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2018年11月18日 (日)

猫と麻ちゃん

Photo   ヒロインの名前が麻子といえば、阿川弘之の「犬と麻ちゃん」(1968)がよく知られる。ところがご令嬢の阿川佐和子の小説「屋上のあるアパート」のヒロインの名前も麻子である。内容は一人の若い女性がさまざまな転機や恋愛体験を経て、料理ライターをめざすというもの。ドラマでは長澤まさみが好演している。坂井真紀が扮するアパートの隣人が「あなたはイヌ派、それともネコ派?」という奇妙な質問をする。ラストで「麻ちゃんはやっぱりネコ派だね」という落ちがある。小説のジャケットにもネコが描かれていて面白い。

ねこ好きの有名人といえば、古くは平安時代中期の一条天皇が知られる。ネコに「五位の位」を与えたとか。江戸時代末期に活躍した歌川国芳はネコをモチーフにした浮世絵を数多く描いた。小説家では谷崎潤一郎、内田百閒、大佛次郎、アーネストヘミングウェイなど。

2018年11月17日 (土)

韓国映画史 「義理的仇討」から「神と共に」まで

  韓国の映画の日は、10月27日。これは韓国映画史上、最初の映画である金陶山監督の作品「義理的仇討」という映画が1919年にソウル鐘路にある映画館・団成社で上映された日を記念して制定された。ほかに代表的な「ハングン・ヨンファ(韓国映画)」を記す。

「青春の十字路」 1934年 アン・ジョンファ監督

「半島の春」 1941年 イ・ビヨンイル監督

「下女」 1960年 キム・ギヨン監督

「ロマンスパパ」 1960年 シン・サンオク監督

「春香伝」 1961年 ホン・ソンギ監督

「誤発弾」 1961年 ユ・ヒョンモク監督

「霧」 1967年 キム・スヨン監督

「糞礼記」 1971年 ユ・ヒヨンモク監督

「星たちの故郷」 1974年 イ・ジャンホ監督

「馬鹿たちの行進」 1975年 ハ・ギルチョン監督

「森浦への道」 1975年 イ・マニ監督

「旅譜」 1978年

「風吹く良き日」 1980年

「馬鹿宣言」 1983年

「赤道の花」 1983年

「鯨捕り」 1984年

「ディープブルーナイト」 1984年

「桑の葉」1985年 イ・ドゥヨン監督

「キルソドム」 1985年

「黄真伊(ファン・ジニ)」 1986年

「シバジ」 1986年

「アダダ」 1987年

「風の丘を越えて 西便制」1993年 イム・グォンテク監督

「太白山脈」 1994年 イム・グォンテク監督

「八月のクリスマス」  1998年 ホ・ジノ監督

「シュリ」 1999年 カン・ジェギュ監督

「我が心のオルガン」 1999年 イ・ヨンジェ監督

「猟奇的な彼女」 2001年 クァク・ジェヨン監督

「永遠の片思い」 2002年 イ・ハン監督

「ラブストーリー」 2003年 クァク・ジェヨン監督

「シルミド」 2003年 カン・ウソク監督

「私の頭の中の消しゴム」 2004年 イ・ジュハン監督

「僕の、世界の中心は、君だ」 2005年 チョン・ユンス監督

「トンマッコルへようこそ」 2005年 パク・クァンヒョン監督

「四月の雪」 2005年 ホ・ジノ監督

「グエムル 漢江の怪物」 2006年 ポン・ジュノ監督 

「高地戦」 2011年 チャン・フン監督

「建築学概論」 2012年 イ・ヨンジュ監督

「王になった男」 2012年 チュ・チャンミン監督

「ザ・タワー超高層ビル大火災」 2012年 キム・ジフン監督

「FLU運命の36時間」 2013年 キム・ソンス監督 チャン・ヒョク スエ

「アトリエの春、昼下りの裸婦」 2014年 チョ・グニョン監督

「インサイダーズ」 2015年 ウ・ミンホ監督 イ・ビョンホン

「王の運命」 2015年 イ・ジュンイク監督 ソン・ガンホ

「隻眼の虎」 2015年 パク・フンジョン監督 チェ・ミンシク

「愛を歌う花」 2016年 パク・フンシク監督 ハン・ヒョズ

「男と女」 2016年 イ・ユンギ監督 コン・ユ、チョン・ドヨン

「不汗党 悪い奴らの世界」 2017年 ピョン・ヒョンソン監督 ソル・ギョング

「軍艦島」 2017年 リュ・スンワン監督

「ゴールデンスランバー」 2018年 ノ・ドンソク監督 カン・ドンウォン、ハン・ヒョズ

「神と共に、罪と罰」 2018年 キム・ヨンファ監督

人生、シネマで乾杯

  あたり前の話だが、ひとりの人間が世界中の映画、ドラマ、ドキュメンタリーなどすべての映像作品を観ることはできない。名作といわれるよい映画だけにしぼっても無理だ。なぜならつねに世界中で新しい映画がつくられているから。もし世界のすべての映像作品を朝から晩までネット配信などで観ることができたとしても、その量に押しつぶされて数カ月で中毒症かパニックに陥るだろう。世界中の劇場用映画はいくらあるのだろうか?映画の製作本数の正確な統計データはない。少し古いが2015年の世界の映画製作本数は、

