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2024年6月 8日 (土)

関ケ原の戦い、宮本武蔵は東軍、西軍どちらに出陣したのか?

  二夜連続TBSのキムタク宮本武蔵(2014年)の視聴率は、15日が14,2%、16日が12.6%であった。ストリーはだいたい吉川英治の小説がベースとなっているが、殺陣がアクロバット的な剣法で、従来の武蔵のイメージと大きく異なる。片岡千恵蔵、中村錦之助など風格ある武蔵像と比較すると、キムタク武蔵は現代的な印象がある。評価は大きく分かれるだろう。巌流島の決闘のラストはいかにも淡泊で呆気なかった。6月7日からチャンネル銀河で市川新之助(現・市川團十郎)の大河ドラマ「武蔵」が放送されている。全49回で中盤で巌流島の決闘が終わるが、なお話が続く。月形龍之介主演の「それからの武蔵」のような孤高の剣士としての味わいがあればいいのだが新之助が若すぎて晩年は無理だろう。大阪夏の陣やキリシタンや柳生宗矩、真田幸村の話も蛇足でつまらない。脚本は鎌田敏夫(青春ドラマを得意とする)で時代劇に向いていない。そもそもお通や又八なども登場せずに吉川英治の原作をつかわないで、歴史ドラマにしたほうがよかった。だが2003年制作で、宇津井健、西郷輝彦、津川雅彦、藤田まこと、渡瀬恒彦、坂口良子、三浦春馬など故人が出演しているので懐かしい。20年前の大河は製作費が潤沢だった。お通は吉川英治の創作であるが、そのモデルがいた。小野お通という桃山時代から江戸時代初期にかけて生きた謎の女性で、和歌や琴、書画、舞踊に秀でた才女だという。

 ところで武蔵は慶長5年の関ケ原の合戦に東軍、西軍どちらに出陣したのだろうか。通説には、武蔵は西軍に属して戦ったとされる。だが、その確かな記録は残っていないため確証はない。大河ドラマでは明確に示さなかったが、吉川英治の「宮本武蔵」では西軍についたこととなっているので、西軍のように描かれていた。近年の研究によると、父の新免無二斎が東軍の黒田如水に仕官していたとする黒田家の文書が見つかったため、武蔵は父と共に当時豊前国を領してていた黒田軍に従い、東軍として九州で戦っていたとする可能性が高いと考えられる。

 

 

 

 

 

 

2024年6月 7日 (金)

