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2025年4月24日 (木)

新作映画の紹介

 映画は年間に数百本と世に送り出されています。ここ10数年の間にデジタル・ビデオの技術が飛躍的に進歩して、低予算で劇場用映画が可能になってきました。でも永く人々の記憶に残るであろう名作や、映画史に残るであろう傑作となるものはごく少数といえるでしょう。第97回アカデミー賞、NHKが生中継していた。「ANORA アノーラ」が作品賞受賞。第48回 日本アカデミー賞最優秀賞は「侍タイムスリッパ―」。

 第98回キネマ旬報ベスト・テン。日本映画の第1位は、「夜明けのすべて」。山中瑤子監督「ナミビアの砂漠」がカンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞。米ドラマ「SHOGUN将軍」が、真田広之の主演男優賞をはじめ14の部門で独占、受賞した。第47回日本アカデミー賞は、最優秀作品賞ジラ-1.0」、最優秀主演男優集は役所広司、最優秀主演女優賞・安藤サクラ(最優秀助演女優賞とW受賞)。第96回アカデー賞で宮崎駿監督作品「君たちはどう生きるか」が長編アニメーション映画賞を受賞。

 第96回アカデミー賞作品「関心領域」は第二次世界大戦下、アウシュヴィッツ強制収容所から壁ひとつ隔てた先で優雅に暮らすナチス将校一家が、壁の向こうで起きている現実にいかに無関心かを映し出す。ホロコーストの恐怖を直接的に描かず音でそれを表現したのが秀逸。監督・脚本はジョナサン・グレイザー。ベルリン国際映画祭金熊賞は「アダマントにて」が受賞。新海誠監督の「すずめの戸締り」は受賞ならず。カンヌ国際映画祭では、「パーフェクト・デイズ」で主演を務めた役所広司が男優賞、「怪物」の坂元裕二が脚本賞に輝いた。濱口竜介監督の「悪は存在しない」がベネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞した。いま公開中の藤井直人監督の「青春18×2 君へと続く道」がアジア各国で観客動員第1位を記録してブームとなっている。近年、邦高洋低の傾向が続き、洋画ファンは減少傾向にある。

