのような人気スターが洋画界にいなくなったからだろう。アイドル雑誌「キンダイ」は2009年11月号で休刊している。巻末には「表紙でふりかえる64年間」には懐かしいスターの顔がでている。昭和20年12月号創刊号の表紙は山田五十鈴だった。藤田進と原節子(昭和21年創刊2号)、上原謙と原節子(昭和21年10月号)、高峰秀子(昭和22年3月号)、浜田百合子(昭和22年6月号)、折原啓子(昭和22年11月号)、三浦光子(昭和23年2月号)、高峰三枝子(昭和23年5月号)、木暮実千代(昭和23年6月号)、長谷川一夫と高峰秀子(昭和23年7月号)、轟夕起子(昭和23年8月号)、山口淑子(昭和24年1月号)、「近代映画」から「KINDAI」までで表紙を飾ったスターは約200人。最も多く表紙を飾ったのは原節子だった。そして最終号の表紙はキュートが飾った。ここ数年のキンダイのカラー印刷は他と比べても格段とキレイだっただけに残念である。やはりネットに押されて販売部数が減ったことが原因だろうが、編集も工夫が必要ではないか。「スクリーン」誌のようにある程度読物的記事がほしい。ネットでは得られないインタヴュー記事や詳細な記録・データがあれば継続購読者はいるはずである。それにしても戦後の芸能史ともいえる「近代映画」が休刊することは惜しい気がする。(業界では休刊=廃刊)最後に、山田五十鈴の紹介で「愛称はベルさん」(鈴なので)、高峰秀子は「愛称はデコちゃん」(ヒデコなので)が正しいので訂正しておきます。

 戦後、映画ファンは洋画にロマンティックな憧れを抱いていた。日活アクション映画は洋画のパクリが多い。石原裕次郎の「夜霧よ今夜もありがとう」は「カサブランカ」、小林旭の「ギターを持った渡り鳥」は西部劇の「シェーン」、そして赤木圭一郎の「霧笛が俺を呼んでいる」は英映画「第三の男」のリスペクト作品である。

2022年3月 7日 (月)

女優の類型

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 昭和57年、真田広之主演映画「伊賀忍法帖」新人募集では57480名の女の子から渡辺典子が選ばれた

 

   女優には、通常、①シンデレラ型②本格女優型③脇役型④老け型⑤生涯ヒロイン型、の5分類されるといえる。①のシンデレラ型とは、劇団とかの基礎、基本がなくて、スカウト番組やタレント・オーデション、読者の投票などで短期間に主演女優の道に進んだ人。例えば、沢口靖子、薬師丸ひろ子、斉藤由貴、渡辺典子など。②の本格女優は劇団に所属していたとか、映画会社に入社して基礎を積んだ人。風見章子、津島恵子、岸恵子、藤村志保、江波杏子など老婆役で現在も活躍している人が多い。③脇役型は、主演ではなく大部屋女優、脇役が長いが名女優といわれるタイプ。飯田蝶子、菅井きん、初井言栄、佐々木すみ江、赤木春恵、塩沢トキ。④老け型女優は最近は美人女優が加齢により老婆をやることを拒否しなくなった傾向があるので、少なくなった。北林谷栄、吉川満子など。⑤生涯ヒロイン型は、年をとっても老婆もしくは母親役はしない人。山本富士子、浅丘ルリ子、大地真央、黒木瞳、秋吉久美子、坂口良子など。

 80年代、彗星のように映画界に現れた女優が薬師丸ひろ子と原田知世である。ともに女優と歌手の二刀流を続け、現在も第一線で活躍している。ここでは角川三人娘のシンデレラ型の渡辺典子に注目したい。三人の中では一般的には渡辺が一番美形であったように思う。1990年の渡辺満里奈主演の「絶唱」では、順吉の婚約者で令嬢の役が渡辺典子だった。「晴れ、ときどき殺人」(1982)で映画デビューしたが、8年後には敵役に回らされていた。渡辺典子ほど不運なシンデレラ女優はいない。

 

 

2022年2月10日 (木)