インド       1907
ナイジェリア 997
アメリカ    791
中国      686
日本      581

  およそ全世界で1年間に1万本以上の映画がつくられている。ナイジェリアやインドのボリウッド映画が多い。そのなかで日本で劇場公開される映画は1割ほどで、2016年は邦画610本、洋画539本の映画が公開されている(日本映画製作者連盟の統計)。映画評論家は年間500本くらいは見ているそうだ。国別の世界的な作品をあげる。
アメリカ 風と共に去りぬ 1939年 ヴィクター・フレミング
メキシコ 皆殺しの天使 1962年 ルイス・ブニュエル
メキシコ 赤い薔薇ソースの伝説 1992年 アルフォンソ・アラウ
フランス 天井桟敷の人々 1945年 マルセル・カルネ
フランス ショア 1985年 クロード・ランズマン
イギリス 第三の男 1949年 キャロル・リード
ドイツ  嘆きの天使 1930年 ジョセフ・フォン・スタンバーグ
ドイツ  朝な夕なに 1957年 ヴォルフガング・リーベンアイナー
ドイツ  橋 1959年 ベルンハルト・ヴィッキ
イタリア 道 1954年 フェデリコ・フェリーニ
スペイン 汚れなき悪戯 1955年 ヴァイダ・ラースロー
ポルトガル 青い年 1963年 パウロ・ローシヤ
オランダ 美しい人妻 2015年 アントワネッテ・ブーマー
スウェーデン 野いちご 1954年 イングマル・ベルイマン
ノルウェー  妹の体温 2015年 アンネ・セヴィツキー
フィンランド ル・アーヴルの靴みがき 2011年 アキ・カウリスマキ
デンマーク  バベットの晩餐会 1987年 ガブリエル・アクセル監督
デンマーク  ある戦争 2015年 トビアス・リンホルム監督 ピルー・アスべック
ロシア  戦艦ポチョムキン 1925年 セルゲイ・エイゼンシュテイン
ロシア ラン・スルー・ザ・ナイト 2016年 アンナ・チポフスカヤ
ポーランド 灰とダイヤモンド 1958年 アンジュイ・ワイダ
ポーランド 砂時計 1973年 ボイチェフ・イエジー・ハス 
ハンガリー 連隊長レドル 1985年 サボー・イシュトヴァーン
セルビア  思春期 2012年 マヤ・ミロス監督 イシドラ・シミヨノヴィッチ 
スロベニア スロベニアの娼婦 2009年 ダムヤン・コソレ
ギリシャ  春のめざめ 1963年
ナイジェリア アラロミレ 呪いの女神像 2010年 グレン・アフォラヤン監督
イラク・トルコ サイの季節 2012年 バフラン・ゴバディ監督
イラン  友だちのうちはどこ? 1987年 アッバス・キアロスタミ監督
インド  大地のうた 1955年 サタジット・ライ
タイ  ブンミおじさんの森 2010年 アピチャサボン・ウィーラセタクン
ベトナム 青いパパイアの香り 1993年 トラン・アン・ユン
中国  菊豆 1990年 張藝謀
香港・中国合作 さらば、わが愛 覇王別妃 1993年 チェン・カイコー
韓国  太白山脈 1994年
韓国  八月のクリスマス 1998年 ホ・ジノ
日本  七人の侍 1954年 黒澤明

   現存する最古の日本映画「紅葉狩」(1899)から滝田洋二郎監督「ラストレシピ」(2017)まで何でも観ちゃうぞ! ▽「西部戦線異状なし」(1978年CBS)リチャード・トーマス、アーネスト・ボーグナイン。第一次世界大戦中、ドイツの小さな町の学校では戦争の話でもちきりだった。先生は生徒たちの愛国の精神を説き、それにのせられたポールら6人が出征志願する。しかし、現実の戦場はなまやさしいものではなかった・・・・。1930年の映画をリメイクしたエリッヒ・マリア・レマルク原作のドラマ化。主役のリチャード・トーマスは「去年の夏」「朝やけの空」など青春スターだった。▽「日本のいちばん長い日」(1967)原作は大宅壮一。阿南惟幾に三船敏郎、米内光政に山村聡。今年夏にも同名の映画が公開される。原作は半藤一利。阿南に役所広司、米内に柄本明、昭和天皇に本木雅弘、鈴木貫太郎に山崎努。ほか松坂桃季、堤真一らオール男優スターの超大作らしい。▽「陽だまりの彼女」(2013)上野樹里、松本潤。真緒は猫だった…。▽「ナイルの宝石」(1985)マイケル・ダグラス、キャスリーン・ターナー。▽「スフィンクス」(1981)レスリー・アン・ダウン、フランク・ランジェラ、モーリス・ロネ▽「大いなる西部」(1958)グレゴリー・ペック、チャールトン・ヘストン、パール・アイヴス、チャールズ・ビッグフォード▽「富士に立つ影」(1942)阪東妻三郎。幕府は富士の裾野に築城を命じた。牛車合戦はベン・ハーのチャリオット・レースのようで圧巻の迫力がある。▽「滅びのモノクローム」(2003)国仲涼子が若くて可愛い。▽「紙屋悦子の青春」(2004)原田知世、永瀬正敏。▽「薄化粧」(1985)別子銅山の社宅で起きた妻子惨殺事件の犯人の逃亡生活を描く。逃走中に関わった4人の女たち、なかでも藤真利子の官能的な濡れ場がよい。▽「影なき男」(1934)ウィリアム・パウエル、マーナ・ロイ、モーリン・オサリバン。▽「初雪の恋」宮崎あおい、イ・ジュンギ。▽「ポーリンの冒険」(1947)連続活劇の女王パール・ホワイトの伝記。ベティ・ハットンが演じるミュージカル映画。▽「女子ーズ」(2014)山本美月、藤井美菜、桐谷美玲、高畑充希、有村架純。怪人カメムシゲルゲが臭くて戦隊から「うんこ、うんこ」と連呼される▽「ぼっちゃん」(2012)水澤伸吾。▽「学校」(1993)山田洋次監督。西田敏行、田中邦衛、裕木奈江。▽「私の愛した女」(1983)伊藤かずえ、小野寺昭。▽「ホットロード」能年玲奈。▽「江ノ島プリズム」(2013)福士蒼汰、本田翼。▽「ドグラ・マグラ」(1988)夢野久作の小説の映画化。松田洋治、桂枝雀。▽「もらとりあむタマ子」(2013)前田敦子、康すおん。▽「100回泣くこと」(2013)桐谷美玲。▽「love letter」(1995) 中山美穂、豊川悦司、酒井美紀。▽「遺体 明日への十日間」西田敏行。▽真木栗ノ穴(2007)西島秀俊。

