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2018年1月15日 (月)

新ドラマの見どころ

   2018年から始まる新番組も今週からが本格的に始動する。今年の正月番組は豪華なドラマは減って全体に派手さはなく地味。年末年始に逃げ恥の再放送がいちばんの話題。NHK放送の「田部井淳子 人生のしまいかた」福島の高校生たちに富士登山を体験させる話は感動した。「ラスト・ドライブ」ドイツでは「願いの車」という名の車が、死を前にした人の最後の願いをかなえようとする活動がある。人生最後の旅のドキュメント。「忘却のサチコ」が面白い。チャップリンの「独裁者」は吹替え版。チャップリンというと、人を笑わせる天才として世界中に知られている人物である。そんなチャップリンであるが、唯一喜劇とは言い難い作品がこれ!当時ドイツではヒトラーが独裁政治を行い、ヨーロッパではユダヤ人を迫害していた時代だった。映画で政治的メッセージを放つチャップリンは20世紀の偉人といえるだろう。

   先ずは新ドラマから観て行こう。吉岡里帆の「きみが心に棲みついた」三角関係のラブストーリー。「平成細雪」あの谷崎の原作を現代におきかえたドラマだがキャストが地味なのも平成らしい。「西郷どん」は低視聴率発進だった。「海月姫」予想以上に面白い。

毎週月から金 「越路吹雪物語」瀧本美織

月曜  「海月姫」芳根京子

火曜 「きみが心に棲みついた」吉岡里帆 石橋杏奈、「Final Cut」亀梨和也、橋本環奈、「賭ケグルイ」浜辺美波

水曜 「anone(アノネ)」広瀬すず

木曜 「隣の家族は青くみえる」深田恭子、木村拓哉「BG 身辺警護人」、「リピート」貫地谷しほり

金曜「アンナチュラル」石原さとみ、「ホリデイラブ」仲里依紗、「女子的生活」志尊淳

土曜 「もみ消して冬」波瑠 、「明日の君がもっと好き」市原隼人、「家族の旅路」滝沢秀明、「電影少女」西野七瀬

日曜 大河ドラマ「西郷どん」鈴木亮平、二階堂ふみ。「平成細雪」中山美穂・高岡早紀・井藤渉・中村ゆり、「わが家の問題」水川あさみ、「トドメの接吻」山崎賢人、門脇麦、神木優子

「アンナチュラル」は不自然な死の原因を究明していく法医学ミステリー。薬師丸ひろ子が石原の母役で初共演。「FINAL CUT」には久しぶりに裕木奈江が出演。

次は単発ドラマ、映画、ドキュメンタリーなど。藤原紀香主演のラブストリー「眠れぬ真珠」(二夜連続)が期待。

12月14日 「戦略大作戦」 450  「ラスト・コーション」 450
12月14日 世界のドキュメンタリー「ノルマンディー上陸作戦のすべて」101 24時
12月16日 「田部井淳子 人生のしまいかた」
12月16日 「忠臣蔵異聞 生きていた吉良上野介」田中徳三監督
12月17日 「史上最大の作戦」 552  18:25
12月17日 「杉原千畝」 501   21:00
12月19日 「英国王のスピーチ」 161  19:00
12月20日 「湯を沸かすほどの熱い愛」 7 21:00
12月20日 「パパの弁当は世界一」 武田玲奈
12月21日 「山の音」山村聰、原節子、上原謙
12月21日 「眠れぬ真珠」 10  24:00
12月21日 「妄想彼女」(連ドラ再放送) 555  広瀬アリス、浅利陽介 24:15
12月23日 「わたしに運命の恋なんてありえないと思っていた」 8  15:00
12月23日 「強き蟻」 553  19:00
12月24日 「鬼畜」 玉木宏 常盤貴子 6  21時
12月25日 「魚影の群れ」 緒方拳、夏目雅子
12月27日 「パークランド ケネディ暗殺」 171 17時50分
12月29日 「コンタクト」「アイガーサンクション」「タワーリング・インフェルノ」「ポセイドン・アドベンチャー」「マスク」「美女と野獣」
12月31日 「豪華客船ルシタニア沈没の真実」 101  24:50
1月1日 「風雲児たち」 「ニューシネマパラダイス」「タイタニック」
1月2日 「独裁者」 チャップリン
1月2日 「都庁爆破」 長谷川博己 4  21
1月2日 「忘却のサチコ」高畑充希 テレビ大阪 23:15
1月3日 「雨月物語」 京マチ子 シネフィル 7:00
1月5日 「エトルリアの盛衰」 222 深夜3時
1月5日 「蠢動」 平岳大 103  13時
1月5日 「巨悪は眠らせない」 500 玉木宏
1月7日 「西郷どん」「平成細雪」「トドメの接吻」
1月8日 「娘の結婚」波瑠 「越路吹雪物語」
1月13日 「花園オールドボーイ」 麿赤兒 岡本玲
2月28日 「越谷サイコー」 佐久間由衣