 2025年5月封切り作品。「かくかくしかじか」永野芽郁、大泉洋。「父と僕の終わらない家」寺尾聡、松坂桃李。「たべっこどうぶつ THE MOVIE」。「ミッション・インポッシブル ファイナル・レコニング」トム・クルーズ、ヘイリー・アトウェル。「サブスタンス」デミ・ムーア。「パディントン 消えた黄金郷の秘密」。4月「アンジ―のBARで会いましょう」草笛光子、松田陽子、青木柚。「花まんま」鈴木亮平、有村架純。「片思い世界」広瀬すず、杉咲花、清原果耶、「ミッキー17」ロバート・パティンソン。「「エミリア・ベレス」ゾーイ・サルダナ。「ベターめマン」ロビー・ウィリアム。3月。「35年目のラブレター」笑福亭鶴瓶、原田知世、重岡大毅、上白石萌音。「知らないカノジョ」milet  中島健人。「安楽死のススメ」石原晃也。「顔だけじゃ好きになりません」宮世琉弥、久間田琳加。「少年と犬」高橋文哉、西野七瀬、伊藤健太郎、伊原六花。「お嬢と番犬くん」福本莉子、ジェシー、佐々木希。「ドラえもん のび太の絵世界物語」。「ウィキッド ふたりの魔女」C・エリヴォ、A・グランデ。「名もなき者」ティモシー・シャラメ、エドワード・ノートン。「教皇選挙」レイフ・ファインズ、スタンリー・トゥッチ。「Flow」アニメーション。2月「ファースト・キス」松たか子、松村北斗、吉岡里帆、森七菜。「ショウタイムセブン」阿部寛、生見愛瑠。「ブルータリスト」エイドリアン・ブロディ。「野性の鳥のロズ」ルピタ・ニョンゴ。「アノーラ」マイキー・マディソン。劇場アニメ「ベルサイユのばら」沢城みゆき。1月。「TOUCH タッチ」エギル・オラブソン。「サンセット・サンライズ」菅田将暉。「雪の花」松坂桃李、芳根京子。「敵」長塚京三。「私にふさわしいホテル」のん、田中圭。「劇場版 孤独のグルメ」松重豊、内田由紀。「ライオンキング;ムファサ」。「リアル・ペイン」。「アフレンティスト」セバスティアン・スタン。「室町無頼」大泉洋、長尾謙社。「366日」赤楚衛二、上白石萌歌、玉城ティナ。12月。「はたらく細胞」永野芽郁、佐藤健。「聖☆おにいさん」松山ケンイチ、染谷将大。「モアナと伝説の海2」。「グランメゾン・パリ」木村拓哉、鈴木京香。「うちの弟どもがすみません」畑芽育、作間龍斗。[火の華」山本一賢、柳ゆり葉。「クレイヴン・ザ・ハンター」アーロン・テイラー=ジョンソン。11月。「六人の嘘つきな大学生」浜辺美波、赤埜衛二。「本心」池松壮亮、三吉彩花。「十一人の賊軍」山田孝之,仲野太賀。「トラップ」ジョシュ・ハートネット。「ザ・バイク・ライダーズ」オースティン・バトラー。「グラディエーターⅡ」ポール・メスカル。10月。「若き見知らぬ者たち」磯村勇斗、岸井ゆきの。「八犬伝」役所広司、内野聖陽、土屋太鳳。「BISHU~世界でいちばん優しい服~」服部樹咲、岡崎紗絵。「カフネ」山崎翠佳。「シビル・ウォー アメリカ最後の日」キルストン・ダンスト。「ビートルジュース ビートルジュース」マイケル・キートン。「ジョーカー・フォリ・ア・ドゥ」ホアキン・フェニックス。「憐れみの3章」エマ・ストーン。8月。「もしも徳川家康が総理大臣になったら」浜辺美波、赤楚衛二、GACKTO。「ラスト参る」満島ひかり、岡田将生、ディーン・フジオカ。「ブルーピリオド」眞栄田郷敦、高橋文哉、桜田ひより。「フォールガイ」ライアン・ゴズリンダ、エミリー・ブランド。「ツイスターズ」デイジー・エドガー=ジョーンズ、グレン・ハウエル。「インサイド・ヘッド2」エイミー・ポーラー。 7月。「先生生の白い嘘」奈緒、猪狩蒼弥。「言えない秘密」京本大我、古川琴音、横田真悠。「赤羽骨子のボディガード」出口夏希、高橋ひかる、ラウール、土屋太鳳。「化け猫あんずちゃん」アニメ。「ある一生」シュテファン・ゴルスキー。「密輸1970」キム・ヘス、ヨム・ジョンア。「フェラーリ」アダム・ドライバー、ペネロペ・クルス。6月。「ディア・ファミリー」大泉洋、菅野美穂。「かくしごと」杏、中須翔真、佐津川愛美。「あんのこと」河合優実、、佐藤二朗。「違国日記」新垣結衣、早瀬憩、夏帆。「明日を綴る写真館」平泉成、佐野晶哉。「マッドマックス;フュリオサ」アニャ・テイラー=ジョイ、クリス・ヘムズワース。「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」ポール・ジアマ、ティダヴァイン・ジョイ・ランドルフ、ドミニク・サンダ。「チャレンジャ―ズ」ゼンディヤ、ジョシュ・オコナ―。5月。「碁盤斬り」清原果那、中川大志。「からかい上手の高木さん」永野芽以郁、高橋文哉。「青春18×2 君へと続く道」シュー・グァンハン、清原果那。「ミッシング」石原さとみ、中村倫也。「関心領域」クリスティ・アン・フリーデル、サンドラ・ヒュラー。「コジラ×コング 新たなる帝国」レベッカ・ホール。「ボブ・マーリー・ONE LOVE」キングスリー・ベン=アデイル、ラジャーナ・リンチ。4月。「あまろっく」江口のりこ、中条あやみ。「陰陽師0」山崎賢人、染谷将太、奈緒。「異人たち」アンドリュー・スコット。「プリシラ」ケイリー・スビーニー。「バスト ライブス」グレタ・リー。「アイアン・クロー」ザック・エフロン、ジェレミー・アレン・ホワイト。3月映画。「四月になれば」佐藤健、長澤まさみ、森七菜。「変な家」間宮祥太朗、佐藤二朗。「52ヘルツのクジラたち」杉咲花、志尊淳。「恋わずらいのエリー」原菜乃華、宮世琉弥、「オッペンハイマー」キリアン・マーフィー。「FLY!」クメイル・ナンジアー。「デューン 砂の惑星PART2」ティモシー・シャラメ。2月。「夜明けのすべて」上白石萌音、松村北斗。「マッチング」土屋太鳳、佐久間大介。「身代わり忠臣蔵」ムロツヨシ、永山瑛大、川口春奈、林遣都。「熱のあとに」橋本愛、仲野太賀。「レディ加賀」小芝風花、森崎ウィン。「ボーはおそれている」ホアキン・フェニックス、ネイサン・レイン。「ネクスト・ゴール・ウィンズ」マイケル・ファスベンダー。「カラーパープル」フゥンティジア・バリーノ。1月。「笑いの怪物」岡山天音。「サイレント・ラブ」山田涼介、浜辺美波。「ある閉ざされた雪の山荘で」重岡大毅、間宮祥太朗、岡山天音、中条あやめ、西野七瀬、森川葵。「哀れなるものたち」エマ・ストーン、マーク・ラファロ。「エクスペンタブルス ニューブラッド」ジェイソン・ステイサム、シルベスター・スタローン。「コンクリート・ユートピア」イ・ビョンホン、パク・ソジュン。2023年12月。「隣人X・疑惑の彼女」上野樹里、林遣人。「PERFECT DAYS」役所広司、柄本時生。「怪物の木こり」亀梨和也、菜々緒、吉岡里帆。「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」ティモシー・シャラメ。「エクソシスト 信じる者」レスリー・オドムJr。「ナポレオン」ホアキン・フェニックス。11月「正欲」稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗。「首」ビートたけし、西島秀俊。