春ドラマ、どれが良かったですか

 SNSが普及したことで若者のテレビ離れが言われている。バラエティや音楽番組はたまに見るがドラマは見ないという人も多い。春ドラマも終盤を迎えたが、いずれも不評で名作といわれるドラマはなかった。視聴者は豪華な俳優を見たいのではなく、すぐれた面白い脚本の作品をのぞんでいるようである。「Believe 君にかける橋」木村拓哉が橋づくりに情熱を燃やす設計者に扮する。「366日」広瀬アリス、真栄田郷敦、長濱ねる、宮辺紗衣。かつてフジ月9は恋愛ドラマの王者だったが、今回は大コケだった。「からかい上手の高木さん」月島琉衣、黒川想矢。「アンメット ある脳外科医の日記」杉咲花、若葉竜也、生田絵梨花。「95」高橋海人、松本穂香。「Destiny」石原さとみ、亀梨和也、仲村トオル。「天使の耳~交通警察の夜」小芝風花、安田顕。「誰が私と恋をした?」生見愛瑠。「お迎え渋谷くん」京本大我、田辺桃子。「御社の乱れ正します!」山崎紘菜、飯島寛騎、小島藤子、優希美青。「肝臓を奪われた妻」伊原六花。「Root」河合優実、寺本莉緒。「ブルーモーメント」山下智久、出口夏希。「好きなオトコと別れたい」毎熊克哉、堀田茜。「ソロ活女子のススメ4」江口のりこ。「Re:リベンジ」赤楚衛二、芳根京子、白山乃愛。「9ボーダー」川口春奈、木南晴夏、畑芽育。「花咲舞が黙ってない」今田美桜。「アンチヒーロー」長谷川博己、大島優子、堀田真由。「ミス・ターゲット」松本まりかが全国ネットの地上波連続ドラマ初主演。「アクマゲーム」間宮祥太朗、田中樹、古川琴音。「痛ぶる恋の、ようなもの」望月歩、小川未祐、河村花。「シークレット同盟」松井愛莉、森田想、長野凌大、長妻玲央。「社内処刑人」中村ゆりか、生駒里奈。「君が獣になる前に」玉城ティナ、北山宏光、鳴海唯、豊島心桜。「あなたの恋人、強奪します」武田玲奈、渡邊圭祐。「6秒間の軌跡」高橋一生、本田翼。「街並み照らすヤツら」森本慎太郎、森川葵。「Root」河合優実、坂東龍汰、寺本莉緒。「季節のない街」宮藤官九郎監督。池松壮亮、仲野太賀、渡部大知、濱田岳。時代劇「君とゆきて咲く 新選組青春記」前田拳太郎、奥智哉、高野洸、阪本奨悟。「過保護な若だんな様の甘やかし」高野洸、井頭愛海。「ビジネス婚 好きになったら離婚します」菅井友香、草川拓弥。韓国ドラマ「青春ウォルダム 呪われた王宮」パク・ヒョンシク。フジテレビTWO「今、別れの途中です」ソン・へギョとチャン・ギヨン主演のラブ・ロマンス。美男美女が眼福です。 春ドラマで演技が光っている主演女優第1位に輝いたのは「アンメット」の杉咲花でした。

プロ野球やMLB中継もあるので、テレビの見過ぎに注意しよう!

 

 

2024年6月 6日 (木)

新作映画紹介

 映画は年間に数百本と世に送り出されています。ここ10数年の間にデジタル・ビデオの技術が飛躍的に進歩して、低予算で劇場用映画が可能になってきました。でも永く人々の記憶に残るであろう名作や、映画史に残るであろう傑作となるものはごく少数といえるでしょう。

 山中瑤子監督「ナミビアの砂漠」がカンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞した。

  第47回日本アカデミー賞。最優秀作品賞「ゴジラ-1.0」、最優秀主演男優集は役所広司、最優秀主演女優賞・安藤サクラ(最優秀助演女優賞とW受賞)。第96回アカデミー賞で宮崎駿監督作品「君たちはどう生きるか」が長編アニメーション映画賞を受賞。

 第96回アカデミー賞作品「関心領域」は第二次世界大戦下、アウシュヴィッツ強制収容所から壁ひとつ隔てた先で優雅に暮らすナチス将校一家が、壁の向こうで起きている現実にいかに無関心かを映し出す。ホロコーストの恐怖を直接的に描かず音でそれを表現したのが秀逸。監督・脚本はジョナサン・グレイザー。ベルリン国際映画祭金熊賞は「アダマントにて」が受賞。新海誠監督の「すずめの戸締り」は受賞ならず。カンヌ国際映画祭では、「パーフェクト・デイズ」で主演を務めた役所広司が男優賞、「怪物」の坂元裕二が脚本賞に輝いた。濱口竜介監督の「悪は存在しない」がベネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞した。いま公開中の藤井直人監督の「青春18×2 君へと続く道」がアジア各国で観客動員第1位を記録してブームとなっている。近年、邦高洋低の傾向が続き、洋画ファンは減少傾向にある。