正月の映画作品。

「8年越しの花嫁」佐藤健、土屋太鳳

「妖怪ウォッチ」 (声)上白石萌音、千葉雄大

「未成年だけどコドモじゃない」 中島健人、平佑奈

「勝手にふるえてろ」 松岡茉優、渡辺大知

「嘘八百」 中井貴一、佐々木蔵之介

「悪と仮面のルール」 玉木宏

「嘘を愛する女」 長澤まさみ、高橋一生

「スターウォーズ 最後のジェダイ」

「カンフー・ヨガ」 ジャッキー・チェン

「オリエント急行殺人事件」 ジョニー・デップ

「ユダヤ人を救った動物園」 ジェシカ・チャスティン

「デトロイト」 ジョン・ボイエガ

「ゴーギャン タヒチ、楽園の旅」 ヴァンサン・カッセル

2018年1月 8日 (月)

風を聴く日

Large    波留主演の「娘の結婚」。新春にふさわしいドラマだった。正月ドラマといえば、向田邦子のドラマを思い出す。

  「そのころ私たちの家は、池上本門寺裏の、石段を上がった所にありました」と黒柳徹子のナレーションで始まる向田邦子新春シリーズ「風を聴く日」を見る。

    長沢家は植物学者の父・浩二郎(菅原謙次)が1年半前に家出し、病気がちな母・里子(加藤治子)と二女の晶子(小泉今日子)、三女の愛子(林美穂)が暮らしていた。昭和14年の暮れ、夫が戦死した長女・絹子(田中裕子)が、正月で久々に実家に戻った。

    ある日、晶子が会社の帰りに家出した父が愛人(風吹ジュン)と一緒にいるところを目撃する。後日、絹子と晶子は父の隠れ家を訪ねる。父と母との微妙な感情のずれが少しづつ浮き出されていく。田中裕子、加藤治子らいつものレギュラー陣だが、今回の見所は、やはり父親役の菅原謙次(1926-1999)だろう。オカリナを吹いたり、ビング・クロスビーのレコードを聞いている。往年の映画スターで、愛煙家として知られ柔道三段の腕前を持つ彼も大病したらしく痩せているのがたいへん痛ましく感じる。正月ドラマなのに父も母も亡くなるという縁起悪いストーリー展開だが、どこかにほのぼのしているところが感じられるのが向田邦子ワールドである。このドラマが放送された1995年1月9日から8日後に阪神大震災が発生した。

2018年1月 4日 (木)