「法廷遊戯」永瀬簾、杉咲花、北村匠海。「シチリア・サマー」ガブリエーレ・ピスロー、サミュエル・セグレート。「私がやりました」ナディア・テレスキウィッツ。「スラムドッグス」。10月「ゆとりですが何かインターナショナル」岡田将生、松坂桃李。「沈黙の艦隊」大沢たかお、玉木宏。「アナログ」二宮和也、波瑠。「SISU/シス 不死身の男」ヨルマ・トンミラ。「ドミノ」ベン・アフレック。「オペレーション・フォーチュン」ジェイソン・ステイサム。9月。「ミステリと言う勿れ」菅田将暉、町田智子。「こんにちは、母さん」吉永小百合、大泉洋。「スイート・マイホーム」窪田正孝、蓮佛美沙子、奈緒。「夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく」白岩瑠姫、久間田琳加、箭内夢菜。「女家族」生見司織、小島彩乃、綱島えりか。「親のお金は誰のもの」比嘉愛未、三浦翔平。「ホーンテッドマンション」ロザリオ・ドーソン。「ジョン・ウィック:コンセクエンス」キアヌ・リーブス。「アステロイド・シティ」ジェイソン・シュワルツマン、スカーレット・ヨハンソン、トム・ハンクス。8月。「高野豆腐店の春」藤竜也、麻生久美子。「リボルバー・リリー」綾瀬はるか、長谷川博己。「春に散る」佐藤浩市、横浜流星、橋本環奈。「マイ・エレメント」ウォルト・ディズニー。「クライムス・オブ・ザ・フューチャー」ヴィゴ・モーテンセン。「トランスフォーマー」アンソニー・ラモス。7月。「1秒先の彼」岡田将生。清原果耶。「キングダム 運命の炎」山崎賢人、吉沢亮、橋本環奈。「探偵マリコの生涯で一番悲惨な日」伊藤沙莉、北村有起哉。「ミッションインポッシブル テッドレコニング PART ONE」トム・クルーズ。「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」ハリソン・フォード。「CLOSE クローズ」エデン・タンブリン。6月。「東京リベンジャーズ2 血のハロウィーン編・決戦」北村匠海、山田裕貴。「怪物」安藤サクラ、永山瑛大。「オレンジ・ランプ」貫地谷しおり、和田正人。「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」高橋一生、飯豊まりえ。「水は海に向かって流れる」広瀬すず、大西利空、當真あみ。「スパイスより愛を込めて」中川翼、茅島みずき。「M3GAN」アリソン・ウィリアムズ、バイオレット・マッグロウ。「探偵マーロウ」リーアム・ニーソン、ダイアン・クルーガー。「ウーマン・トーキング」ルーニー・マーラ、クレア・フォイ。5月。「せかいのおきく」黒木華、寛一郎。「最後まで行く」岡田准一、綾野剛。「銀河鉄道の父」役所広司、菅田将暉、森七菜。「さいはて」北澤響、中島歩。「こわれること いきること」吉田伶香、藤田朋子。「aftersun アフターサン」ポール・メスカル。「TAR ター」ケイト・ブランシェット。「クリード 過去の逆襲」マイケル・B・ジョーダン。4月。「TOKYO MER」鈴木亮平、賀来賢人。「サイドバイ サイド」坂口健太郎、齋藤飛鳥。「ヴィレッジ」横浜流星、黒木華。「生きる」ビル・ナイ。「ザ・ホエール」ブレンダ・フレイザー。「エスター ファースト・キル」イザベル・ファーマン。3月。「わたしの幸せな結婚」目黒蓮、今田美桜。「ロストケア」マツヤマケンイチ、長澤まさみ。「フェイブルマンス」ミシェル・ウィリアムズ。「エブリシング・エブリウェア・オール・アンド・ワンス」ミシェル・ヨー。「マジック・マイク ラストダンス」チャニング・テイタム。2月。「マンホール」中島裕翔、奈緒。「スクロール」北村匠海、中川大志、松岡茉優。「エゴイスト」鈴木亮平、宮沢氷魚。「別れる決心」パク・ヘイル。「ボーンズ・アンド・オール」ティモシー・シャラメ。「バビロン」ブラッド・ビット。1月。「レジェンド&バタフライ」木村拓哉、綾瀬はるか。「ファミリア」役所広司、吉沢亮。「嘘八百 なにわ夢の陣」中井貴一、佐々木蔵之介。「イニシェリン島の精霊」コリン・ファレル。「シー・セッド その名を暴け」キャリー・マリガン。「ドリーム・ホース」ト二・コレット。2022年12月。「夜、鳥たちが啼く」山田裕貴、松本まりか。「月の満ち欠け」大泉洋、有村架純、目黒蓮。「ラーゲリより愛を込めて」二宮和也、北川景子。アニメ「THE FIRST SLAM DUNK」。「ルイス・ウェイン」ベネディクト・カンバーバッチ。「MEN 同じ顔の男たち」ジェシー・バックリー。「ブラックアダム」ドウェイン・ジョンソン、ピアース・ブロスナン。「ホイットニー・ヒューストン」ナオミ・アッキー。「ザリガニの鳴くところ」オリビア・ニュートン監督、デイジー・エドガー・ジョーンズ。「あのこと」アナマリア・ヴァルトロメイ。「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」サム・ワーシントン。11月。「母性」戸田恵梨香、永野芽郁、中村ゆり。「ある男」妻夫木聡、安藤サクラ。「窓辺にて」稲垣吾郎、中村ゆり、玉城ティナ。「ザ・メニュー」レイフ・ファインズ。「ドント・ウォーリー・ダーリン」フローレンス・ビュー。「チケット・トゥ・パラダイス」ジュリア・ロバーツ、ジョージ・クルーニー。10月。「もっと超越した所へ」前田敦子、菊池風磨。「耳をすませば」清野菜名、松坂桃李。「線は、僕を描く」横浜流星、清原果耶、河合優実。「バッド・ガイズ」。「アフター・ヤン」コリン・ファレル。「スペンサー ダイアナのダイアナの決意」クリスティン・スチュワート。「七人の秘書」木村文乃、広瀬アリス。「愛する人に伝える言葉」カトリーヌ・ドヌーブ、ブノワ・マジメル。9月「沈黙のパレード」福山雅治、柴咲コウ。「さかなのこ」のん、柳楽優弥。「ヘルドッグス」岡田准一、坂口健太郎。「川っぺりムコリッタ」松山ケンイチ、ムロツヨシ。「百花」菅田将暉、原田美枝子。「LAMB ラム」ノオミ・ラパス。「ブレット・トレイン」ブラット・ピット。「ダウントン・アビ― 新たなる時代へ」ヒュー・ボネヴィル。8月。「ハウ」田中圭、池田イライザ。「TANG タング」二宮和也、満島ひかり。「異動命令は音楽隊!」阿部寛、清野菜名。「長崎の郵便配達」イザベル・タウンゼンド、谷口稜曄。「野球部に花束を」醍醐虎太朗、黒羽麻璃央。「ジュラシック・ワールド 新たなる支配者」クリス・ブラット。「ソニック・ザ・ムービー」ジェームズ・マースデン。7月。「コースブックおばけずかん」新垣結衣、城桧吏。「破戒」間宮祥太郎、石井杏奈。「ビリーバース」礒村勇人、北村優衣。「ベイビー・ブローカー」ソン・ガンホ。「ブラック・フォン」イーサン・ホーク。「リコリス・ピザ」アラナ・ハイム。「エルヴィ」オースティン・バトラー。6月。「メタモルフォーゼの縁側」芦田愛菜。「恋は光」神尾楓珠、西野七瀬。「神は見返りを求める」ムロツヨシ、岸井ゆきの。「峠」役所広司、松たか子。「オフィサー・アンド・スパイ」ジャン・デュダルジャン。「FREE」アニメ。5月。