バーナードの組織の3要素
米国経営学者のチェスター・バーナードが1938年に著書「経営者の役割」の中で提唱された。組織が成立するための必要条件としてコミュニケーション、貢献意欲、共通目的の3つの要素が必要不可欠であり、どれか一つでも欠けている場合は、組織は不完全であり機能しなくなる。
米国経営学者のチェスター・バーナードが1938年に著書「経営者の役割」の中で提唱された。組織が成立するための必要条件としてコミュニケーション、貢献意欲、共通目的の3つの要素が必要不可欠であり、どれか一つでも欠けている場合は、組織は不完全であり機能しなくなる。
1953年のこの日、吉田茂は、衆議院を解散した。戦後の衆議院解散には、さまざまな事情があって奇妙な通称名がある。吉田茂「バカヤロー解散」(1953)、鳩山一郎の「天の声解散」(1955)、佐藤栄作の「黒い霧解散」(1966)、大平正芳の「ハプニング解散」(1980)、中曽根康弘の「死んだふり解散」(1986)、宮沢喜一の「うそつき解散」(1993)、小泉純一郎の「郵政解散」(2005)、安倍晋三の「アベノミクス解散」(2014)。野田佳彦は「近いうち解散」なのか「バカ正直解散」なのか統一した呼称がまだない。就任から8日後に解散した2024年の石破内閣は「裏金かくし解散」か。
宇野内閣が短命という印象が強いのは女性問題からか。竹下登の後釜総裁に登用したクリーンな文人タイプだった。ハーモニカ、ピアノはプロ級で、俳人として3冊の句集がある。剣道五段で高校時代は全国制覇も成し遂げた。絵画も描くし、著書「ダモイトウキョウ」は映画「私はシベリアの捕虜になった」(1952)の原作にもなったという。いまでは宇野はワイドショーの犠牲者と見る意見もある。(3月14日)
2025年と言う年は、団塊の世代がすべて後期高齢者になる年だそうです。いつまでも元気に活動し、家族や友人、地域の人たちとつながり、社会参加しながら毎日を送る。そんな高齢期を過ごすには「フレイル(虚弱)」の予防・対策が必要です。一つ目はバランスのよい食事をとることです。たんぱく質をとり、水分も十分に摂取するなどの「栄養」です。次に、歩いたり、筋トレをしたり、体操するなどの「身体活動(運動)」です。さらに、就労や余暇活動、ボランティアなどに取り組む「社会参加」です。たとえば自宅で本がたくさんある人は、家庭文庫を開設して、地域の人たちとの交流を図ることができます。また身体が元気な人は、子供たちが安全に通学できるように通学路に立ち、見守り活動をしている方もおられます。人それぞれの経験を活かしながら、生涯にわたって社会参加を工夫していきましょう。
昭和43年のこの日、日本初のレトルトカレー「ボンカレー」が発売された。最近あまり動向を聞かない政治家、小沢一郎。カナリア、インコ、文鳥など、小沢一郎が自宅で飼っている小鳥は40羽以上いる。これらの小鳥のえさやりなど世話をするのは、住み込みしている書生たちの仕事である。小沢邸では働いている秘書や書生は常時20人ほどいる。午前5時に起こされて、庭の草むしり、犬の散歩、小鳥の世話、朝食の準備、と目の回る忙しさ。あるとき小沢はゴミ箱から封を切らないレトルトカレーを見つけた。「お前はボンカレーを捨てただろう」と書生にいった。「先生、賞味期限を1ヵ月も過ぎていました」と書生は答えた。「実際に食べてみてダメだと思ったら捨てろ。食べてもいないのに表示だけを信じるな」と小沢は注意した。人の噂やレッテルをむやみに信じず、自分で体験して納得したことだけを信じろと諭したのである。(2月12日)
以前に放送されたNHKのニュース番組での小さなお話。
神戸市長田区の写真屋Aさんは震災でお店が全壊した。すでに60歳を超えていたAさんは店の再建を断念した。手許には1月17日の数日前に撮った成人式の晴着姿の記念写真があった。Aさんはノートを頼りに14年間、現住所を調べて記念写真をお客様に届けた。だが14年たった今も行方のわからない写真が2枚あった。それも今年Aさんの努力が実ってようやく振袖姿の写真を渡すことができた。14年後に受け取った女性の喜びはどんなであろうか。その女性は受け取り書を今も大切に保管していたという。当たり前の話で小さな話だが視聴者にも大きな感銘が伝わってくる。写真屋Aさんのほっとした表情がなにより印象的であった。
秋風の吹く季節になると、国民はスポーツから政治へと関心が移る。きょう自民党新総裁が決まる。つまり実質的に次期の内閣総理大臣が決まるということだ。石破茂、加藤勝信、上川陽子、小泉進次郎、河野太郎、小林鷹之、高市早苗、林芳正、茂木敏光ら9人の候補者による選挙戦となる。政治改革、物価高、憲法改正、税制改革、靖国問題などしっかりと政策の違いなどを確認したい。結局、予想どおり石破茂に決まった。10月1日に、石破氏は第102代首相に選出される。