 2024年6月封切り映画。「ディア・ファミリー」大泉洋、菅野美穂。「かくしごと」杏、中須翔真、佐津川愛美。「あんのこと」河合優実、、佐藤二朗。「言えない秘密」京本大我、古川琴音。「違国日記」新垣結衣、早瀬憩、夏帆。「明日を綴る写真館」平泉成、佐野晶哉。「マッドマックス;フュリオサ」アニャ・テイラー=ジョイ、クリス・ヘムズワース。「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」ポール・ジアマ、ティダヴァイン・ジョイ・ランドルフ、ドミニク・サンダ。「チャレンジャ―ズ」ゼンディヤ、ジョシュ・オコナ―。5月。「碁盤斬り」清原果那、中川大志。「からかい上手の高木さん」永野芽以郁、高橋文哉。「青春18×2 君へと続く道」シュー・グァンハン、清原果那。「ミッシング」石原さとみ、中村倫也。「関心領域」クリスティ・アン・フリーデル、サンドラ・ヒュラー。「コジラ×コング 新たなる帝国」レベッカ・ホール。「ボブ・マーリー・ONE LOVE」キングスリー・ベン=アデイル、ラジャーナ・リンチ。4月。「あまろっく」江口のりこ、中条あやみ。「陰陽師0」山崎賢人、染谷将太、奈緒。「異人たち」アンドリュー・スコット。「プリシラ」ケイリー・スビーニー。「バスト ライブス」グレタ・リー。「アイアン・クロー」ザック・エフロン、ジェレミー・アレン・ホワイト。3月映画。「四月になれば」佐藤健、長澤まさみ、森七菜。「変な家」間宮祥太朗、佐藤二朗。「52ヘルツのクジラたち」杉咲花、志尊淳。「恋わずらいのエリー」原菜乃華、宮世琉弥、「オッペンハイマー」キリアン・マーフィー。「FLY!」クメイル・ナンジアー。「デューン 砂の惑星PART2」ティモシー・シャラメ。2月。「夜明けのすべて」上白石萌音、松村北斗。「マッチング」土屋太鳳、佐久間大介。「身代わり忠臣蔵」ムロツヨシ、永山瑛大、川口春奈、林遣都。「熱のあとに」橋本愛、仲野太賀。「レディ加賀」小芝風花、森崎ウィン。「ボーはおそれている」ホアキン・フェニックス、ネイサン・レイン。「ネクスト・ゴール・ウィンズ」マイケル・ファスベンダー。「カラーパープル」フゥンティジア・バリーノ。1月。「笑いの怪物」岡山天音。「サイレント・ラブ」山田涼介、浜辺美波。「ある閉ざされた雪の山荘で」重岡大毅、間宮祥太朗、岡山天音、中条あやめ、西野七瀬、森川葵。「哀れなるものたち」エマ・ストーン、マーク・ラファロ。「エクスペンタブルス ニューブラッド」ジェイソン・ステイサム、シルベスター・スタローン。「コンクリート・ユートピア」イ・ビョンホン、パク・ソジュン。2023年12月。「隣人X・疑惑の彼女」上野樹里、林遣人。「PERFECT DAYS」役所広司、柄本時生。「怪物の木こり」亀梨和也、菜々緒、吉岡里帆。「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」ティモシー・シャラメ。「エクソシスト 信じる者」レスリー・オドムJr。「ナポレオン」ホアキン・フェニックス。11月「正欲」稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗。「首」ビートたけし、西島秀俊。「法廷遊戯」永瀬簾、杉咲花、北村匠海。「シチリア・サマー」ガブリエーレ・ピスロー、サミュエル・セグレート。「私がやりました」ナディア・テレスキウィッツ。「スラムドッグス」。