人生、シネマで乾杯

   映画の製作本数の正確な統計データはないが、およそ世界中で1年間におよそ1万本以上の映画がつくられている。ナイジェリアやインドのボリウッド映画が多い。そのなかで日本で劇場公開される映画は1割ほどで、2016年は邦画610本、洋画539本の映画が公開されている(日本映画製作者連盟の統計)。映画評論家は年間500本くらいは見ている。世界を代表するような作品をあげる。
アメリカ 風と共に去りぬ 1939年 ヴィクター・フレミング
メキシコ 赤い薔薇ソースの伝説 1992年 アルフォンソ・アラウ
フランス 天井桟敷の人々 1945年 マルセル・カルネ
イギリス 第三の男 1949年 キャロル・リード
ドイツ  嘆きの天使 1930年 ジョセフ・フォン・スタンバーグ
ドイツ  朝な夕なに 1957年 ヴォルフガング・リーベンアイナー
ドイツ  橋 1959年 ベルンハルト・ヴィッキ
イタリア 道 1954年 フェデリコ・フェリーニ
スペイン 汚れなき悪戯 1955年 ヴァイダ・ラースロー
ポルトガル 青い年 1963年 パウロ・ローシヤ
オランダ 美しい人妻 2015年 アントワネッテ・ブーマー
スウェーデン 野いちご 1954年 イングマル・ベルイマン
ノルウェー  妹の体温 2015年 アンネ・セヴィツキー
ロシア  戦艦ポチョムキン 1925年 セルゲイ・エイゼンシュテイン
ポーランド 灰とダイヤモンド 1958年 アンジュイ・ワイダ
ポーランド 砂時計 1973年 ボイチェフ・イエジー・ハス 
ハンガリー 連隊長レドル 1985年 サボー・イシュトヴァーン
スロベニア スロベニアの娼婦 2009年 ダムヤン・コソレ
ギリシャ  春のめざめ 1963年
ナイジェリア アラロミレ 呪いの女神像 2010年 グレン・アフォラヤン監督
イラク・トルコ サイの季節 2012年 バフラン・ゴバディ監督
インド  大地のうた 1955年 サタジット・ライ
タイ  ブンミおじさんの森 2010年 アピチャサボン・ウィーラセタクン
ベトナム 青いパパイアの香り 1993年 トラン・アン・ユン
中国  菊豆 1990年 張藝謀
香港・中国合作 さらば、わが愛 覇王別妃 1993年 チェン・カイコー
韓国  八月のクリスマス 1998年 ホ・ジノ
日本  七人の侍 1954年 黒澤明

   現存する最古の日本映画「紅葉狩」(1899)から滝田洋二郎監督「ラストレシピ」(2017)まで何でも観ちゃうぞ! ▽「西部戦線異状なし」(1978年CBS)リチャード・トーマス、アーネスト・ボーグナイン。第一次世界大戦中、ドイツの小さな町の学校では戦争の話でもちきりだった。先生は生徒たちの愛国の精神を説き、それにのせられたポールら6人が出征志願する。しかし、現実の戦場はなまやさしいものではなかった・・・・。1930年の映画をリメイクしたエリッヒ・マリア・レマルク原作のドラマ化。主役のリチャード・トーマスは「去年の夏」「朝やけの空」など青春スターだった。▽「日本のいちばん長い日」(1967)原作は大宅壮一。阿南惟幾に三船敏郎、米内光政に山村聡。今年夏にも同名の映画が公開される。原作は半藤一利。阿南に役所広司、米内に柄本明、昭和天皇に本木雅弘、鈴木貫太郎に山崎努。ほか松坂桃季、堤真一らオール男優スターの超大作らしい。▽「陽だまりの彼女」(2013)上野樹里、松本潤。真緒は猫だった…。▽「ナイルの宝石」(1985)マイケル・ダグラス、キャスリーン・ターナー。▽「スフィンクス」(1981)レスリー・アン・ダウン、フランク・ランジェラ、モーリス・ロネ▽「大いなる西部」(1958)グレゴリー・ペック、チャールトン・ヘストン、パール・アイヴス、チャールズ・ビッグフォード▽「富士に立つ影」(1942)阪東妻三郎。幕府は富士の裾野に築城を命じた。牛車合戦はベン・ハーのチャリオット・レースのようで圧巻の迫力がある。▽「滅びのモノクローム」(2003)国仲涼子が若くて可愛い。▽「紙屋悦子の青春」(2004)原田知世、永瀬正敏。▽「薄化粧」(1985)別子銅山の社宅で起きた妻子惨殺事件の犯人の逃亡生活を描く。逃走中に関わった4人の女たち、なかでも藤真利子の官能的な濡れ場がよい。▽「影なき男」(1934)ウィリアム・パウエル、マーナ・ロイ、モーリン・オサリバン。▽「初雪の恋」宮崎あおい、イ・ジュンギ。▽「ポーリンの冒険」(1947)連続活劇の女王パール・ホワイトの伝記。ベティ・ハットンが演じるミュージカル映画。▽「女子ーズ」(2014)山本美月、藤井美菜、桐谷美玲、高畑充希、有村架純。怪人カメムシゲルゲが臭くて戦隊から「うんこ、うんこ」と連呼される▽「ぼっちゃん」(2012)水澤伸吾。▽「学校」(1993)山田洋次監督。西田敏行、田中邦衛、裕木奈江。▽「私の愛した女」(1983)伊藤かずえ、小野寺昭。▽「ホットロード」能年玲奈。▽「江ノ島プリズム」(2013)福士蒼汰、本田翼。▽「ドグラ・マグラ」(1988)夢野久作の小説の映画化。松田洋治、桂枝雀。▽「もらとりあむタマ子」(2013)前田敦子、康すおん。▽「100回泣くこと」(2013)桐谷美玲。▽「love letter」(1995) 中山美穂、豊川悦司、酒井美紀。▽「遺体 明日への十日間」西田敏行。