謎の初代ポッキープリンセス

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    江崎グリコが1966年から発売しているポッキーのCMといえば、山口百恵や松田聖子、岡田有希子というその時代を象徴するトップアイドルが起用されている。なかでも新垣結衣は軽妙なダンスが話題を呼び、現在につながる不動の人気女優となつた。現在はポッキープリンセスとして南沙良が起用されている。では初代は誰か?というと、初代・鎌田由紀子、2代目・渡辺直子、3代目・小林麻美、4代目・森和代、5代目・梅田智子、6代目・島田陽子、7代目・坂口良子、8代目・青柳雅子、9代目・木之内みどり、10代目・岡田奈々、と続くが以下省略する。つまり4から8代目までは、東宝に所属する売り出し中の青春スターだったが、9代目以降アイドル歌手に変更していった感じだ。江崎グリコの宣伝部も初めは芸能業界のことがわからず、適当な女優でCMを任せていたようだ。では、女優・鎌田由紀子とはどんな経歴で、どのような映画、ドラマに出演したことがあるのか?ケペルが調査したが不明だった。ただアサヒ芸能の表紙(昭和42年5月14日号)で顔だけは明らかとなった。当時のアサヒ芸能は女優を表紙にしていることは多いがやはりだいたいセクシー系だと思われる。いつも初代ポッキープリンセスとしてその名を歴史にとどめる鎌田由紀子の実体は謎のベールに包まれている。

 

 

2019年1月13日 (日)

森雅之から菅田将暉まで

   最近、「俺たちの旅」の再放送をみている。カースケ、同級生オメダ、それに同郷の先輩グズ六の青春ドラマ。それ以前に日本テレビ系で放送された学園ドラマの生徒たちも多数ゲスト出演している。寺田農、石橋正次、保積ペペ、水沢有美、清水昭博、佐久間宏則、三景啓司など。ワカメという渾名で浪人生の森川正太は準レギュラーでこのドラマ以降、名前を知られるようになった。その森川が「売れない役者」という本を書いている。むかしスタジオで出番を待っていた森川は「何時間またせるんだ!」と怒鳴った。そのとき同じように出番を待ていた年輩の役者から「役者は待つのも仕事のうちだ」とやさしく諭されたと書いている。帰宅後、母にその話をしたところ、その俳優は森雅之だった。森雅之は「或る女」「カインの末裔」などで知られる小説家有島武郎の長男で、戦後「安城家の舞踏会」「羅生門」などの映画をはじめ、数々の舞台で名演技をみせている名優。森川の母も息子の行状にあきれて絶句したという。ちなみに森は1911年1月13日に北海道札幌市で生まれた。1955年度キネマ旬報賞男優賞を受賞している。2010年以降の主演男優受賞者は次のとおり。豊川悦司、原田芳雄、森山未來、松田龍平、綾野剛、二宮和也、柳楽優弥、菅田将暉。

 

 

2018年3月26日 (月)

日本のお母ちゃん

63e984a1ca0350e11c36bb6ccca383d6   むかしのドラマのお母ちゃん役は割烹着姿の森光子が典型だった。乃木坂46総出演の青春ソフトボールドラマ「初森ベアーズ」を見る。西野七瀬が扮するななまるの母親はもんじゃ焼きを経営するいとうまい子。「ど根性ガエル」実写版のひろしの母親は薬師丸ひろ子。「あまちゃん」の小泉今日子。80年代かつてのアイドルはいまはお母さん役がよく似合う。朝ドラも基本的には女の一代記、「日本のお母ちゃん」を描いている。「おはなはん」「おしん」「ゲゲゲの女房」「カーネーション」「朝が来た」などなど。不評だが「わろてんか」も大正・昭和戦前期の笑いに賭けた女の半生記。ヒロイン葵わかなは年若いのによく演じた。その気品と落ち着いた風情は女優としての将来性を感じた。

2018年1月29日 (月)

ミスワカナ

   朝ドラ「わろてんか」には実在のモデルがいる。葵わかなが吉本興業の創業者吉本せいであるが、高橋一生は小林一三のようだ。キース&アサリは横山エンタツと花菱アチャコであることも風貌からわかる。ただし実際はアチャコのほうが大柄だったが。さて問題は広瀬アリス演じるリリコであるが、ミスワカナである。これから玉松一郎と漫才コンビを組んで、その美貌でエンタツ・アチャコを凌ぐ人気者となる。昭和21年10月14日阪急西宮北口駅のホームで心臓発作を起こして急死した。享年36歳という。

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