「鋼の錬金術師」山田涼介、本田翼。「流浪の月」広瀬すず、松坂桃李。「ハケンアニメ!」𠮷岡里帆。「死刑に至る病」阿部サダヲ。「シング・ア・ソング」クリスティン・スコット・トーマス。「オードリー・ヘプバーン」長編ドキュメンタリー。4月。「とんび」阿部寛。「やがて海へと届く」岸井ゆきの、浜辺美波。「英雄の証明」アミル・ジャディディ。「カモン・カモン」ホアキン・フェニックス。「ヒットマンズ・ワイプズ・ボディガード」ライアン・レイノルズ。「チタン」ヴァンサン・タンドン。3月。「ウェディング・ハイ」篠原涼子、中村倫也。「愛なのに」瀬戸康史、さとうほなみ。「猫は逃げた」山本奈依瑠。「ナイトメア・アリー」ブラッドリー・クーパー。「ベルファスト」ケネス・プラナー監督 カトリーヌ・バルフ。「THE BATMAN ザ・バットマン」ロバート・パティンソン。「MEMORIA メモリア」アピチャッポン・ウィーラセタクン監督。 2月。「ちょっと思い出しただけ」池松壮亮、伊藤沙莉。「ノイズ」藤原竜也。「嘘喰い」横浜流星。「Pure Japanese」ディーン・フジオカ、蒔田彩珠。「君が落とした青空」福本莉子、松田元太、横田真悠。「ゴーストバスターズ アフターライフ」マッケナ・ブレイス。「ウエストサイド・ストーリー」アンセル・エルゴート、レイチェル・ゼグラー。「フレンチ・ディスパッチ」ビル・マーレイ。1月。「決戦は日曜日」窪田正孝、宮沢りえ。「99.9・刑事専門弁護士」松本潤。「コンフィデンスマンJP英雄篇」長澤まさみ。「クライ・マッチョ」クリント・イーストウッド。「ハウス・オブ・グッチ」レディー・ガガ。「スパイダーマン:ノー・ウェイj・ホーム」トム・ホランド。2021年12月。「偶然と想像」古川琴音、中島歩。「彼女が好きなものは」神尾楓珠、山田杏奈。「ヴェノム・レット・ゼア・ビー・カーネイン」トム・ハーディ。「天才ヴァイオリニストと消えた旋律」ティム・ロス。「ダーク・ウォーターズ」マーク・ラファロ。「ラストナイト・イン・ソーホー」トーマシン・マッケンジー。11月。「そして、バトンは渡された」永野芽郁、田中圭。「ボクたちはみんな大人になれなかった」森山未來、伊藤沙莉。「老後の資金がありません!」天海祐希、草笛光子。「カオス・ウォーキング」トム・ホランド。「ディア・エヴァン・ハンセン」ベン・ブラット。「リスペクト」ジェファー・ハドソン。10月。「CUBE一度入ったら、最後」菅田将暉、杏。「護られなかった者たちへ」佐藤健、阿部寛。「ルパンの娘」深田恭子。「G.I.ジョー」ヘンリーゴールディング。「キャッシュトラック」ジェイソン・ステイサム。9月。「マイ・ダディ」ムロツヨシ。奈緒。「空白」古田新太。松坂桃李。「総理の夫」田中圭。中谷美紀。「アナザーラウンド」マッツ・ミケルセン。「MINAMATA」ジョニー・デップ。真田広之。「モンタナの目撃者」アンジェリーナ・ジョリー。8月。「子供はわかってあげない」上白石萌歌。「ドライブ・マイ・カー」西島秀俊。「孤狼の血」松坂桃李。「キネマの神様」沢田研二。「すべてが変わった日」ダイアン・レイン、ケビン・コスナー。「ワイルド・スピード/ジェットブレイク」ヴィン・ディーゼル。7月。「犬部」林遣都。「東京リベンジャーズ」北村匠海。「竜とそばかすの姫」アニメ。「17歳の瞳に映る世界」シドニー・フラナガン。「イン・ザ・ハイツ」アンソニー・ラモス。「プログラミング・ヤング・ウーマン」キャリー・マリガン。6月。「明日の食卓」菅野美穂。「キャラクター」管田将暉。アニメ「漁港の肉子ちゃん」明石家さんま、大竹しのぶ。「るろうに剣心 最終章」佐藤健。「Arc アーク」芳根京子。「ハチとパルマの物語」アレクサンドル・ドモガロフJr。「クワイエット・プレイス」ジョン・クラシンスキー、エミリー・ブラント。「Mr.ノーバデイ」ボブ・オデンカーク。「1秒先の彼女」リウ・ヴァンティン「グリーンランド」ジェラルド・バトラー。「カムバック・トゥ・ハリウッド」ロバート・デ・ニーロ、モーガン・フリーマン。5月「いのちの停車場」吉永小百合が122本目の映画出演にして初の医師役に挑戦する。「地獄の花園」永野芽郁、広瀬アリス。「ヒノマルソウル」田中圭、土屋太鳳。「コジラvsコング」アレクサンダー・スカルスガルド。「ジェントルメン」マシュー・マコノヒー。「ファーザー」アンソニー・ホプキンス、オリヴィア・コールマン。4月。「るろうに剣心 最終章」佐藤健。「ホムンクルス」成田凌、岸井ゆきの。「ゾッキ」吉岡里帆。「街の上で」若葉竜也、穂志もえか。「パーム・スプリング」アンディ・サムバーグ。「21ブリッジ」チャドウィック・ボースマン。「アンモナイトの目覚め」ケイト・ウィンスレット。3月「騙し絵の牙」大泉洋、松岡茉優。「まともじゃないのは君も一緒」成田凌、清原果耶。「奥様は、取り扱い注意」綾瀬はるか、西嶋秀俊。「モンスター・ハンター」ミラ・ジョヴォウィッチ。「トムとジェリー」クロエ・グレース・モレッツ。「アウトポスト」スコット・イーストウッド。「ノマランド」フランシス・マクドーマンド。2月。「哀愁シンデレラ」土屋太鳳、田中圭。「セトウツミ」池松壮亮、菅田将暉。「ファースト・ラブ」北川景子、中村倫也。「あの頃、」松坂桃李。「すばらしき世界」役所広司、長澤まさみ。「マーメイド・イン・パリ」二コラ・デュヴォシェル。「ディエゴ・マラドーナ 二つの顔」。「秘密への招待状」ジュリアン・ムーア。1月。「花束みたいな恋をした」菅田将暉、有村架純。「AWAKE」吉沢亮。「さんかく窓の外側は夜」岡田将生、志尊淳。「新解釈・三國志」大泉洋、ムロツヨシ。「おもいで写真」深川麻衣。「大コメ騒動」井上真央。「おとなの事情スマホをのぞいたら」東山紀之。「新感染列島」カン・ドンウォン。「KCIA 南山の部長たち」イ・ビョンホン。「ザ・スイッチ」ヴィンス・ヴォーン。「43年後のアイ・ラヴ・ユー」ブルース・ダーン。2020年12月。「私をくいとめて」のん、林遣都。「天外者」三浦春馬。「サイレント・トーキョー」佐藤浩市。「約束のネバーランド」浜辺美波。「ビルとテッドの時空旅行」キアヌ・リーブス。「ネクスト・ドリーム」ダコタ・ジョンソン。「魔女がいっぱい」アン・ハサウェイ。11月「おらおらでひとりいぐも」田中裕子、蒼井優、東出昌大。「罪の声」小栗旬、星野源。「461個のおべんとう」井ノ原快彦。「さくら」北村匠海、小松菜奈。「ドクター・デスの遺産」綾野剛、北川景子。「ホテルローヤル」波瑠、松山ケンイチ。「ばるぼら」稲垣吾郎、二階堂ふみ。「ストックホルム・ケース」イーサン・ホーク、ノオミ・ラパス。「エイプのキッチンストーリー」ノア・シュナップ。「ミッシング・リング英国紳士と秘密の相棒」。10月「望み」堤真一、石田ゆり子。「星の子」芦田愛菜。「浅田家!」二宮和也、妻夫木聡。「生きちゃった」仲野大賀、大島優子。「82年生まれ、キム・ジョン」チョン・ユミ、コン・ユ。「キーパー ある兵士の奇跡」デヴィッド・クロス。「ナイル殺人事件」ケネス・ブラナー、ガル・ガドット、アーミー・ハマー、エマ・マッキー。