Marawilson「マチルダ」(1996)マーラ・ウィルソンも28歳になった。▽「グエムル 漢口の怪物」(2006)韓国初のモンスター・ムービー。ソン・ガンホ、ぺ・ドゥナ。怪物に咥えられ連れ去れる少女にコ・アソン。▽「レ・ミゼラブル」(1998)リーアム・ニーソン、ユア・サーマン。▽「ぼくたちの家族」(2013)妻夫木聡、原田美枝子▽「悪い奴ほどよく眠る」(1960)三船敏郎。▽「ハウスメイド」(2010)チョン・ドヨン、イ・ジョンジェ。▽「ジェレミー」(1973)ロビー・ベンソン、グリニス・オコナ―。▽「卒業」(1967)ダスティン・ホフマン、キャサリン・ロス。▽「スーパーマン」(1978)クリストファー・リーヴ、マーロン・ブランド―。▽「海炭市叙景」(2010)熊切和嘉監督 谷村美月。▽「洟をたらした神」(1978)神山征二郎監督 樫山文枝。▽「海のふた」(2015)豊島圭介監督 菊池亜希子。▽「グッド・ストライプス」(2015)菊池亜希子。▽「神様はバリにいる」(2015)堤真一、尾野真千子。▽「一粒の麦」(1958)吉村公三郎監督 菅原謙二。▽「豆大福ものがたり」(2013)菊池亜希子。▽「あの空の果てに星はまたたく」(1962)丘さとみ、水木襄。