10月「ゆとりですが何かインターナショナル」岡田将生、松坂桃李。「沈黙の艦隊」大沢たかお、玉木宏。「アナログ」二宮和也、波瑠。「SISU/シス 不死身の男」ヨルマ・トンミラ。「ドミノ」ベン・アフレック。「オペレーション・フォーチュン」ジェイソン・ステイサム。9月。「ミステリと言う勿れ」菅田将暉、町田智子。「こんにちは、母さん」吉永小百合、大泉洋。「スイート・マイホーム」窪田正孝、蓮佛美沙子、奈緒。「夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく」白岩瑠姫、久間田琳加、箭内夢菜。「女家族」生見司織、小島彩乃、綱島えりか。「親のお金は誰のもの」比嘉愛未、三浦翔平。「ホーンテッドマンション」ロザリオ・ドーソン。「ジョン・ウィック:コンセクエンス」キアヌ・リーブス。「アステロイド・シティ」ジェイソン・シュワルツマン、スカーレット・ヨハンソン、トム・ハンクス。8月。「高野豆腐店の春」藤竜也、麻生久美子。「リボルバー・リリー」綾瀬はるか、長谷川博己。「春に散る」佐藤浩市、横浜流星、橋本環奈。「マイ・エレメント」ウォルト・ディズニー。「クライムス・オブ・ザ・フューチャー」ヴィゴ・モーテンセン。「トランスフォーマー」アンソニー・ラモス。7月。「1秒先の彼」岡田将生。清原果耶。「キングダム 運命の炎」山崎賢人、吉沢亮、橋本環奈。「探偵マリコの生涯で一番悲惨な日」伊藤沙莉、北村有起哉。「ミッションインポッシブル テッドレコニング PART ONE」トム・クルーズ。「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」ハリソン・フォード。「CLOSE クローズ」エデン・タンブリン。6月。「東京リベンジャーズ2 血のハロウィーン編・決戦」北村匠海、山田裕貴。「怪物」安藤サクラ、永山瑛大。「オレンジ・ランプ」貫地谷しおり、和田正人。「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」高橋一生、飯豊まりえ。「水は海に向かって流れる」広瀬すず、大西利空、當真あみ。「スパイスより愛を込めて」中川翼、茅島みずき。「M3GAN」アリソン・ウィリアムズ、バイオレット・マッグロウ。「探偵マーロウ」リーアム・ニーソン、ダイアン・クルーガー。「ウーマン・トーキング」ルーニー・マーラ、クレア・フォイ。5月。「せかいのおきく」黒木華、寛一郎。「最後まで行く」岡田准一、綾野剛。「銀河鉄道の父」役所広司、菅田将暉、森七菜。「さいはて」北澤響、中島歩。「こわれること いきること」吉田伶香、藤田朋子。「aftersun アフターサン」ポール・メスカル。「TAR ター」ケイト・ブランシェット。「クリード 過去の逆襲」マイケル・B・ジョーダン。4月。「TOKYO MER」鈴木亮平、賀来賢人。「サイドバイ サイド」坂口健太郎、齋藤飛鳥。「ヴィレッジ」横浜流星、黒木華。「生きる」ビル・ナイ。「ザ・ホエール」ブレンダ・フレイザー。「エスター ファースト・キル」イザベル・ファーマン。3月。「わたしの幸せな結婚」目黒蓮、今田美桜。「ロストケア」マツヤマケンイチ、長澤まさみ。「フェイブルマンス」ミシェル・ウィリアムズ。「エブリシング・エブリウェア・オール・アンド・ワンス」ミシェル・ヨー。「マジック・マイク ラストダンス」チャニング・テイタム。2月。「マンホール」中島裕翔、奈緒。「スクロール」北村匠海、中川大志、松岡茉優。