 

 

2025年4月21日 (月)

春の新ドラマ

 4月からの春ドラマ。連続テレビ小説「あんぱん」今田美桜主演の「アンパンマン」を生んだ夫婦の物語。苦悩の中でも夢をあきらめなかった夫婦の姿を中園ミホの脚本で描く。北村匠海、河合優美、原菜乃華、二宮和也、松嶋菜々子、竹野内豊と豪華キャスト。「あなたを奪ったその日から」北川景子、大森南朋。「続・続・最後から二番目の恋」小泉今日子、中井喜一。「夫よ、死んでくれないか」安達佑実、相武紗季、磯山さやか。「パラレル夫婦」伊野尾彗、伊原六花。「人事の人見」松田元太、前田敦子。「しあわせは食べて寝て待て」桜井ユキ、加賀まりこ。「対岸の家事」多部未華子、江口のりこ、ディーン・フジオカ、田辺桃子。「ジョウフ」山崎紘菜。「三人夫婦」浅香航大、朝倉あき、鈴木大河。「Dr。アシュラ」松本若菜。「恋は闇」岸井ゆきの。「すぱいす」本田響矢。「PJ」内野聖陽。「彼女がそれを愛と呼ぶなら」栗山千明。「トウキョウホリデイ」瀧本美織、ガルフ・カナ―ウィット。「天久鷹央の推理カルテ」橋本環奈、三浦翔平。「復讐カレシ」紺野彩夏、鈴木仁。「やぶさかではございません」松村沙友理、駒木根葵太。「MADDER その事件、ワタシが犯人です」五百城茉央。「社畜人ヤプー」新納慎也。「なんで私が神説教」広瀬アリス。「地震のあとで」岡田将生、鳴海唯、渡辺大知、佐藤浩市。「災」香川照之、中村アン。「いつか、ヒーロー」桐谷健太。「復讐カレシ 溺愛社長の顔にはウラがある」鈴木仁、砂田将宏、紺野彩夏、和内璃乃。「熱愛プリンス」杢代和人、松井奏、林芽亜里。「波うららかに、めよと日和」芳根京子2クール連続主演。「介護スナック・ベルサイユ」尾碕真花、笛木優子。「子宮恋愛」松井愛莉。「年下童貞くんに翻弄されてます」森香澄、柏木悠、椛島光、朝井瞳子。「MADDER その事件、ワタシが犯人です」五百城茉央、山村隆太。「失踪人捜索班」小泉孝太郎、町田啓太。「イグナイト」間宮祥太朗。「魔物」塩野瑛久、麻生久美子。「ムサシノ輪舞曲」高梨臨。「キャスター」阿部寛、永野芽郁、のん。「ダメマネ!」川栄李奈、安田顕。「あきない世傳2」小芝風花。「あやしいパートナー」斎藤京子、八木勇征。

 

 

 

2025年4月15日 (火)

グレタ・ガルボ忌

  1990年のこの日、グレタ・ガルボ(1905年生まれ)が84歳で死去した。きら星のごとく女神がひしめくハリウッドにあって、最高に美しく輝くスターは、おそらくグレタ・ガルボであろう。映画史上もっともフォトジェニックな面立ちといわれるガルボの写真を何枚も見比べてみても、彼女の変幻自在な表情のため同一人物とは思われないほどである。と、言っても彼女につけられた渾名は「スウェーデンの美のスフィンクス」である。エキゾチックでミステリアスではあるが、図体がでかく、無表情で無愛想、どこか得体の知れない女という嘲笑が込められている。「変幻自在な無表情」「無個性で個性的」な顔立ちに神秘性を感じ、美の女神として崇め、ひれ伏したのであろうか。その謎を解くカギは、やはり「笑わない」ということであろう。ほとんどの女優は笑顔をチャーム・ポイントにするであろう。ところがガルボは、眉をひそめて不快そうな顔をしていても美しかった。否、怒ったときの顔が一番美しいという人もいる。1941年、36歳で引退した。ガルボの人気はアメリカよりも海外で高かった。第二次世界大戦によって映画の海外配給が無くなったことも引退を早めた理由の一つである。映画「グレタ・ガルボのすべて」(2006年)には1949年のカメラテストの映像が紹介されている。戦後、映画復帰を目指したこともあったが、結局、映画に出演することは一度もなかった。グレタ・ガルボとマレーネ・ディートリッヒはよく比較されることが多い。映画デビューはともに1922年だが、ガルボのほうが4歳年下である。(4月15日)

 

 

2025年4月12日 (土)

テレビの見過ぎは要注意!!

   テレビ放送が始まって70年が過ぎた。1日のテレビの視聴時間は総務省の調査によれば平日3時間強、休日3時間半、高齢者ほど長い傾向にある(2020年国民生活時間調査)。オーストラリアのクイーンズランド大学の研究によると、「テレビを1日1時間見る生活を続けた場合、早死のリスクが8%高まる」。つまりテレビを1時間見ると寿命を22分縮めるという結果が出された。また英国の調査によると、「1日に3.5時間以上テレビ視聴で6年後に記憶力低下におちいる」テレビの見過ぎは要注意だ。

 日本では1953年2月にNHK、同年9月に民放放送の日本テレビが開局し、本格的なテレビ放送がはじまった。といっても初期のテレビは番組制作力が足らず、アメリカの人気番組を吹き替え放送で流していた。やがて古い名作映画もテレビで見れるようになると、テレビの受信契約数は増えて行った。

「こんなにテレビばっかり見ていると、ばかになっちゃう」。英語で表現すると。

If I keep watching so much TV,I'll turn into a zombie.「ばか」は「zombie(魂の抜けたような状態にある人)」

   といっても、地上波、BS、CS、4K、スカパー、ケーブルTV全91チャンネルのほかにもTver,Amazonプライムビデオ・U-NEXT・Huluなどによるインターネットの動画配信サービスでお好みの番組が視聴可能なので、見逃すのももったいない。毎日テレビを見続けても、制作された番組や映画の1%も見ることはできない。いまや半数以上の人は倍速で視聴しているが、鑑賞した感じがしない。面白いものだけを選んで見るのが賢明である。テレビやインターネットは功罪半ばする機器である。テレビを見ながら食事をするのはマナー違反という意見もある。しかしある調査によると、「テレビを見ながら食事をするほうだ」と答えた人は、全体で71.3%という高い結果が出ていた。情報収集に活用したり、娯楽・リクレーションとして使う。最近の調査によると、「家にテレビはない」という子どもは国語力が低いという結果もでている。

 広瀬アリス主演の学園ドラマ「なんで私が神説教」初回放送、イジメに真っ向立ち向かう新任教師・麗美静に喝采。オークラの脚本もよい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2025年4月 6日 (日)

地震のあとで

 土曜ドラマ「地震のあとで」1話。1995年1月。東京。自宅でニュースを見続けていた妻の未名が突然、家を出ていく。残された夫の小村は茫然自失のまま、謎の小包を届けるため釧路へ赴く。そこでケイコとシマオという名前の2人の女性と出会う。ラブホに留まりシマオと関係を持つ。未名は死んだのか、生きているのか?2人の女は宇宙人なのか?震災で亡くなった多くの人々の名前がニュースで告げられる。未名というのは「名前がまだ決まっていない、本当の名はあとでつける」と父が言っていたらしい。この世の人間の存在性が不確かなものではないだろうか。原作は村上春樹の短編小説。喪失を伴う奇妙で美しき世界を見事に映像化している。

 

2025年4月 2日 (水)

「青春」って、令和の時代、死語なのか?