▽「サンクタム」(2011)アリスター・グリアソン監督。▽「バンド・ワゴン」(1953)ビンセント・ミネリ監督 フレッド・アステア シド・チャリシ―。▽「サンタモニカの週末」(1967)トニー・カーティス、クラウディア・カルディナーレ、シャロン・テート。▽「トリコロールに燃えて」(2004)シャーリーズ・セロン、ペネロペ・クルス、スチュアート・ダウンゼント。▽「スタンド・バイ・ミー」(1986)ロブ・ライナー監督 ウィル・ウィートン、リバー・フェニックス、コリ―・フェルドマン。▽「合衆国最後の日」(1977)バート・ランカスター、リチャード・ウィドマーク。▽「スカイフォール」(2012)ダニエル・クレーグ007が好きになってきた。▽「ハミングバード」(2013)ジェイソン・ステイサム。▽「存在の耐えられない軽さ」(1988)ダニエル・デイ・ルイス、ジュリエット・ビノシュ。▽「ツイン・ピークス 劇場版」(1992) カイル・マクラクラン。▽「ストックホルムでワルツを」(2013)スウェーデンのジャズ歌手モニカ・ゼタールンドの伝記映画。▽「江南ブルース」(2015) イ・ミンホ、キム・レウォン。▽「ムーンライト」(2016)。▽「ペギー・スーの結婚」(1986)。▽「ギヴァー 記憶を継ぐ者」(2014)ジェフ・ブリッジス、メリル・ストリープ。▽「チャリング・クロス84番地」(1986)アン・バンクロフト、アンソニー・ホプキンス。▽「金融腐蝕列島」(1997)役所広司、椎名桔平▽「暁の挑戦」(1971)幻の映画といわれる川崎市の誕生期を描いた実録もの。中村錦之助、渡哲也、若林豪、財津一郎など出演。大正14年に実際に起こった鶴見騒擾事件をもとにフィクションを加えている。▽「カラスの親指」阿部寛、石原さとみなど主演の詐欺師の話。ブレイク前の能年玲奈やピコ太郎が出演しているのも面白い。▽「石榴坂の仇討」(2014)中井喜一、阿部寛。

2017年12月11日 (月)

リメイク作品はオリジナルを超えられるか?

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   市川崑や木下恵介が晩年、自らの作品をカラーで再映画化した。なぜ大監督は再映画化したがるのかその心理はよくわからない。リメイク作品がオリジナルより良いという例はほとんどない。アクションや特撮ものであれば技術の向上により面白い作品に仕上がるケースはある。しかし小津安二郎などの名作をリメイクすることは、かなり冒険に近いことである。山田洋次はここ数年、小津作品に関心を示している。既に舞台の演出で「麦秋」「東京物語」を手がけてきた。そして「東京物語」をモチーフに、舞台を現代に移し、家族の在り方を描く「東京家族」の制作を発表している。映画「東京物語」は世界の映画監督が選んだ「最も優れた映画」の第1位に選ばれた作品である。英国BBCは「その技術を完璧の域に高め、家族と時間と喪失に関する非常に普遍的な映画をつく上げた」と評価した。

 小津作品のリメイクには高いハードルがあるだろう。当初予定していた主演演級の菅原文太、市原悦子、室井滋らは降板するという異例の事態となった。そして小津作品リメイクに対して「天を恐れぬ所業」(河谷史夫)との批判も噴出した。映画は観てから批判すべきだと思うのだが、なにやら暗雲がただよう。芸術は既成の名作を破壊して新しいものを創造していくことに真価があるとおもうのだが、80歳を過ぎた巨匠にはやはり過去をよりどころにするしかないのであろう。映画界も話題性と安全性とでリメイク映画が生れるのだろうか。

ハリウッドも最近リメイクブームが続いている。CG技術の向上で、スペクタクル作品が安価で作られるようになり、知名度の高い作品は映画興行だけでなく、ソフトコンテンツの収益が見込まれるからだろう。「ベンハー」「オリエント急行殺人事件」、テレビ版「戦争と平和」などなど。旧作を超えることは難しい。

2017年12月 9日 (土)

MGMが一番好きだった

  洋画会社。20世紀フォックス、ワーナーブラザーズ、パラマウント、ユニヴァーサル、ディズニーなど。映画みるときあまり気にしていないけど。「カサブランカ」「エデンの東」「大脱走」はワーナー、ハリーポッターもワーナーだけど、なぜかUSJでイベントしている。パラマウントは「ローマの休日」「ゴッドファーザー」、ユニヴァーサルは「ET」「スティング」、フォックスはマリリン・モンローやスター・ウォーズ。コロンビアは「ナバロンの要塞」でいまはソニーが買収している。最近好調のディズニーが20世紀フォックスを買収しようとしているらしい。ライオンが吠える映画マークのMGM、ミュージカル映画「雨に唄えば」「バンド・ワゴン」「巴里のアメリカ人」など、どれも楽しかったなあ。

2017年12月 6日 (水)