「エゴイスト」鈴木亮平、宮沢氷魚。「別れる決心」パク・ヘイル。「ボーンズ・アンド・オール」ティモシー・シャラメ。「バビロン」ブラッド・ビット。1月。「レジェンド&バタフライ」木村拓哉、綾瀬はるか。「ファミリア」役所広司、吉沢亮。「嘘八百 なにわ夢の陣」中井貴一、佐々木蔵之介。「イニシェリン島の精霊」コリン・ファレル。「シー・セッド その名を暴け」キャリー・マリガン。「ドリーム・ホース」ト二・コレット。2022年12月。「夜、鳥たちが啼く」山田裕貴、松本まりか。「月の満ち欠け」大泉洋、有村架純、目黒蓮。「ラーゲリより愛を込めて」二宮和也、北川景子。アニメ「THE FIRST SLAM DUNK」。「ルイス・ウェイン」ベネディクト・カンバーバッチ。「MEN 同じ顔の男たち」ジェシー・バックリー。「ブラックアダム」ドウェイン・ジョンソン、ピアース・ブロスナン。「ホイットニー・ヒューストン」ナオミ・アッキー。「ザリガニの鳴くところ」オリビア・ニュートン監督、デイジー・エドガー・ジョーンズ。「あのこと」アナマリア・ヴァルトロメイ。「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」サム・ワーシントン。11月。「母性」戸田恵梨香、永野芽郁、中村ゆり。「ある男」妻夫木聡、安藤サクラ。「窓辺にて」稲垣吾郎、中村ゆり、玉城ティナ。「ザ・メニュー」レイフ・ファインズ。「ドント・ウォーリー・ダーリン」フローレンス・ビュー。「チケット・トゥ・パラダイス」ジュリア・ロバーツ、ジョージ・クルーニー。10月。「もっと超越した所へ」前田敦子、菊池風磨。「耳をすませば」清野菜名、松坂桃李。「線は、僕を描く」横浜流星、清原果耶、河合優実。「バッド・ガイズ」。「アフター・ヤン」コリン・ファレル。「スペンサー ダイアナのダイアナの決意」クリスティン・スチュワート。「七人の秘書」木村文乃、広瀬アリス。「愛する人に伝える言葉」カトリーヌ・ドヌーブ、ブノワ・マジメル。9月「沈黙のパレード」福山雅治、柴咲コウ。「さかなのこ」のん、柳楽優弥。「ヘルドッグス」岡田准一、坂口健太郎。「川っぺりムコリッタ」松山ケンイチ、ムロツヨシ。「百花」菅田将暉、原田美枝子。「LAMB ラム」ノオミ・ラパス。「ブレット・トレイン」ブラット・ピット。「ダウントン・アビ― 新たなる時代へ」ヒュー・ボネヴィル。8月。「ハウ」田中圭、池田イライザ。「TANG タング」二宮和也、満島ひかり。「異動命令は音楽隊!」阿部寛、清野菜名。「長崎の郵便配達」イザベル・タウンゼンド、谷口稜曄。「野球部に花束を」醍醐虎太朗、黒羽麻璃央。「ジュラシック・ワールド 新たなる支配者」クリス・ブラット。「ソニック・ザ・ムービー」ジェームズ・マースデン。7月。「コースブックおばけずかん」新垣結衣、城桧吏。「破戒」間宮祥太郎、石井杏奈。「ビリーバース」礒村勇人、北村優衣。「ベイビー・ブローカー」ソン・ガンホ。「ブラック・フォン」イーサン・ホーク。「リコリス・ピザ」アラナ・ハイム。「エルヴィ」オースティン・バトラー。6月。「メタモルフォーゼの縁側」芦田愛菜。「恋は光」神尾楓珠、西野七瀬。「神は見返りを求める」ムロツヨシ、岸井ゆきの。「峠」役所広司、松たか子。「オフィサー・アンド・スパイ」ジャン・デュダルジャン。「FREE」アニメ。5月。「鋼の錬金術師」山田涼介、本田翼。「流浪の月」広瀬すず、松坂桃李。「ハケンアニメ!」𠮷岡里帆。