Marawilson「マチルダ」(1996)マーラ・ウィルソンも28歳になった。▽「グエムル 漢口の怪物」(2006)韓国初のモンスター・ムービー。ソン・ガンホ、ぺ・ドゥナ。怪物に咥えられ連れ去れる少女にコ・アソン。▽「レ・ミゼラブル」(1998)リーアム・ニーソン、ユア・サーマン。▽「ぼくたちの家族」(2013)妻夫木聡、原田美枝子▽「悪い奴ほどよく眠る」(1960)三船敏郎。▽「ハウスメイド」(2010)チョン・ドヨン、イ・ジョンジェ。▽「ジェレミー」(1973)ロビー・ベンソン、グリニス・オコナ―。▽「卒業」(1967)ダスティン・ホフマン、キャサリン・ロス。▽「スーパーマン」(1978)クリストファー・リーヴ、マーロン・ブランド―。▽「海炭市叙景」(2010)熊切和嘉監督 谷村美月。▽「洟をたらした神」(1978)神山征二郎監督 樫山文枝。▽「海のふた」(2015)豊島圭介監督 菊池亜希子。▽「グッド・ストライプス」(2015)菊池亜希子。▽「神様はバリにいる」(2015)堤真一、尾野真千子。▽「一粒の麦」(1958)吉村公三郎監督 菅原謙二。▽「豆大福ものがたり」(2013)菊池亜希子。▽「あの空の果てに星はまたたく」(1962)丘さとみ、水木襄。

▽「サンクタム」(2011)アリスター・グリアソン監督。▽「バンド・ワゴン」(1953)ビンセント・ミネリ監督 フレッド・アステア シド・チャリシ―。▽「空飛ぶ戦闘艦」(1961)ウィリアム・ウィットニー監督 ヴィンセント・プライス、チャールズ・ブロンソン。▽「サンタモニカの週末」(1967)トニー・カーティス、クラウディア・カルディナーレ、シャロン・テート。▽「トリコロールに燃えて」(2004)シャーリーズ・セロン、ペネロペ・クルス、スチュアート・ダウンゼント。▽「スタンド・バイ・ミー」(1986)ロブ・ライナー監督 ウィル・ウィートン、リバー・フェニックス、コリ―・フェルドマン。▽「合衆国最後の日」(1977)バート・ランカスター、リチャード・ウィドマーク。▽「スカイフォール」(2012)ダニエル・クレーグ007が好きになってきた。▽「ハミングバード」(2013)ジェイソン・ステイサム。▽「セイフヘイヴン」(2013)ジョシュ・デアメル、ジュリアン・ハフ。▽「存在の耐えられない軽さ」(1988)ダニエル・デイ・ルイス、ジュリエット・ビノシュ。▽「ツイン・ピークス 劇場版」(1992) カイル・マクラクラン。▽「ストックホルムでワルツを」(2013)スウェーデンのジャズ歌手モニカ・ゼタールンドの伝記映画。▽「江南ブルース」(2015) イ・ミンホ、キム・レウォン。▽「ムーンライト」(2016)。▽「ペギー・スーの結婚」(1986)。▽「ギヴァー 記憶を継ぐ者」(2014)ジェフ・ブリッジス、メリル・ストリープ。▽「チャリング・クロス84番地」(1986)アン・バンクロフト、アンソニー・ホプキンス。▽「金融腐蝕列島」(1997)役所広司、椎名桔平▽「暁の挑戦」(1971)幻の映画といわれる川崎市の誕生期を描いた実録もの。中村錦之助、渡哲也、若林豪、財津一郎など出演。大正14年に実際に起こった鶴見騒擾事件をもとにフィクションを加えている。▽「カラスの親指」阿部寛、石原さとみなど主演の詐欺師の話。ブレイク前の能年玲奈やピコ太郎が出演しているのも面白い。▽「石榴坂の仇討」(2014)中井喜一、阿部寛。▽「バードマンむあるいは無知がもたらす予期せぬ奇跡」(2014)アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督、マイケル・キートン。▽「マリッジリング」(2007)小橋めぐみ、保阪尚希、高橋一生。▽「きみに読む物語」(2004)レイチェル・マクアダムス、ライアン・ゴズリング。▽「パラサイト・イヴ」(1997)三上博史、葉月里緒菜。▽「新婚道中記」(1937)ケーリー・グラント、アイリーン・ダン、ラルフ・ベラミー。