映画のキス・シーン

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  戦後初めてアメリカ映画が公開されたのは、昭和20年12月6日、西部劇「ユーコンの叫び」(ビヴァリー・ロバーツ主演,1938年制作)が東京の日劇と日比谷映画で上映された。そして昭和21年2月封切りの「春の序曲」(ディアナ・ダービン主演)と「キュリー夫人」(グリア・ガースン主演)も大ヒットした。(ともに1943年制作) 映画館は長蛇の列をなした。

    占領軍は毎週2本の作品を公開し、1本は娯楽作品、もう1本は民主主義の啓蒙に役立つ作品とする基本方針を立てた。つまり「春の序曲」は娯楽作品、「キュリー夫人」は啓蒙的な内容をもった作品というわけだ。

    「カサブランカ」(1942年製作)「ガス燈」(1944年製作)も昭和21年に公開され、イングリッド・バーグマンの人気は沸騰した。さらに5年間の空白を一気に埋めるかのようにバーグマンの主演作が続々と上映された。昭和23年「聖メリイの鐘」(1945年製作)、昭和24年「汚名」(1946年製作)、昭和25年「サラトガ本線」(1945年製作)、昭和26年「白い恐怖」(1945年製作)、昭和27年「凱旋門」(1948年製作)、昭和27年「誰がために鐘は鳴る」(1943年製作)、

    6年間にバーグマンのこれまでの代表作が観ることができたのであるから、この時代、日本での最高の人気女優が彼女であったことは間違いない。とくにヒッチコック監督の「汚名」は、戦後に製作された映画であり、イングリッド・バーグマン&ケーリー・グラントという美男美女カップルのため、スリラーよりもラブシーンが話題となった。当時「キス・シーンは3秒まで」という規定があったが、ヒッチコックはこの規定を逆手に取り、二人が愛し合うシーンでは、3秒以内の短いキスを何回も続けさせた。その結果、二人のキス・シーンは2分半にも及び官能描写が話題となり興行的に大ヒツトを記録した。「汚名」の「あらすじ」を紹介する。

    第二次世界大戦も終わりに近い頃、アメリカの法廷で、ひとりの男がナチスのスパイとして懲役20年の刑を宣告された。そのため、娘のアリシア・フーバーマン(イングリッド・バーグマン)世間から冷たい目で見られていた。

    ある夜のパーティーで友達からデブリン(ケーリー・グラント)という男を紹介される。悲しみを紛らすためにひどく酔ったアリシアは、デブリンと夜のドライブに行き途中でスピード違反のために警察につかまるが、その時デブリンが示した手帳から彼が何やら警察と関係ある男だと知って狂気のように怒った。

    デブリンは彼女の気を静めるために殴って家へ連れ帰り、その夜ひと晩中アリシアを看護した。翌朝、デブリンは自分がFBI情報部の一員であり、南米におけるナチのスパイ組織を調査するために、一緒にリオへ行ってくれるようにと頼みこむ。

    南米へ飛ぶ飛行機上で、アリシアは父が毒薬自殺したことを知る。アリシアとデブリンは仕事の束の間に本当の恋におちいった。やがて命令が与えられる。それはリオに亡命している金持の団体が何か陰謀を企んでいるので、その実態を調査することだった。

    アリシアはその一団の一員であるアレックス・セバスチャン(クロード・レーンズ)がかつての父の友人であり、以前彼女を恋していたこともあって、セバスチャンの身辺を探るよう命令される。偶然のような再会。アレックスは母親(ミルドレッド・ナトウィック)や来合わせていた客達を紹介した。そしてセバスチャンは熱心にアリシアとの結婚を望んだ。それに対して何の反応も示さないデブリンにつらあてするかのように、アリシアは求婚を受け入れた。

    新婚旅行から帰った日、アリシアは地下の酒倉の鍵をいつもセバスチャンが持っているのを知り、その中に秘密があることを感じとった。そしてデブリンと秘かに公園で連絡した時その話を告げる。