「死刑に至る病」阿部サダヲ。「シング・ア・ソング」クリスティン・スコット・トーマス。「オードリー・ヘプバーン」長編ドキュメンタリー。4月。「とんび」阿部寛。「やがて海へと届く」岸井ゆきの、浜辺美波。「英雄の証明」アミル・ジャディディ。「カモン・カモン」ホアキン・フェニックス。「ヒットマンズ・ワイプズ・ボディガード」ライアン・レイノルズ。「チタン」ヴァンサン・タンドン。3月。「ウェディング・ハイ」篠原涼子、中村倫也。「愛なのに」瀬戸康史、さとうほなみ。「猫は逃げた」山本奈依瑠。「ナイトメア・アリー」ブラッドリー・クーパー。「ベルファスト」ケネス・プラナー監督 カトリーヌ・バルフ。「THE BATMAN ザ・バットマン」ロバート・パティンソン。「MEMORIA メモリア」アピチャッポン・ウィーラセタクン監督。 2月。「ちょっと思い出しただけ」池松壮亮、伊藤沙莉。「ノイズ」藤原竜也。「嘘喰い」横浜流星。「Pure Japanese」ディーン・フジオカ、蒔田彩珠。「君が落とした青空」福本莉子、松田元太、横田真悠。「ゴーストバスターズ アフターライフ」マッケナ・ブレイス。「ウエストサイド・ストーリー」アンセル・エルゴート、レイチェル・ゼグラー。「フレンチ・ディスパッチ」ビル・マーレイ。1月。「決戦は日曜日」窪田正孝、宮沢りえ。「99.9・刑事専門弁護士」松本潤。「コンフィデンスマンJP英雄篇」長澤まさみ。「クライ・マッチョ」クリント・イーストウッド。「ハウス・オブ・グッチ」レディー・ガガ。「スパイダーマン:ノー・ウェイj・ホーム」トム・ホランド。2021年12月。「偶然と想像」古川琴音、中島歩。「彼女が好きなものは」神尾楓珠、山田杏奈。「ヴェノム・レット・ゼア・ビー・カーネイン」トム・ハーディ。「天才ヴァイオリニストと消えた旋律」ティム・ロス。「ダーク・ウォーターズ」マーク・ラファロ。「ラストナイト・イン・ソーホー」トーマシン・マッケンジー。11月。「そして、バトンは渡された」永野芽郁、田中圭。「ボクたちはみんな大人になれなかった」森山未來、伊藤沙莉。「老後の資金がありません!」天海祐希、草笛光子。「カオス・ウォーキング」トム・ホランド。「ディア・エヴァン・ハンセン」ベン・ブラット。「リスペクト」ジェファー・ハドソン。10月。「CUBE一度入ったら、最後」菅田将暉、杏。「護られなかった者たちへ」佐藤健、阿部寛。「ルパンの娘」深田恭子。「G.I.ジョー」ヘンリーゴールディング。「キャッシュトラック」ジェイソン・ステイサム。9月。「マイ・ダディ」ムロツヨシ。奈緒。「空白」古田新太。松坂桃李。「総理の夫」田中圭。中谷美紀。「アナザーラウンド」マッツ・ミケルセン。「MINAMATA」ジョニー・デップ。真田広之。「モンタナの目撃者」アンジェリーナ・ジョリー。8月。「子供はわかってあげない」上白石萌歌。「ドライブ・マイ・カー」西島秀俊。「孤狼の血」松坂桃李。「キネマの神様」沢田研二。「すべてが変わった日」ダイアン・レイン、ケビン・コスナー。「ワイルド・スピード/ジェットブレイク」ヴィン・ディーゼル。7月。「犬部」林遣都。「東京リベンジャーズ」北村匠海。「竜とそばかすの姫」アニメ。「17歳の瞳に映る世界」シドニー・フラナガン。「イン・ザ・ハイツ」アンソニー・ラモス。「プログラミング・ヤング・ウーマン」キャリー・マリガン。6月。「明日の食卓」菅野美穂。「キャラクター」管田将暉。アニメ「漁港の肉子ちゃん」明石家さんま、大竹しのぶ。