2018年11月10日 (土)

僕はこの映画を観た

 最近この映画を観た。長いこと観たかった映画がやっと観れることはとてもうれしい。チャップリンの「巴里の女性」(1927年)チャップリンは劇中登場していない。▽ピーター・ボグダノビッチ監督「ラスト・ショー」(1971)もまたその一つ。シビル・シェパードもまだ初々しさがある。▽アンリ・コルビ監督「かくも長き不在」(1961)記憶喪失を題材とした映画は過去たくさんあるが僕のベスト・ワン。▽「チャタレイ夫人の恋人」(2015)何度も映像化されているがホリデイ・グレインジャーが最新版。▽木村恵吾「鉄砲安の生涯」(1962)勝新太郎。ニコライ皇太子を助けた安はロシアから大金をもらうが、やがて戦争となり国賊と呼ばれて落ちぶれ果てる。▽「I am ICHHACHI 逮捕されるまで」(2013年)市橋達也の逮捕までを実録風に描く。ディーン・フジオカ監督・主演の異色作。▽「君の膵臓をたべたい」浜辺美波のファンになりました。▽「ボヴァリー夫人」(2014)ミア・ワシコウスカ。▽「クリムゾン・ピーク」(2015)ギレルモ・デル・トロ監督、ミア・ワコウスカ。▽「テラビシアにかける橋」(2007年)アナソフィア・ロブ、ジョシュ・ハッチャーソン。▽「ショーシャンクの空に」(1994年)フランク・ダラボン監督、ティム・ロビンス、モーガン・フリーマン。▽「ウンギョ 青い蜜」(2012年)韓国映画。チョン・ジウ監督。▽゜スターリングラード大進撃 ヒトラーの蒼き野望」(2015年)セルゲイ・ポポフ監督、アミール・アブデイカロフ。▽「バルジ大作戦」(1966年)ヘンリー・フォンダ、ロバート・ライアン、チャールズ・ブロンソン、ピア・アンジェリ。▽「空軍大戦略」(1969年)ガイ・ハミルトン監督、ローレンス・オリヴィエ。▽「ブリキの太鼓」(1979年)フォルカー・シュレンドルフ監督、ダービッド・べネント、マリオ・アドルフ。▽007ジェムズ・ボンドの役者ダニエル・クレイグのミステリー「ドリーム・ハウス」(2011年)ナオミ・ワッツ、レイチェル・ワイズ。▽ロマン・ポランスキー監督「戦場のピアニスト」(2002年)エイドリアン・ブロデイ、エミリア・フォックス。▽「リリーのすべて」(2015年)トム・フーパー監督。性同一性障害。▽「ラン・スルー・ザ・ナイト」(2016年)アンナ・チポフスカヤ。▽ロマン・ポンスキーの性犯罪。▽ダスティン・ホフマン、モーガン・フリーマン、ケヴィン・スペイシーらのセクハラ行為。いろいろあるが映画作品は別物。▽「太陽を愛したひと」東京パラリンピックの中村裕を向井理が演じる。のち太陽の家を創設。支援した人が立石電機の立石一真。▽「昭王~大秦帝国の夜明け」薛公とは斉の孟嘗君田文のこと。▽「この胸のときめき」恋人が心臓移植という話は韓国ドラマ「夏の香り」の元祖。▽「愚行録」妻夫木聡、満島ひかり主演。市川由衣の演技にひかれたが、小出恵介の不祥事で上映中止となったいわくつきの作品。▽「プラチナデータ」東野圭吾の近未来ミステリー小説を映画化。二宮和成主演。

2018年10月29日 (月)

今秋ドラマ一覧

     朝ドラ「まんぷく」が抜群の安定感で評判も上々。インスタントラーメンを発明した日清食品創業者の夫妻をモデルにした物語。妻の福子を演じる安藤サクラ(32歳)は史上初ママさんヒロインで、あの五一五事件で暗殺された犬養毅首相が曽祖父。ほか注目ドラマは新垣結衣主演の「獣になれない私たち」普通のOLを等身大に演じている。第1話はガッキーがこきつかわれてるので見てて辛かった。コメディーでなかった。話題性では有村架純が教師を演じる「中学聖日記」が一番。新人女教師が生徒、年の差を超えて惹かれていく。花火大会の夜の突然のキスから2人の仲は急展開する。深夜枠では「深夜のダメ恋図鑑」が注目。3人の若い女性の女子会。話題になるのは恋バナ。そしてダメ男の話。尾崎衣良の恋愛漫画を馬場ふみか、佐野ひなこ、久松郁美のトリプル主演で実写ドラマ化。「僕らは奇跡でできている」風変わりな話だが味がある。秋ドラマいちばん人気は「大恋愛」。若年性アルツハイマー病に侵されながらも、本気で一人の男性・間宮に恋する女医・北澤尚を戸田恵梨香が熱演。ムロツヨシの二枚目ぶりと10年にわたる2人の愛の軌跡が共感を呼んでいる。

誘拐法廷セブンデイズ 松嶋菜々子
SUITS スーツ 織田裕二 今田美桜
ハラスメントゲーム 唐沢寿明
僕らは奇跡でできている 高橋一生
中学聖日記 有村架純 小野莉奈
黄昏流星群 佐々木蔵之介 中山美穂 石川恋
文学処女 森川葵
今日から俺は 橋本環奈、清野菜名、若月佑美
まんぷく 安藤サクラ
獣になれない私たち 新垣結衣
忘却のサチコ 高畑充希
リーガルV 米倉涼子
大恋愛 戸田恵梨香
僕とシッポと神楽坂 相葉雅紀
フェイクニュース 北川景子
あなたは渡さない 木村佳乃
下町ロケット 阿部寛
ダイアリー 蓮佛美沙子(9月スタート)
居酒屋ぼったくり 片山萌美、高月彩良