    結婚披露のパーティーでデブリンは招待客として招かれる。そしてアリシアが夫の鍵束から外しておいた酒倉の鍵を受け取り地下室に降りていった。ふたりは暗い酒倉で逢引きをする。そしてワインの瓶の中に黒い粉を発見する。その時、足音がしてセバスチャンが現れた。ふたりは密会中を見られたようにとりつくろう。その後、再び鍵束に地下室の鍵がついているのを見てセバスチャンは妻の行動に疑問を持つようになる。セバスチャンが最も恐れたのは、自分がアメリカのスパイを妻にしてしまった大きなミスを仲間に知られることだ。母親は、毒薬を少しずつアリシアに飲ませて病気で死んだように見せかける方法を提案する。

    デブリンの上官プレスコット(ルイス・カルハーン)は瓶の中の黒粉が原子爆弾に使われるウラニウム鉱であることを知って驚く。ドイツもまた原子爆弾の開発に力を入れていることが分かる。

    その間にもアリシアは毒薬入りのコーヒーを飲まされ、次第に衰弱していった。一方、デブリンも連絡のないアリシアの身を案じて単身セバスチャンの邸へと乗り込み、彼女を連れ出そうとした。それを制止しようとあせるセバスチャンの態度に、居合わせたナチス党員たちの疑惑の目が集中する。スパイとしての彼の失策は明らかとなった。アリシアとデブリンにようやく平和な恋が訪れた。

   原子爆弾の話は、撮影直前(1945年10月)になった、ヒッチコックによって書き加えられたためである。

2017年12月 1日 (金)

何度でも観たくなる!映画は?

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  ストーリーや結末がわかっていても、何度観ても楽しめる映画がある。その反対に面白くても一度観たら十分という映画もある。その違いはどこにあるのか。第1のポイントはカタルシス効果のある、なしがその違いを生むと考える。たとえば映画「スピード」(1994)。主役はキアヌー・リーブスで見所はアクションであることは言うまでもないが、実は女性のサンドラ・ブロックがバスを運転することで全編に緊張感が生れている。このようなカタルシスを生む映画は何度観ても楽しめることができる。第2のポイントは主演者が豪華であること。パニック映画の代表作「ポセイドン・アドベンチャー」は顛覆した豪華客船が舞台の群像劇で、一種のグランドホテル形式である。「ナバロンの要塞」や「大脱走」(1963)のようなオールスターの戦争アクションも楽しい。マックイーンが草原をバイクで疾走することでカタルシスが生ずる。「ターミネーター」(1984)「インディー・ジョーンズ魔宮の伝説」(1985)「トップガン」(1986)などヒットシリーズの第1作は新鮮さがある。だがアクション映画だけにカタルシスがあるのではない。韓国映画のハン・ソッキュの「八月のクリスマス」(1998)やイ・ビョンホンの「我が心のオルガン」(1999)にも清涼感がある。カタルシスとは抑圧されて無意識の中にとどまっていた精神的外傷によるしこりを、言語・行為または情動として外部に表出することによって消散させようとする心理療法の技術をいう。アリストテレスは悲劇を見て涙をながしたり、恐怖を味わったりすることによって心の中のしこりが浄化できると考えた。アルフレッド・ヒッチコックは現代人の不安や恐れという心理をドラマ化して、スリラーやサスペンスという分野を開拓した。「ダイヤルMを廻せ」(1954)「めまい」(1958)「北北西に進路を取れ」(1959)「鳥」(1963)など何度観ても楽しめる。第2は多くのスターが出演する映画。「大脱走」(1963)はそれぞれの個性ある俳優の名前を覚えるだけでも楽しみがある。「大脱走」の出演者の多くは故人となった。存命している俳優は?土処理を考案したアシュレー役のデヴィッド・マッカラムは83歳になる。暗いトンネル工事のためトラウマになる青年ウィリーはジョン・レイトン。現在80歳。当時は歌手として有名で「霧の中のジョニー」が大ヒットしていた。1963年には映画主題歌「大脱走のマーチ」をリリースしている。第3のポイントは「永遠のマンネリズム」。渥美清主演の「男はつらいよ」シリーズや勝新太郎の座頭市などは、一度見た映画でもすぐに忘れて2度見しても楽しめる。恋愛ものは「ローマの休日」「ある愛の詩」「ノッティングヒルの恋人」など何度も観れる。定番で王道なのにスターの魅力があるからだろうか。昨日のNHKBSプレミアム。1000人の乗客を乗せた大陸横断列車内に広まる細菌感染の危機と事件の隠蔽を謀る軍の恐るべき陰謀を描く「カサンドラ・クロス」(1976)。カサンドラ・クロスとは大鉄橋の名前。これまで何度もプレミアムで再放送しているが、パニック&サスペンス&豪華キャストでついつい見てしまう。本日は「ナバロンの要塞」。

