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2022年9月19日 (月)

予測困難な「ブーカの時代」、30年後あなたは生き残れるか?

 2022年の世界は、相次ぐ気候変動と大規模な自然災害と新型コロナ感染症の蔓延、そして世界の政情不安。たとえば大国主義に復帰しているロシアがウクライナへ軍事侵攻、中国ナショナリズムが拡大し、東アジア安定の脅威となっている。グローバル複合危機と多様化の世界の中で、人口減少、少子高齢化、新型ウイルスの蔓延、IT技術の急速な進歩、諸物価の高騰と貧富格差・・・私たちを取り巻く環境が目まぐるしく変化するとともに、複雑になってきます。先行き不透明で、将来の予測が困難な、いわゆね「ブーカの時代」が到来します。VUCAとは、英語の変動性、不確実性、複雑性、曖昧性の頭文字をとった略語で、元々は1990年代後半に軍事用語として発生した言葉ですが、冷戦が終結した後の複雑化した国際情勢において、戦局の見通しがしずらい状況に対して使われていました。今年起こったロシアによるウクライナ侵攻や、国内で起こった安倍晋三暗殺事件などはまさしく「ブーカの時代」の到来を象徴するかのような出来事です。長年日本を牽引してきた強いリーダーを失った日本は今後どうなるのか。急速に進む円安の影響が秋の物価高を生む中、岸田首相は安倍氏の国葬を強行し、その支持率は急降下している。まるで幕末、桜田門の変のような激動の時代のうねりが起こっている。上級国民だけが得をして、若者たちは非正規や派遣で低所得で苦しむ社会格差に対して怒りが爆発するであろう。今後、マイナス成長が常態化した場合、2050年には、推計人口は9500万人で、生産年齢人口と老年人口が逆転し、債務残高GDP比は約500%まで拡大し、国民保険制度や年金制度の維持は困難となるだろう。まあ、わたしは100歳になっているので、この世にはいないが。

2022年7月31日 (日)

経済学入門

Macaquemonkeys_2    明治の経済学者で東京商業学校の和田垣謙三は貧乏でいつも借金取りに追われていた。このことを知っていた生徒たちは「手っ取り早く金儲けをする方法は?」と意地の悪い質問をした。すると、和田垣は「サルの毛を抜け」と答えた。生徒たちはみな首をかしげて考えたが意味が分からない。サルは英語でmonkey、毛(k)を抜くと、すぐさまカネ(money)になる。

 人はパンのみにて生きるものにあらずとしても、パンなくし生きることはできない。山上徹也も革命思想によって凶行に及んだのではなく、手元資金が底をついたがゆえの犯行である。つまるところ人間社会の基本は経済にある。そこで経済学についてわかりやすく書かれた本といわれる、熊谷尚夫「経済原論」を読んでみる。ミクロ経済学、マクロ経済学。60頁を過ぎたあたりで、数式や図表、関数などが出てくる。やはり高校数学の基礎的学力がないと経済学は理解できないとわかった。

2022年6月13日 (月)

ジェボンズの太陽黒点説

   イギリスの経済学者ウィリアム・スタンレー・ジェヴォンズ(1835-1882)は、太陽黒点の周期的増減が気象の変化をもたらし、農作物の収穫に影響を与えることから、景気循環が生じるという太陽黒点説を1875年頃、大英学術協会で提起している。

2022年4月11日 (月)

貧困をなくそう

はたらけど
はたらけど猶わが生活楽にならざり
ぢっと手を見る

 世界には極度な貧困に苦しむ人々がまだ多くいる。ブラジルでは、都市部の郊外に低所得者の住むファーベラ(スラム)が点在している。農村部から職を求めて流入してきた人々が、不便な岩山の斜面や河川敷などの空き地を不法占拠し、密集する粗末な建物に居住する。学校に行けず、物乞いや物売りをする子供たちも多く、彼らはストリートチルドレンとよばれる。経済発展し、オフィスビルが立ち並ぶフィリピンのマニラにも、貧しい人々が生活するスラムが点在している。かつてマニラ近郊のごみ投棄場は、廃品を回収する貧しい人々が集まってスラム化し、「スモーキー・マウンテン」とよばれる地域があった。