先日、大阪市で「父親の介護に疲れた」と90歳の父親の首をロープで絞め殺害したため61歳の息子が逮捕されるという痛ましい事件があった。令和5年の総人口に占める65歳以上の高齢者の割合は約3割で、80歳以上は約1割である。この割合はさらに厳しくなる。2025年問題という言葉がある。いわゆる団塊の世代800万人が後期高齢者になる75歳に達する超高齢社会のことである。医療費や介護費の増大で、若者の負担がさらに増加する。認知症や要介護者数は急増し、老人ホームの部屋が不足し、介護職の確保も難しくなる。このような社会保障制度の課題は2025年にならないでも今現在でもすでに始まっている。核家族の進行によって、一人暮らしのお年寄りが増加している。年金だけで暮らしていけるのか、都会では地域との繋がりも希薄で孤独死もみられる。わが国の高齢社会の状態は今後100年続くといわれている。大地震や感染症対策も大切だが、徐々にしのびよる高齢社会に対応した社会基盤を整備をすることが求められている。
「B級グルメ」、「庶民の食べ物」として長らく愛されてきたラーメンだが、今や1杯1000円前後する店も増えてきた。ラーメンを構成する肉類や魚介類、調味料、小麦など、あらゆる食材の価格が上がっており、これまでの価格を維持することが困難になってきたからだ。昭和45年ころのテレビドラマを見ていたら、コーヒー1杯がちょうど100円だった。コーヒー1杯の値段で戦後の物価の変遷がわかるだろう。昭和29年頃は50円。昭和45年頃は100円。昭和50年頃は200円。昭和62年頃は300円。現在は400円ぐらい。もちろん高級店はいくらもあるだろうが。ちなみに週刊少年マガジンが昭和34年創刊当時、40円で現在は360円。戦後から今日までの78年間、価格が変わらず安定しているのは鶏卵だけである。下のグラフは昭和35年から平成22年までの食品を主にした物価の推移を示すものであるが、「卵は物価の優等生」といわれていることがよくわかる。
新聞代は昭和55年頃2195円(月額)だったが、3190円(平成2年)、3925円(平成12年)、4344円(令和2年)と急騰している。タクシー初乗り456円(昭和61年)、620円(平成9年)。あんぱん1個(100g)は、71円(昭和57円)、85円(平成5年)、83年(平成15年)、78円(平成25年)、喫茶店におけるコーヒー代は294円(昭和62円)、370円(平成9年)、383円(平成19年)、404円(平成29年)。
丸田勲によると、江戸時代、卵は現代の価格になおすと約1個400円くらいだった。しかし昨年末から、卵の価格が高騰し、現在も値上がりが続いている。甲子園名物「かちわり氷」は1袋200円、甲子園のビールは1杯750円。東京ドームの生ビールはなんと900円。
クロム化合物のうち、酸化数が+6を含むものを六価クロムと呼んでいる。六価クロム化合物は、強い毒性を持ち大気汚染防止法に基づいて有害大気汚染物質とされている。アメリカ・カリフォルニア州ヒンクリーに工場がある大手企業PG&Eは1952年から1966年にわたる14年間にわたって発電のため、その冷却塔の防錆剤として六価クロムを使用し、汚染水を大量に投棄し続けていた。周辺住民に癌などの健康被害が多発したことから、シングルマザーのエリン・プロコビッチはPG&Eを訴え、1993年に集団訴訟を起こして勝訴した。
「死屍に鞭打つ」という言葉がある。亡くなった人を悪く言う。死後など、その人の悪口を言う。また、むごいことをする意のたとえ。SNSの時代、離婚など元カレ、元カノの悪口にもつかわれる。言葉の起源は中国の伍子胥の故事にある。中国でもっとも不道徳な行為とされた「墓あばき」や復讐心をいだき父と兄の讐にむくいた「臥薪嘗胆」の故事にまつわる武将である。古代のバビロニアの律法には、人がもし他人の生命を奪ったときには、その生命でもって償わせ、目を傷つけたときには目でもってそれを償わせるという掟があった。さきごろの日本人の世論調査によると、「凶悪犯罪は命で償うべきだ」という考えの人が年々増加しているらしい。死刑容認は85.6%と高い。これは国際的な流れからみると驚くべき高さである。いまの世界の趨勢は死刑廃止に向かいつつあるが、日本の国民感情は独自の方向に進んでおり、2008年に国連規約人権委員会が「世論に関係なく廃止を検討すべきだ」と勧告しているが、「将来も死刑は廃止しない」という意見が国民の間には根強い。死刑容認の理由としては「廃止すれば被害者や家族の気持ちがおさまらない」ということが一番大きいように思える。日本人とキリスト教が根底にある国との違いがその点にあるように思える。キリストは「目には目を」に対して、そういうことをしていては、恨みがいつまでも続くと考えた。彼は復讐を認めない。「汝の敵を愛せよ」というキリストの根本の教えは永遠に日本人には受け入れられないだろう。日本人にはキリストよりも伍子胥を支持する者が多いようだ。
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