2017年11月30日 (木)

現代男優№1は役所広司か?

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「越境者」(1950)ラフ・ヴァローネとエレナ・ヴァルツィは実生活でも鴛鴦夫婦

   「銀嶺の果て」(1947)で映画デビューした三船敏郎は純然たる戦後派スターだが、海外ではすでに戦前から活動していたスターも多い。「邪魔者は殺せ」(1947)のジェームズ・メイソンや「第三の男」(1949)ジョセフ・コットンも戦後派の印象があるが、実はデビューは戦前である。フランスのジェラール・フィリップは戦後派といって差し支えないだろう。イタリアのマルチェロ・マストロヤンニやラフ・バローネは純然たる戦後派。1950年代までは「にがい米」「越境者」のラフ・バローネのほうがイタリアを代表する男優だった。

   戦後日本映画でながらく男優№ワンといえば三船敏郎であった。のちに高倉健に引き継がれる。そして現在はおそらく役所広司だろうか。しかしこの方、すこしものたらない。人気があるのかないのか、名優なのか大根役者なのか、つねに「はてなマーク」が付く。映画「山本五十六」や「最後の忠臣蔵」「日本のいちばん長い日」「我が母の記」「失楽園」などを見たがあまり感心しなかった。とくに「突入せよ!あさま山荘事件」(原田眞人監督)の作品。同じ事件を扱かった低予算の映画「実録・連合赤軍あさま山荘への道程」(若松孝二監督)の作品のほうがずっとリアルで良かった。役所はリアルなものより「Shall we ダンス?」のほうなファンタジーな作品が向いているのかもしれない。この映画にもタイトルに?が付くのがミソだ。是枝裕和監督「三度目の殺人」では、得体の知れない不気味な容疑者を怪演している。ドラマでは「幽婚}(1998)がいい。霊柩車運送業で働く役所が四国のとある山里に残される「幽婚」という奇妙な風習にあう。幽婚とは死者での花嫁と生者の男性による婚礼の儀。実際に青森県および山形県の一部で行われていたという。

2017年11月21日 (火)

香川京子、今田美桜

   月9「民衆の敵」悪評で低視聴率ながら、意外と豪華キャスト。前田敦子や石田ゆり子も出演している。ところで高橋一生と逢瀬を重ねる風俗嬢は誰?今田美桜。とても可愛い。深夜溝口健二の「近松物語」を見る。原作は近松門左衛門の「おさん茂兵衛」(正式には「大経師昔暦」)長谷川一夫、香川京子。シンプルな筋でわかりやすい展開。江戸版「失楽園」。香川京子は当時全盛期の美貌で顔がふっふくらとしている。

2017年11月15日 (水)

ヘッドライト

   本日のBSプレミアム「ヘッドライト」(1955年)。中年トラック運転手ジャン・ギャバンとウェイトレスとの悲恋。病死するクロチルドはフランソワーズ・アルヌールが演じる。当時日本でも大人気女優だった。ギャバンの娘ダニー・カレルも可愛い。ルネ・クレールの「リラの門」に出演していた。フランソワーズ・アルヌールもダニー・カレルもご健在のことでうれしい。

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