2018年10月 5日 (金)

豪華共演

ゲーリー・クーパーとジョン・ウェインが映画で共演することは一度もなかった。ハリウッド最大の夢の共演といえば、「タワーリング・インフェルノ」のポール・ニューマンとスチーブ・マックイーンだろう。ジョニー・デップとレオナルド・ディカプリオも若かりし頃に「ギルバート・グレイブ」で共演している。現在からみると豪華共演といえる。フランスでは「ビバ!マリア」でジャンヌ・モローとブリジット・バルドーが共演して話題となった。

2018年10月 4日 (木)

デコちゃんに恋した男たち

   本日は広辞苑の編纂者、新村出の誕生日。新村は明治9年山口県令を務めていた関口隆吉の次男として生まれた。当時人気女優だった高峰秀子は「細雪」に出演した関係で谷崎潤一郎とは家族ぐるみで交流があった。その谷崎に連れられて、高峰は新村出の京都の家を訪問した。玄関を入ると「私の等身大よりもっと大きなナショナル色つきポスターがビロンと下がっていた」のに驚いたという。新村は森鴎外「雁」が東大付近が写るというので、生まれて初めて映画を見て、お玉に惚れたのだろう。家中が高峰グッズで一杯になった。

   真面目な学者の新村だけではなく、政界・財界にも高峰ファンは多いと聞く。かつて司馬遼太郎が高峰と対談したとき「どういう教育をすれば、高峰秀子さんのような人間ができるのかなぁ・・・」と言ったそうだ。だが大人となって才気や知性を備えた高峰ではなく、まだ少女の頃の高峰を養女にほしがり2年にわたり養父となって歌とピアノを教えた東海林太郎もいる。梅原龍三郎は高峰秀子の肖像画を何枚も描いている。文人では、川口松太郎、志賀直哉、谷崎潤一郎、太宰治、井伏鱒二。なんと太宰と志賀は不仲は周知のとおりだがデコちゃん贔屓では一致している。今日出海、池島信平、大宅壮一、山田風太郎、扇谷正造、宮城道雄。映画界では、黒澤明、木下恵介、市川崑、小津安二郎、成瀬巳喜男など当然ながらも多数いる。

   最近、終戦後すぐの新東宝時代の作品「花ひらく真知子より」「三百六十五夜」を見た。曽根真知子、小牧蘭子の役だが、戦後の暗い世相でも秀子の顔をみれば元気がでた男性も多かっただろう。「三百六十五夜」は主題歌「緑の風におくれ毛が やさしく揺れる恋の夜」(霧島昇・松原操)という大ヒットメロドラマ。主演は上原謙と山根寿子だが、上原を追いかける大阪のお金持ちの娘・蘭子はおきゃんな恋敵役なのだが、見ている男はデコちゃんの美しさ、可愛さに惹かれてしまい、ヒロインの山根寿子には古風すぎて新鮮味が感じられない。当時はまだ和服の似合う女性、とデコちゃんのような新しい女性の二派に分かれていたのだろうが。やっぱり若い監督の市川崑も主役でない高峰に惹かれたのであろう。のちに東映がリメイクしたが、小牧蘭子の役を美空ひばりが演じているのは、多くの新東宝版を見た人が助演の高峰秀子の印象が強かったからに他ならないと思う。(10月4日)

2018年9月30日 (日)

映像化された世界文学作品(戦後)

 戦争が終って、平和が訪れると、第一線の監督たちは腰をすえて仕事をはじめ、すぐれた作品を作るようになった。文芸作品では、スタンダール、ゾラ、ディケンズ、モーム、カミュなどの映画化にも優れた映画が生まれた。戦後第一作の文芸映画はアンドレ・ジッド原作の「田園交響楽」(ミッシェール・モルガン主演)。わがベストはトーマス・マンの名作をルキノ・ヴィスコンティが映画化した「ベニスに死す」。「アンナ・カレーニナ」は戦後だけでも8回映画化されている。21世紀に入ると映像化文芸作品は激減する傾向にある。近年はテレビドラマで世界文学の映像化がさかんである。

「シーザーとクレオパトラ」 ガブリエル・パスカル監督 1945年(バーナード・ショー脚本)

「田園交響楽」 ジャン・ドラノワ監督 1946年

「子鹿物語」 クラレンス・ブラウン監督 1946年

「剃刀の刃」 エドマンド・グールディング監督 1946年

「大いなる遺産」 デーヴィッド・リーン監督 1946年

「肉体の悪魔」 クロード・オータン・ララ監督 1947年

「パルムの僧院」 クリスチアン・ジャック監督 1947年

「美貌の友」 アルバート・リュ―イン監督 1947年(モーパッサン「ベラミ」)