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    日本のドラマがアジア諸国でどのように観られたのか包括的に研究した人はいない。中国、韓国、台湾、香港、フィリピン、タイ、ベトナムなどでどれだけ見られたのか不明である。You Tubeでみると、「俺たちの旅」(1977)は香港で「前程錦繍」(1989)という題で放送され人気が高かったことがわかる。日本でも鎌田敏夫脚本の傑作と評価される。それまでの学園ものではなく、社会に出てからの青春群像。カースケ(中村雅俊)、オメダ(田中健)、グズ六(秋野太作)の3人を中心に友情と恋愛が織りなされる青春群像劇。羅文、張偉文、尹光など多くの歌手が主題曲を歌っている。もし香港へ旅行したとき、余興で歌えば受けるかもしれない。1975年から1976年にかけては「青春」をテーマにした楽曲やドラマが多くあらわれる。「君と歩いた青春」フォークの風。オフコースの「青春」、チューリップの「青春の影」、松山千春の「青春」、西城秀樹の「青春に賭けよう」、カーペンターズの「青春の光と影」などなど。でも現代の若い世代に聞くと、「青春」というワードは口にするだけで気恥ずかしい、ダサいねという感じがするらしい。時は流れた~♪。

2025年3月 7日 (金)

綺麗なのに「声が残念…」

 「1000年に1人の逸材」や「天使すぎるアイドル」という冠言葉のつくなど愛らしさでナンバーワンで、朝ドラ「おむすび」のヒロインとして日本の朝の顔の橋本環奈だが、顔はカワイイけど「声が残念」という評価がある。一方で「そんなことはない。ハスキーで独特な「声」が魅力的という意見もある。ライブの映像をみると、ダンスでみせる表情がとても愛らしい。そしてトークが意外と気取らずズケズケとよくしゃべる。清楚派というかっこをつけず、若さで天真爛漫にふるまうほうが魅力が増すように感じた。だが「おむすび」はつまらなかった。橋本環奈の無駄遣いという声も聞かれる。どうしてこんなに酷いストーリーなのか。震災、ギャル、コロナと近年の出来事をつないだだけの話になった。

 外見と声のギャップはむかしからよくある話である。ふるくは絶世の美女といわれたグレタ・ガルボはスウェーデン訛りとダミ声だった。ジューン・アリソンはガラガラのベチャ声。ジーン・アーサーはキンキン声。ヴィヴィアン・リーは美しく流暢な英語ながらペチャクチャとよくしゃべりまくる。韓国のチェ・ジウは低く野太い声である。吹替えの田中美里ほうが、たおやかな感じで顔にマッチしている。星由里子も内藤洋子も沢口靖子も皆「声が残念…」という感じがする。レコードも数枚出しているがやはりとても聞けたものではない。賀来千香子、夏川結衣、鶴田真由、長谷川京子、石原さとみ、水川あさみ、相武紗季、川口春奈、橋本愛も悪声女優。人気の壇蜜も気の抜けたような声で女優としてダメ。安達祐実、山瀬まみ、杉咲花もキンキン声。前田敦子は声が割れている。反対に美声は薬師丸ひろ子、石田ゆり子、松たか子、宮崎あおい、仲間由紀恵、瀧本美織、浜辺美波、福原遥、永野芽郁。顔と声が一体となった女優は?東芝日曜劇場「美しい橋」(1977)をみた。偶然橋の上で知り合った若い男女の恋物語。山口百恵18歳。歌手以上に女優として成功したのは、やはりあの落ち着いた低い声にある。百恵のように顔と声がマッチしているのは珍しい。円地文子も絶賛していた。歌手ではやはりアジアの歌姫テレサ・テン。その甘く澄んだ歌声は没後20年を経った現在もアジアで幅広く根強い人気がある。

 

 

 

 

2025年3月 4日 (火)

映画大好き

 先日、今年のアカデミー賞授賞式が開かれていた。あたり前の話だが、ひとりの人間が世界中の映画、ドラマ、ドキュメンタリーなどすべての映像作品を観ることはできない。名作といわれるよい映画だけにしぼっても無理だ。なぜならつねに世界中で新しい映画がつくられているから。もし世界のすべての映像作品を朝から晩までネット配信などで観ることができたとしても、その量に押しつぶされて数カ月で中毒症かパニックに陥るだろう。21世紀になってフィルム上映からディジタル上映へ、そしてシネコンの増加で劇場用映画の制作本数は増加している。だが映画の制作数の正確な統計データはない。少し古いが2020年の国別の映画制作本数をあげる。

インド         1288
アメリカ    694
中国      475
日本      448
ロシア     253
フランス    230
ドイツ     216
韓国      158
イタリア    131 

  およそ全世界で1年間に5000本以上の映画がつくられている。そのなかで日本で劇場公開される映画は1割ほどで、2021年は邦画469本、洋画469本、合計959本、コロナの影響で減少した日本映画製作者連盟の統計)。映画評論家は平均年間500本くらいは見ているそうだ。国別の世界的な作品をちょこっとあげる。


アメリカ 風と共に去りぬ 1939年 ヴィクター・フレミング
アメリカ 市民ケーン 1941年 オーソン・ウェルズ
アメリカ ゴッドファーザー 1972年 フランシス・フォード・コッポラ
アメリカ ショーシャンクの空に 1994年
メキシコ 皆殺しの天使 1962年 ルイス・ブニュエル
メキシコ 赤い薔薇ソースの伝説 1992年 アルフォンソ・アラウ
フランス 天井桟敷の人々 1945年 マルセル・カルネ
フランス 禁じられた遊び 1951年 ルネ・クレマン
フランス ショア 1985年 クロード・ランズマン
フランス 苦い涙  2022年 フランソワ・オゾン
イギリス 第三の男 1949年 キャロル・リード
イギリス ノッティングヒルの恋人 1999年 ロジャー・ミッシェル
ドイツ  嘆きの天使 1930年 ジョセフ・フォン・スタンバーグ
ドイツ  朝な夕なに 1957年 ヴォルフガング・リーベンアイナー
ドイツ  橋 1959年 ベルンハルト・ヴィッキ
ドイツ  バグダット・カフェ パーシー・アドロン監督 1987年
イタリア 道 1954年 フェデリコ・フェリーニ
スペイン 汚れなき悪戯 1955年 ヴァイダ・ラースロー
スペイン ビリディアナ 1961年 ルイス・ブルニュエル
スペイン ミツバチのささやき 1973年 ビクトル・エリセ
ポルトガル 青い年 1963年 パウロ・ローシヤ
オランダ 美しい人妻 2015年 アントワネッテ・ブーマー
スウェーデン カール・フレードリク統治す 1934年 グスタヴ・エードグレン監督
スウェーデン ペンション「楽園」 1937年 ヴェイレル・ヒルデブランド監督
スウェーデン 春の悶え 1951年 アルネ・マットソン監督
スウェーデン 野いちご 1954年 イングマル・ベルイマン
ノルウェー  妹の体温 2015年 アンネ・セヴィツキー
フィンランド ル・アーヴルの靴みがき 2011年 アキ・カウリスマキ
デンマーク  バベットの晩餐会 1987年 ガブリエル・アクセル監督
デンマーク  ある戦争 2015年 トビアス・リンホルム監督 ピルー・アスべック
ロシア  戦艦ポチョムキン 1925年 セルゲイ・エイゼンシュテイン
ロシア ラン・スルー・ザ・ナイト 2016年 アンナ・チポフスカヤ
ジョージア 青い山 本当らしくない本当の話 1995年 エルダル・シェンゲラーヤ監督
ポーランド 灰とダイヤモンド 1958年 アンジュイ・ワイダ
ポーランド 水の中のナイフ 1962年 ロマン・ポランスキー
ポーランド 砂時計 1973年 ボイチェフ・イエジー・ハス 
ポーランド 戦場のピアニスト 2002年 ロマン・ポランスキー
ハンガリー 連隊長レドル 1985年 サボー・イシュトヴァーン
チェコ   マルケータ・ラヴロヴァ 1967年 フランナシエク・ヴラーチン監督
セルビア  思春期 2012年 マヤ・ミロス監督 イシドラ・シミヨノヴィッチ 
スロベニア スロベニアの娼婦 2009年 ダムヤン・コソレ
ギリシャ  春のめざめ 1963年
ナイジェリア アラロミレ 呪いの女神像 2010年 グレン・アフォラヤン監督
ブラジル  セントラル・ステーション 1998年 ウォルター・サレス監督 フェルナンダ・モンテネグロ
イラク・トルコ サイの季節 2012年 バフラン・ゴバディ監督
イラン  友だちのうちはどこ? 1987年 アッバス・キアロスタミ監督
インド  大地のうた 1955年 サタジット・ライ
インド  ガンジスの流れる国 1960年
インド  ムトゥ、踊るマハラジャ 1995年 K・S・ラヴィクマール
インド バーフバリ 王の凱旋 2017年 タマンナー
タイ  ブンミおじさんの森 2010年 アピチャサボン・ウィーラセタクン
ベトナム 青いパパイアの香り 1993年 トラン・アン・ユン
ベトナム 第三夫人と髪飾り 2018年 アッシュ・メイフェア
ベトナム 姉姉妹妹 2019年 キャシー・ウエン
中国  菊豆 1990年 張藝謀
中国  ルーラーグンタン 2024年 ジャー・リン
香港・中国合作 さらば、わが愛 覇王別妃 1993年 チェン・カイコー
香港 はじめて好きになった人 2021年
韓国  太白山脈 1994年
韓国  八月のクリスマス 1998年 ホ・ジノ
日本  羅生門  1951年 黒澤明
日本  七人の侍 1954年 黒澤明
日本  おくりびと 2009年 滝田洋一郎