「るろうに剣心 最終章」佐藤健。「Arc アーク」芳根京子。「ハチとパルマの物語」アレクサンドル・ドモガロフJr。「クワイエット・プレイス」ジョン・クラシンスキー、エミリー・ブラント。「Mr.ノーバデイ」ボブ・オデンカーク。「1秒先の彼女」リウ・ヴァンティン「グリーンランド」ジェラルド・バトラー。「カムバック・トゥ・ハリウッド」ロバート・デ・ニーロ、モーガン・フリーマン。5月「いのちの停車場」吉永小百合が122本目の映画出演にして初の医師役に挑戦する。「地獄の花園」永野芽郁、広瀬アリス。「ヒノマルソウル」田中圭、土屋太鳳。「コジラvsコング」アレクサンダー・スカルスガルド。「ジェントルメン」マシュー・マコノヒー。「ファーザー」アンソニー・ホプキンス、オリヴィア・コールマン。4月。「るろうに剣心 最終章」佐藤健。「ホムンクルス」成田凌、岸井ゆきの。「ゾッキ」吉岡里帆。「街の上で」若葉竜也、穂志もえか。「パーム・スプリング」アンディ・サムバーグ。「21ブリッジ」チャドウィック・ボースマン。「アンモナイトの目覚め」ケイト・ウィンスレット。3月「騙し絵の牙」大泉洋、松岡茉優。「まともじゃないのは君も一緒」成田凌、清原果耶。「奥様は、取り扱い注意」綾瀬はるか、西嶋秀俊。「モンスター・ハンター」ミラ・ジョヴォウィッチ。「トムとジェリー」クロエ・グレース・モレッツ。「アウトポスト」スコット・イーストウッド。「ノマランド」フランシス・マクドーマンド。2月。「哀愁シンデレラ」土屋太鳳、田中圭。「セトウツミ」池松壮亮、菅田将暉。「ファースト・ラブ」北川景子、中村倫也。「あの頃、」松坂桃李。「すばらしき世界」役所広司、長澤まさみ。「マーメイド・イン・パリ」二コラ・デュヴォシェル。「ディエゴ・マラドーナ 二つの顔」。「秘密への招待状」ジュリアン・ムーア。1月。「花束みたいな恋をした」菅田将暉、有村架純。「AWAKE」吉沢亮。「さんかく窓の外側は夜」岡田将生、志尊淳。「新解釈・三國志」大泉洋、ムロツヨシ。「おもいで写真」深川麻衣。「大コメ騒動」井上真央。「おとなの事情スマホをのぞいたら」東山紀之。「新感染列島」カン・ドンウォン。「KCIA 南山の部長たち」イ・ビョンホン。「ザ・スイッチ」ヴィンス・ヴォーン。「43年後のアイ・ラヴ・ユー」ブルース・ダーン。2020年12月。「私をくいとめて」のん、林遣都。「天外者」三浦春馬。「サイレント・トーキョー」佐藤浩市。「約束のネバーランド」浜辺美波。「ビルとテッドの時空旅行」キアヌ・リーブス。「ネクスト・ドリーム」ダコタ・ジョンソン。「魔女がいっぱい」アン・ハサウェイ。11月「おらおらでひとりいぐも」田中裕子、蒼井優、東出昌大。「罪の声」小栗旬、星野源。「461個のおべんとう」井ノ原快彦。「さくら」北村匠海、小松菜奈。「ドクター・デスの遺産」綾野剛、北川景子。「ホテルローヤル」波瑠、松山ケンイチ。「ばるぼら」稲垣吾郎、二階堂ふみ。「ストックホルム・ケース」イーサン・ホーク、ノオミ・ラパス。「エイプのキッチンストーリー」ノア・シュナップ。「ミッシング・リング英国紳士と秘密の相棒」。10月「望み」堤真一、石田ゆり子。「星の子」芦田愛菜。「浅田家!」二宮和也、妻夫木聡。「生きちゃった」仲野大賀、大島優子。「82年生まれ、キム・ジョン」チョン・ユミ、コン・ユ。「キーパー ある兵士の奇跡」デヴィッド・クロス。「ナイル殺人事件」ケネス・ブラナー、ガル・ガドット、アーミー・ハマー、エマ・マッキー。