「ボヴァリー夫人」Carlos Schieper監督 1947年(アルゼンチン)Mecha Ortiz

「凱旋門」 ルイス・マイルストン監督 1948年

「マクベス」 オースン・ウェルズ監督 1948年

「ハムレット」 アイリーン・ハーリー監督 1948年

「アンナ・カレニナ」 ジュリアン・デュヴィヴィエ監督 1948年

「情婦マノン」 アンリ―・ジョルジュ・クルーゾー監督 1948年

「オリヴァー・ツィスト」 デビッド・リーン監督 1948年

「忘れじの面影」 マックス・オフェルス監督 1948年

「カルメン」 チャールズ・ヴィダー監督 1948年

「若草物語」 マーヴィン・ルロイ監督 1949年

「ボヴァリー夫人」 ヴィンセント・ミネリ監督 1949年 ジェニファー・ジョーンズ

「第三の男」 キャロル・リード監督 1949年(グレアム・グリーンの戯曲)

「シラノ・ド・ベルジュラック」 マイケル・ゴードン監督 1950年

「輪舞」 マックス・オフュルス監督 1950年

「令嬢ジュリー」 アルフ・シェーベルイ監督 1950年

「クオ・ヴァディス」 マーヴィン・ルロイ監督 1951年

「文化果つるところ」 キャロル・リード監督 1951年

「欲望という名の電車」 エリア・カザン監督 1951年(テネシー・ウィリアムズの戯曲)

「レ・ミゼラブル」 ルイス・マイルストン監督 1952年

「三文オペラ」 ピーター・ブルック監督 1952年

「嵐」 ルイス・ブニュエル監督 1953年

「キリマンジャロの雪」 ヘンリー・キング監督 1953年

「嘆きのテレーズ」 マルセル・カルネ監督 1953年

「青い麦」 クロード・オータン・ララ監督 1953年

「雨に濡れた欲情」 カーティス・バーンハート監督 1953年(モーム「雨」)

「黄金の馬車」 ジャン・ルノワール監督 1953年(メリメ「黄金の馬車」)

「雨の朝巴里に死す」 リチャード・ブルックス監督 1954年

「海底二万哩」 リチャード・フライシャー監督 1954年

「ロミオとジュリエット」 レナート・カステッラーニ監督 1954年

「ユリシーズ」 マリオ・カメリーニ監督 1954年

「カルメン」 オットー・プレミンジャー監督 1954年

「エデンの東」 エリア・カザン監督 1955年

「足ながおじさん」 ジーン・ネグレスコ監督 1955年

「女優ナナ」 クリスチャン・ジャック監督 1955年

「オセロ」 セルゲイ・ユトケーヴィッチ監督 1955年

「ロメオとジュリエット」 エリ・アルンシタム監督 1955年

「チャタレイ夫人の恋人」 マルク・アレグレ監督 1955年

「戦争と平和」 キング・ヴィダー監督 1956年

「罪と罰」 ジョルジュ・ランバン監督 1956年

「居酒屋」 ルネ・クレマン監督 1956年

「ジャイアンツ」 ジョージ・スティーヴンス監督 1956年(エドナ・ファーバーの小説)

「八十日間世界一周」 マイケル・アンダーソン監督 1956年

「白鯨」 1956年

「武器よさらば」 チャールズ・ヴィダー監督 1957年

「陽はまた昇る」 ヘンリー・キング監督 1957年

「レ・ミゼラブル」ジャン・ポール・ル・シャノワ監督 1957年 

「ドン・キホーテ」 グリゴーリ・コージンツェフ監督 1957年

「悲しみよこんにちは」 オットー・プレミンガー監督 1958年

「老人と海」 ジョン・スタージェズ監督 1958年

「女の一生」 アレクサンドル・アストリュック監督 1958年

「静かなるドン」 セルゲイ・ゲラーシモフ監督 1958年

「白痴」 イワン・プイリエフ監督 1958年

「ベン・ハー」 ウィリアム・ワイラー監督 1958年

「カラマゾフの兄弟」 リチャード・ブルックス監督 1959年

「緑の館」 メル・フェーラー監督 1959年

「危険な関係」 ロジェ・ヴァディム監督 1959年

「小犬をつれた貴婦人」 ヨーゼフ・ヘイフイツ監督 1959年

「アッシャー家の惨劇」 ロジャー・コールマン監督 1960年

「オセロ」 セルゲイ・ユトケヴィッチ監督 1960年

「復活」 ミハイル・シュヴァイツェル監督 1961年

「尼僧ヨアンナ」 イェジー・カヴァレロヴィチ監督 1961年(イヴァシュヴィッチの小説) 

「長距離ランナーの孤独」 トニー・リチャードソン監督 1962年

「審判」 オーソン・ウェルズ監督 1962年

「三文オペラ」 ヴォルフガング・シュタウチ監督 1963年

「軽蔑」 ジャン・リュック・ゴダール監督 1963年(アルベルト・モラヴィアの小説)

「トム・ジョーンズの華麗なる冒険」 トニー・リチャードソン監督 1963年

「ハムレット」 グリゴリー・コーシンツェフ監督 1964年

「人間の絆」 ケン・ヒューズ監督 1964年(モームの小説)

「マイ・フェア・レディ」 ジョージ・キューカー監督 1964年(バーナード・ショー「ピグマリオン」)