 

   現存する最古の日本映画「紅葉狩」(1899)や「ピストル強盗清水定吉」(1899)横山運平が最も古い作品。▽最新作は「私はいったい、何と闘っているのか」李闘士男監督、安田顕、小池栄子主演(2021)まで何でも観ちゃうぞ!▽「アメリカアメリカ」(1961)ギリシャ人青年が苦難の末にトルコから渡米するまでの苦難のロードムービー。▽「西部戦線異状なし」(1978年CBS)リチャード・トーマス、アーネスト・ボーグナイン。第一次世界大戦中、ドイツの小さな町の学校では戦争の話でもちきりだった。先生は生徒たちの愛国の精神を説き、それにのせられたポールら6人が出征志願する。しかし、現実の戦場はなまやさしいものではなかった・・・・。1930年の映画をリメイクしたエリッヒ・マリア・レマルク原作のドラマ化。主役のリチャード・トーマスは「去年の夏」「朝やけの空」など青春スターだった。▽「日本のいちばん長い日」(1967)原作は大宅壮一。阿南惟幾に三船敏郎、米内光政に山村聡。今年夏にも同名の映画が公開される。原作は半藤一利。阿南に役所広司、米内に柄本明、昭和天皇に本木雅弘、鈴木貫太郎に山崎努。ほか松坂桃季、堤真一らオール男優スターの超大作らしい。▽反戦映画では「軍旗はためく下で」(1972)が名作。軍人だった夫の死刑の真相を妻の左幸子が関係者を訪ねて歩く物語。▽「陽だまりの彼女」(2013)上野樹里、松本潤。真緒は猫だった…。▽「ナイルの宝石」(1985)マイケル・ダグラス、キャスリーン・ターナー。▽「スフィンクス」(1981)レスリー・アン・ダウン、フランク・ランジェラ、モーリス・ロネ▽「大いなる西部」(1958)グレゴリー・ペック、チャールトン・ヘストン、パール・アイヴス、チャールズ・ビッグフォード▽「富士に立つ影」(1942)阪東妻三郎。幕府は富士の裾野に築城を命じた。牛車合戦はベン・ハーのチャリオット・レースのようで圧巻の迫力がある。▽「硫黄島」(1959)宇野重吉監督。大坂志郎。▽「滅びのモノクローム」(2003)国仲涼子が若くて可愛い。▽「紙屋悦子の青春」(2004)原田知世、永瀬正敏。▽「薄化粧」(1985)別子銅山の社宅で起きた妻子惨殺事件の犯人の逃亡生活を描く。逃走中に関わった4人の女たち、なかでも藤真利子の官能的な濡れ場がよい。▽「影なき男」(1934)ウィリアム・パウエル、マーナ・ロイ、モーリン・オサリバン。▽「初雪の恋」宮崎あおい、イ・ジュンギ。▽「ポーリンの冒険」(1947)連続活劇の女王パール・ホワイトの伝記。ベティ・ハットンが演じるミュージカル映画。▽「女子ーズ」(2014)山本美月、藤井美菜、桐谷美玲、高畑充希、有村架純。怪人カメムシゲルゲが臭くて戦隊から「うんこ、うんこ」と連呼される▽「ぼっちゃん」(2012)水澤伸吾。▽「学校」(1993)山田洋次監督。西田敏行、田中邦衛、裕木奈江。▽「私の愛した女」(1983)伊藤かずえ、小野寺昭。▽「ホットロード」能年玲奈。▽「江ノ島プリズム」(2013)福士蒼汰、本田翼。▽「ドグラ・マグラ」(1988)夢野久作の小説の映画化。松田洋治、桂枝雀。▽「もらとりあむタマ子」(2013)前田敦子、康すおん。▽「100回泣くこと」(2013)桐谷美玲。▽「love letter」(1995) 中山美穂、豊川悦司、酒井美紀。▽「遺体 明日への十日間」西田敏行。▽「真木栗ノ穴」(2007)西島秀俊。▽「そこのみにて光輝く」(2014)呉美保監督、綾野剛、菅田将暉、池脇千鶴。▽「駆け込み女と駆け出し男」(2015)大泉洋、戸田恵梨香。▽「エイプリルフールズ」(2015)戸田恵梨香、松坂桃李。▽「パーフェクト・ワールド」(2018)杉咲花主演の純愛ものだが平凡。ドラマ版のほうが中村ゆりの介護ヘルパーが恋敵で展開が面白かった。▽「居眠り磐根」(2019)松坂桃李、木村文乃。▽「チワワちゃん」(2019)吉田志穂、門脇麦。▽「アルプススタンドのはしの方」(2020)小野莉奈。▽「野良猫とパパ活」(2020)乃木栄、奈良坂篤。