 

 

Photo

 

    日本は格差社会か?イタリアの統計学者コッラド・ジニ(1884-1965)が考案した所得分配の不平等さを表す指数をジニ係数という。全員が同じ所得の完全平等社会であればジニ係数は0となり、格差が大きくなるほど1に近くなる。ジニ係数を国別にみると、北欧はじめとするヨーロッパ諸国は低い。一方、ジニ係数の数値が高いのは、サハラ砂漠以南のアフリカ諸国や中南米諸国で、ひと握りの階層に富が偏在している。

 

格差が大きい国
ナミビア     0.743
レソト           0.632
シエラレオネ   0.629
中央アフリカ  0,613
ボツワナ     0.605

 

格差小が小さい国
デンマーク    0.247
日本       0.249
スウェーデン  0.250
チェコ       0.254
ノルウェー   0.258

 

国や地域によって統計年が異なる。(成美堂出版「世界地図2009」より)

 

    日本はジニ係数は低い。かつて日本は生活程度や社会的地位が中程度の階層が多い、中流階級の国といわれた。だが近年、高齢者世帯の増加、若年層における格差や地域間格差がみられ、ジニ係数が低いからといって格差がないという実感はまったくない。むしろ、日本は貧困率は高い。貧困率とは、さまざまな算出方法があるが、OECDでは年収が全人口の平均年収に満たない人口の割合を貧困率と定義している。非正規雇用者の増加による労働市場の二極化などにより所得格差は拡大しつつある。

 

 

2022年1月17日 (月)

あれから27年

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1月21日早朝に放送されたNHKのニュース番組での小さなお話。

    神戸市長田区の写真屋Aさんは震災でお店が全壊した。すでに60歳を超えていたAさんは店の再建を断念した。手許には1月17日の数日前に撮った成人式の晴着姿の記念写真があった。Aさんはノートを頼りに14年間、現住所を調べて記念写真をお客様に届けた。だが14年たった今も行方のわからない写真が2枚あった。それも今年Aさんの努力が実ってようやく振袖姿の写真を渡すことができた。14年後に受け取った女性の喜びはどんなであろうか。その女性は受け取り書を今も大切に保管していたという。当たり前の話で小さな話だが視聴者にも大きな感銘が伝わってくる。写真屋Aさんのほっとした表情がなにより印象的であった。

2020年2月21日 (金)

コンドラチェフの波

Wave1

 

Photo_3  平均周期が50年(40~60年)のコンドラチェフの長期波動に関心が高まっている。景気の長期循環を唱えたニコライ・コンドラチェフ(1892-1938)は旧ソ連の経済学者で、1930年、当局と意見が対立してソ連政府に逮捕され、1938年9月17日、不遇のうちに獄死している。景気循環の統計的研究により、資本主義経済には長期波動が存在する。本日はコンドラチェフの誕生日。(Nikolai Kondratiev、2月21日)

 

 

2017年4月26日 (水)

小沢一郎とボンカレー

   いまレトルトカレーが人気である。東日本大震災が契機ともいわれし、その種類が豊富なことも一因である。さて最近あまり動向を聞かない政治家、小沢一郎。カナリア、インコ、文鳥など、小沢一郎が自宅で飼っている小鳥は40羽以上いる。これらの小鳥のえさやりなど世話をするのは、住み込みしている書生たちの仕事である。小沢邸では働いている秘書や書生は常時20人ほどいる。午前5時に起こされて、庭の草むしり、犬の散歩、小鳥の世話、朝食の準備、と目の回る忙しさ。あるとき小沢はゴミ箱から封を切らないレトルトカレーを見つけた。「お前はボンカレーを捨てただろう」と書生にいった。「先生、賞味期限を1ヵ月も過ぎていました」と書生は答えた。「実際に食べてみてダメだと思ったら捨てろ。食べてもいないのに表示だけを信じるな」と小沢は注意した。人の噂やレッテルをむやみに信じず、自分で体験して納得したことだけを信じろと諭したのである。