「戦争と平和 第一部」 セルゲイ・ボンダルチュク監督 1965年

「ロード・ジム」 リチャード・ブルックス監督 1965年

「オセロ」 スチュアート・バージ監督 1966年

「ドリトル先生と不思議な旅」 リチャード・フライシャー監督 1967年

「異邦人」 ルキノ・ヴィスコンティ監督 1967年

「昼顔」 ルイス・ブニュエル監督 1967年

「アンナ・カレーニナ」 アレクサンドル・ザルヒ監督 1967年

「二十五時」 アンリ・ヴェルヌイユ監督 1967年

「ロミオとジュリエット」 フランコ・ゼッフィレッリ監督 1968年

「カラマーゾフの兄弟」 イワン・プイリエフ監督 1968年

「うたかたの恋」 テレンス・ヤング監督 1968年

「チップス先生さようなら」 ハーバート・ロス監督 1969年

「クリスマス・キャロル」 ロナルド・ニーム監督 1970年

「ジェーン・エア」 デルバート・マン監督 1970年

「嵐が丘」 ロバート・ヒューズ監督 1970年

「罪と罰」 レフ・クリジャーノフ監督 1970年

「マクベス」 ロマン・ポランスキー監督 1970年

「ベニスに死す」 ルキノ・ヴィスコンティ監督 1971年

「デカメロン」 ピエロ・パオロ・パゾリーノ監督 1971年

「三銃士」 リチャード・レスター監督 1973年

「人形の家」 ジョゼフ・ロージー監督 1973年

「華麗なるギャッビー」 ジャック・クレートン監督 1974年

「遠雷」 イェジー・ホフマン監督 1974年

「デイジー・ミラー」 ピーター・ボグダノヴィッチ監督 1974年

「星の王子さま」 スタンリー・ドーネン監督 1974年

「アンナ・カレーニナ」 バレエ映画 1975年 マイヤ・プリセッカヤ

「バリー・リンドン」 スタンリー・キューブリック監督 1975年(サッカレーの小説)

「ラスト・タイクイーン」 エリア・カザン監督 1976年(フィッツジェラルドの小説)

「ウイズ」 シドニー・ルメット監督 1978年

「テス」 ロマン・ポランスキー監督 1979年

「ブリキの太鼓」 フォルカー・シュレンドルフ監督 1979年

「チャタレイ夫人の恋人」 ジュスト・ジャカン監督 1981年

「スワンの恋」 フォルカ―・シュレンドルフ監督 1983年(プルースト「失われた時を求めて」)

「カルメンという名の女」 ジャン・リュック・ゴダール監督 1983年

「カルメン」 カルロス・サウラ監督 1983年

「インドへの道」 デヴィッド・リーン監督 1984年

「剃刀の刃」 ジョン・バライラム監督 1984年(モームの小説)

「赤毛のアン」 ケヴィン・サリヴァン監督 1985年

「肉体の悪魔」 マルコ・ベロッキオ監督 1986年

「危険な関係」 スティーヴン・フリアーズ監督 1988年(ラクロ「危険な関係」)

「恋の掟」 ミロス・フォアマン監督 1989年(ラクロ「危険な関係」)

「恋の掟」 ミロス・フォアマン監督 1989年

「ヘンリー五世」 ケネス・プラナー監督 1989年

「ボヴァリー夫人」 アレクサンドル・N・ソクーロフ監督 1991年

「ボヴァリー夫人」 クロード・シャブロル監督 1991年

「美しき諍い女」 ジャック・リヴェット監督 1991年(バルザック「知られざる傑作」)

「嵐が丘」 ピーター・コズミンスキー監督 1992年

「二十日鼠と人間」 ゲイリー・シニ―ズ監督 1992年

「愛人 ラマン」 ジャン・ジャック・アノー監督 1992年

「チャタレイ夫人の恋人」 ケン・ラッセル監督 1993年

「いつか晴れた日に」 アン・リー監督 1995年

「ジエイン・エア」 フランコ・ゼフィレッリ監督 1996年

「日陰のふたり」 マイケル・ウィンター・ボトム監督 1996年

「ロビンソン・クルーソー」 ロッド・ハーディ、ジョージ・ミラー監督 1996年

「アンナ・カレーニナ」 バーナード・ロス監督 1997年 ソフィー・マルソー

「赤と黒」 ジャン・ダニエル・ヴェラーゲ監督 1997年(テレビ)

「レ・ミゼラブル」 ビレ・アウグスト監督 1998年

「虚栄の市」 マーク・マンデン監督 1998年

「オネーギンの恋文」マーサ・ファインズ監督 1999年(プーシキン「エヴゲーニイ・オネーギン」)

「真夏の夜の夢」 マイケル・ホフマン監督 1999年

「クオ・ヴァディス」 イエジ―・カヴァレロヴィッチ監督 2001年

「イザベル・アジャーニの惑い」 ブノワ・ジャコー監督 2002年(コンスタン「アドルフ」)

「飛ぶ教室」 トミー・ヴィガント監督 2003年

「ウォーク・トゥ・リメンバー」 アダム・シャンクマン監督 2003年

「カルメン」 ヴィセンテ・アランダ監督 2003年

「チボー家の人々」 ジャン・ダニエル・ヴェルハージェ監督 2003年(テレビ)

「きみに読む物語」 ニック・カサヴェテス監督 2004年

「ゴリオ爺さん」 ジャン・ダニエル・ヴェラーゲ監督 2004年(テレビ)

「悪女」 ミーラー・ナーイル監督 2004年(サッカレー「虚栄の市」)

「オリバー・ツイスト」 ロマン・ポランスキー監督 2005年

「プライドと偏見」 ジョー・ライト監督 2005年

「ベラミ」 フィリップ・トリボワ監督 2005年(テレビ)

「レディ・チャタレイ」 パスカル・フェラン監督 マリナ・ハンズ 2006年

「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」 デヴィッド・フィンチャー監督 2008年(フィッツジェラルドの短編)

「嵐が丘」 2009年(テレビ)