Marawilson「マチルダ」(1996)マーラ・ウィルソンも28歳になった。▽「グエムル 漢口の怪物」(2006)韓国初のモンスター・ムービー。ソン・ガンホ、ぺ・ドゥナ。怪物に咥えられ連れ去れる少女にコ・アソン。▽「レ・ミゼラブル」(1998)リーアム・ニーソン、ユア・サーマン。▽「ぼくたちの家族」(2013)妻夫木聡、原田美枝子▽「悪い奴ほどよく眠る」(1960)三船敏郎。▽「ハウスメイド」(2010)チョン・ドヨン、イ・ジョンジェ。▽「ジェレミー」(1973)ロビー・ベンソン、グリニス・オコナ―。▽「卒業」(1967)ダスティン・ホフマン、キャサリン・ロス。▽「スーパーマン」(1978)クリストファー・リーヴ、マーロン・ブランド―。▽「海炭市叙景」(2010)熊切和嘉監督 谷村美月。▽「洟をたらした神」(1978)神山征二郎監督 樫山文枝。▽「海のふた」(2015)豊島圭介監督 菊池亜希子。▽「グッド・ストライプス」(2015)菊池亜希子。▽「神様はバリにいる」(2015)堤真一、尾野真千子。▽「一粒の麦」(1958)吉村公三郎監督 菅原謙二。▽「豆大福ものがたり」(2013)菊池亜希子。▽「あの空の果てに星はまたたく」(1962)丘さとみ、水木襄。

▽「サンクタム」(2011)アリスター・グリアソン監督。▽「バンド・ワゴン」(1953)ビンセント・ミネリ監督 フレッド・アステア シド・チャリシ―。▽「空飛ぶ戦闘艦」(1961)ウィリアム・ウィットニー監督 ヴィンセント・プライス、チャールズ・ブロンソン。▽「サンタモニカの週末」(1967)トニー・カーティス、クラウディア・カルディナーレ、シャロン・テート。▽「トリコロールに燃えて」(2004)シャーリーズ・セロン、ペネロペ・クルス、スチュアート・ダウンゼント。▽「スタンド・バイ・ミー」(1986)ロブ・ライナー監督 ウィル・ウィートン、リバー・フェニックス、コリ―・フェルドマン。▽「合衆国最後の日」(1977)バート・ランカスター、リチャード・ウィドマーク。▽「スカイフォール」(2012)ダニエル・クレーグ007が好きになってきた。▽「ハミングバード」(2013)ジェイソン・ステイサム。▽「セイフヘイヴン」(2013)ジョシュ・デアメル、ジュリアン・ハフ。▽「存在の耐えられない軽さ」(1988)ダニエル・デイ・ルイス、ジュリエット・ビノシュ。▽「ツイン・ピークス 劇場版」(1992) カイル・マクラクラン。▽「ストックホルムでワルツを」(2013)スウェーデンのジャズ歌手モニカ・ゼタールンドの伝記映画。▽「江南ブルース」(2015) イ・ミンホ、キム・レウォン。▽「ムーンライト」(2016)。▽「ペギー・スーの結婚」(1986)。▽「ギヴァー 記憶を継ぐ者」(2014)ジェフ・ブリッジス、メリル・ストリープ。▽「チャリング・クロス84番地」(1986)アン・バンクロフト、アンソニー・ホプキンス。▽「金融腐蝕列島」(1997)役所広司、椎名桔平▽「日本の黒幕 フィクサー」(1979)佐分利信▽「暁の挑戦」(1971)幻の映画といわれる川崎市の誕生期を描いた実録もの。中村錦之助、渡哲也、若林豪、財津一郎など出演。大正14年に実際に起こった鶴見騒擾事件をもとにフィクションを加えている。▽「カラスの親指」阿部寛、石原さとみなど主演の詐欺師の話。ブレイク前の能年玲奈やピコ太郎が出演しているのも面白い。▽「石榴坂の仇討」(2014)中井喜一、阿部寛。▽「バードマンあるいは無知がもたらす予期せぬ奇跡」(2014)アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督、マイケル・キートン。▽「マリッジリング」(2007)小橋めぐみ、保阪尚希、高橋一生。▽「島々清しゃ」(2017)▽「きみに読む物語」(2004)レイチェル・マクアダムス、ライアン・ゴズリング。▽「パラサイト・イヴ」(1997)三上博史、葉月里緒菜。▽「新婚道中記」(1937)ケーリー・グラント、アイリーン・ダン、ラルフ・ベラミー。▽「ディア・ハンター」(1978)マイケル・チミノ監督 ロバート・デ・ニーロ。▽「ジェロニモ」(1993)ウォルター・ヒル監督、ウェス・ステイーディ、ジーン・ハックマン、ロバート・デュバル。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2025年3月 1日 (土)

ジーン・ハックマンさん死去

 ハリウッドの大スター・ジーン・ハックマンさんが死去。サンタフェ郊外の自宅で妻ベツテイ・アラカワさん(日系人)と愛犬とともに遺体で発見される。目立った外傷はなく、死因は不明。殺人、自殺、事故、または自然死のいずれも可能性があるとされる。老々介護、高齢者夫婦の最期として、色々と考えられる。広大な米国ではきめ細かい訪問介護が行き届かないのだろうか。

 ジーン・ハックマンは1930年カリフォルニア州サン・バーナディノに生まれる。海兵隊員として中国・青島の駐屯地でラジオ放送DJを務めたことが芸能界入りのきっかけとなる。37歳まで売れなかったが、1967年の「俺たちに明日はない」でスターの仲間入りとなる。74年「フレンチ・コネクション」でアカデミー主演男優賞を獲得。以後、「ポセイドン・アドベンチャー」「スケアクロウ」「スーパーマン」など70・80年代面白さとユニークさでアメリカ映画を支えてきた。こういう俳優がいるから映画にふくらみができるのだ。「カリフォルニア・コネクション」の刑事役のポパイという愛称はピッタリで、彼の愛称として親しまれている。

2025年2月 9日 (日)

ハリウッド「名声の歩道」

   ハリウッドの観光名所の一つ、ウォーク・オブ・フェーム。映画・テレビ・ラジオ・音楽などハリウッド・エンタメ界で活躍した著名人の名前が星型のプレートに5㎞に渡り歩道に刻まれている。1960年のこの日に女優のジョアン・ウッドワードが最初の星を獲得した。チャールズ・チャップリン、ダグラス・フェアバンクス、ルドルフ・ヴァレンティノ、グレタ・ガルボ、マレーネ・ディートリッヒ、ゲーリー・クーパー、ジュディ・ガーランド、フランク・シナトラなどなどハリウッドのスターの歴史である。20世紀のセックス・シンボル、マリリン・モンローは謎の死を遂げる2年半前、1960年2月8日、星が贈られ式典が行われた。ハリウッド商工会議所は2016年の映画部門に三船敏郎を選出した。これまで日本関係では早川雪洲、マコ岩松、ゴジラが「星」に選ばれている。「世界のミフネ」何をいまさら、遅すぎる、という感じがする。最近では2019年にアン・ハサウェイが仲間入りした。現在、2500以上の星がある。(2月9日)

 

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