2016年12月 7日 (水)

貧乏人は麦を食え

   むかし中国で生まれつき暗愚な皇帝(西晋の恵帝)がいて、飢饉で多くの餓死者が出ているのに、「飯が食べられないなら肉のおかゆを食べればよいのに」といった話が残っている。

    古い話だが、日本でもこんな話があった。昭和25年12月7日、池田勇人が大蔵大臣の時代、木村禧八郎の米価値上げに関連する質問で、「ご承知の通り戦争前は米100に対して麦は64%ぐらいの割合であります。そして今は米100に対して小麦95、大麦は85ということになっております。そうして日本の国民全体の、上から下と言っては何でございますが、大所得者も、小所得者も同じような米麦の比率でやっております。これは完全な統制であります。私は所得に応じて、所得の少ない人は麦を多く食う、所得の多い人は米を食う、というような、経済の原則にそういうほうへ持って行きたいというのが、私の念願であります」と答弁した。これが「貧乏人は麦を食え」という見出しで新聞に載り、各方面から強い批判が出された。

    最近では玄米や麦は健康にいいという。また野菜中心のベジタリアンは本当に健康的なのかも疑問がある。家内は10年間野菜中心のダイエット食だが、お腹が空くらしく間食が多く、どうみても不健康だ。

2016年8月23日 (火)

安倍マリオ

Photo  小学生時代に覚えた海外の政治家の名前はいつまでも忘れないものだ。フランスのド・ゴール大統領、インドのネルー首相、インドネシアのスカルノ大統領、ガーナのエンクルマ大統領、西ドイツのアデナウアー。そして最も子どもたちに人気が高かったのがアラブの指導者ナセル大統領。「成せばなる。ナセルはアラブの大統領」と林家三平やハナ肇が言っていた。ナセルのことをエジプトの国民たちは「アル・ライース」ん呼んでいたそうだ。もともとは「親方」「大将」という意味である。アラブを統一できるのは彼しかいないと感じていたのだろう。エジプト革命やスエズ運河国有化という事件もあったが、世界史にその名前は確実に刻まれた。そしてエジプトはナセル、サダト、ムバラクの3人の国家元首の名前を覚えれば事足りる。ところが日本の学生は大変である。佐藤栄作から安倍晋三まで24人いる。女性問題で辞任した宇野宗佑は僅か2ヵ月だった。リオ五輪の閉会式。スタジアムの中央に置かれた土管の中から、スーパーマリオのコスプレの安倍晋三が現われ、衣裳を脱ぎスーツ姿に変わるという奇抜なパフォーマンスが世界を驚かした。日本の政治家がこのような形で世界の視聴者の前に姿をみせるというのは異例中の異例であろう。(Nasser)

2016年5月18日 (水)

子育ての費用

  少子高齢化は大問題である。ある校長の発言は波紋を投げかけたことは記憶に新しい。「女性にとって最も大切なことは、こどもを2人以上産むことです。これは仕事でキャリアを積むこと以上に価値があります」と。しかし問題はお金。ある民間保険会社の調査によれば、出産から大学卒業までの総費用は約3000万円かかるそうである。まだ物価が低かった昭和32年頃はいくらかかったか。「これからの家族計画」(主婦と生活10月号付録)によると、陣痛から出産そして退院まで一万一千円。人工栄養としてのミルク代二万二千円。母乳がたっぷり出ても18歳までの食費とおやつで446,400円。幼稚園に行くとしたら2年間で36000円。小学校は6年間で80,000円。中学校は3年間で60,000円。高校は公立で20万円、私立で27万円。男子は大学を4年間で卒業させるとして、国立で55万円、私立は80万円。合計約1,527,000円。女児は高校卒業して間もなく結婚するならば結婚費用は調度も式も旅行の費用もすべて含めて20万円として、合計約1,033,400円なり。この半世紀で30倍物価が上がったがさらに消費税が10%になるとますます生活は苦しくなるだろう。

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