「ガリヴァー旅行記」 ロブ・レクーマン監督 2010年

「ジエーン・エア」 キャリー・ジョージ・フクナガ監督 2011年

「ファウスト」 アレクサンドル・ソクーロフ監督 2011年

「レ・ミゼラブル」 トム・フーパー監督 2012年

「危険な関係」 ホ・ジノ監督 2012年

「アンナ・カレーニナ」 ジョー・ライト監督 2012年 キーラ・ナイトレイ

「ベラミ」 デクラン・ドネラン&ニック・オーメロッド監督 2012年

「華麗なるギャツビー」 バズ・ラーマン監督 2013年

「ボヴァリー夫人」 ソフィー・バルデス監督 2014年 ミア・ワシコウスカ

「マクベス」 ジャスティン・カーゼル監督 2015年

「チャタレイ夫人の恋人」 2015年(テレビ) ジェド・マーキュリオ監督

「戦争と平和」 2015年(BBC)

「ソフィア・コッポラの椿姫」 ソフィア・コッポラ監督 2017年

2018年9月25日 (火)

81人のスターたち

N0029784   安室奈美恵が引退。彼女は「平成の歌姫」と呼ばれた。昭和のアイドルの多くはスタ誕から生まれた。「スター誕生」は、1971年10月3日から1983年9月25日までに亘って放送された、日本テレビの視聴者参加型歌手オーディション番組。12年間に200万人がスターを夢みて応募し、その中から、森昌子を第1号に、三橋ひろ子、コスモス、南陽子、最上由紀子、桜田淳子、菅原昭子、山口百恵、シルビア、藤正樹、城みちる、伊藤咲子、しのづかまゆみ、片平なぎさ、小林美樹、岩崎宏美、黒木真由美、北村優子、新沼謙治、神保美喜、朝田のぼる、浦部雅美、清水由貴子、ピンク・レディー、神田広美、太川陽介、渋谷哲平、石野真子、大橋恵理子、金井夕子、北野玲子、ポップコーン、井上望、甲斐智枝美、柏原芳恵、杉田愛子、小泉今日子、中野美紀、河上幸恵、中森明菜、水谷絵津子、吹田明日香、松本明子、太田貴子、高橋美枝、岡田有希子など81人もの歌手がデビューした。そのうちで現在まで第一線の歌手として活躍しているのは森昌子、岩崎宏美、新沼謙治、伊藤咲子、柏原芳恵、中森明菜の5人くらいか。(ほか俳優としては数名いる)それまで(天地、小柳、南)アイドルはあくまでその名の通り偶像であり、憧れの対象でしかなかった。が「スター誕生!」から生まれたアイドルは、より親しみやすく、ファンの日常に入り込んできた。「百恵ってイイよなあ」「え!?百恵はオレのものだ。お前は淳子にしとけよな。」などという会話が学校でかわされ、「親衛隊」が結成され始めたのもこの頃だ。中三トリオというネーミングも、まさに、そこを狙ったものだろう。中三が高一になり高二になり、ファンとともに成長を続けたアイドルたちだった。81人のスターたちの中でいちばん選考が分かれたのは中森明菜だろう。阿久悠、都倉俊一、松田敏江などは明菜を評価しなかった。中村泰士ただ一人だけが「点をつけられないほど良い」と100点満点をつけた。掲示板には三ケタがないので実際は99点だった。結局、中村の強い後押しで中森明菜が誕生した。

 

2018年9月16日 (日)

ピーター・フォークの謎

 1927年のこの日、米俳優ピーター・フォークはニューヨーク州オシニングで生まれた。「刑事コロンボ」がイタリア系という設定だが、ピーター・フォークの両親はユダヤ系である。父親はロシア系ユダヤ人、母親はポーランド・チェコ・ハンガリー系ユダヤ人でいわゆるアシュケナジムと呼ばれる人たちである。 

   リチャード・レヴィンソンとウィリアム・リンクが刑事コロンボを構想したのは何時頃であったか明らかではない。嘗てのラジオの人気番組「エラリー・クイーンの冒険」(1939ー1948)の影響があるといわれるが日本人のわたしたちには真偽のほどはわからない。リンクは短編小説「DEAR CORPUS DELICTI」を書いた。二人はそれをテレビ用に脚色し、「ENOUGH ROPE」というタイトルで放送される。このとき生れたばかりのコロンボ刑事を演じたのは、バート・フリード(1903‐1977)という俳優だった。

   その後、1962年「ENOUGH ROPE」は舞台化される。「殺人処方箋」の誕生である。犯人である精神科医を演じたのはジョゼフ・コットン。対するコロンボに抜擢されたのは、70歳前後のトーマス・ミッチェル(1892‐1962)だった。

    数年後、レヴィンソン&リンクは、「刑事コロンボ」をテレビムーヴィーの企画として提案する。かくして「殺人処方箋」のテレビ化はスタートしたが、肝心のコロンボ役がなかなか決まらない。舞台でコロンボを演じたトーマス・ミッチェルは故人となっていた。ピーター・フォークの名も候補者に上がっていた。しかしコロンボは年輩の俳優が演じるべきと考えていたレヴィンソン&リンクは、リー・J・コッブとビング・クロスビーが有力だった。だがオファーは双方とも断わられる。一度は「若すぎる」ということで選に漏れたピーター・フォークの名が再浮上することになった。かくして3人目のコロンボ刑事ピーター・フォークが1967年に誕生した。(9月16日)

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