 

 

2024年5月29日 (水)

日本万国博覧会に来日したスター

 万国博覧会の始まりは1851年ロンドンで開催された大博覧会で、これが一般に第1回万国博とされている。来年、大阪(大阪市此花区舞洲)で開催される国際博覧会が第何回にあたるのであろうか。世評としては多額の税金を投入して不評であるが、エクスポ70を行ったことがある関西の老人たちの本心を言えば、なんとかその時まで生きてひと目みたいというのが本音である。1970年の大阪万国博覧会は1970年3月14日から9月13日まで開催された。人気の「太陽の塔」や「月の石」だけではなく、お祭り広場での舞踊やふだんではとても見れない大物ミュージシャンが来日した。サミー・デービス・ジュニア、アンディ・ウィリアム、ジルベール・べコー、メリー・ホプキン、ニニ・ロッソ、セルジオメンデスとブラジル66、ジリオラ・チンクエッティ、スタンリー・ブラック、ダリダ、フィフス・ディメンション、アマリア・ロドリゲス、ブラザース・フォー、ドノバン、ジョージ・チャキリス、ビリー・ボーン楽団。だが最も話題になったのは、女優マレーネ・デートリッヒの来日であろう。当時の大人ならたいていデートリッヒの名は知っている。ケペルは学生でもちろん見ていない。万博ホールでは歌手の辺見マリを真近で見た。当時デートリッヒは70歳近かった。よくぞ来てくれたと思う。デートリッヒはプロイセンの騎兵将校の娘で第一次世界大戦が終ったとき、ベルリンの国立ワイマール音楽学校でバイオリンを修行していた。手を痛めて演劇に転向する。マックス・ラインハルトの演劇学校に入学、やがて平凡な映画にたくさん出演している。(確認できるだけでも17本ある)彼女はレビューで歌もうたった。1929年に出演した「嘆きの天使」のローラ役によって、彼女の道は開けた。スター誕生である。2025年の万博にはどんな海外大物アーチストが来日するだろう。

2024年5月26日 (日)

この夏、話題の新ドラマ

 7月からパリ五輪が開催されるので、夏ドラマの視聴率は苦戦が予想される。そんな中でも注目のドラマをチェックしてみよう!

   やはり目黒蓮が父親役に初挑戦するフジ月9「海のはじまり」が1番気になる作品だろう。山が舞台の山岳医の医療ドラ「マウンテンドクター」杉野亮亮、大森奈朋。「西園寺さんは家事をしない」松本若菜、松村北斗。「クラスメイトの女子、全員好きでした」木村昴、新川優愛。「ギークス」滝沢カレン、松岡茉優、田中みな美。「笑うマトリョーシカ」水川あさみ。「素晴らしき哉、先生」生田絵梨花。「GO HOME~警視庁身元不明人相談室」小芝風花、大島優子。面白そうなのは「Shrink 精神科医ヨワイ」中村倫也、土屋太鳳。下町で小さな精神科医院を営む弱井幸之助は、患者の声を丁寧に聞き、症状に根気よく向きあう。カウンセリングドラマ。「顔に泥を塗る」高橋ひかる。

 

 

2024年5月13日 (月)

熱演型かサラリ型か

 米俳優ゲーリー・クーパーは1961年のこの日、前立腺がんで死去した。享年60歳。大根役者と言われた時期もあったが、「ヨーク軍曹」「真昼の決闘」で2回のアカデミー主演男優賞を受賞している。俳優には熱演型とサラリ型がある。外国スターを例にあげると、カーク・ダグラスやバート・ランカスターは熱演型で、ゲーリー・クーパーはサラリ型だ。日本だと宇津井健、千葉真一、岡田准一などは熱演型の典型だろう。だが最近のドラマを見ていると、堺雅人や向井理、松下洸平などナチュラルな演技でサラリ型が増えている。(5月13日)

 

 

2024年5月 5日 (日)

藤原道兼、死去

  大河ドラマ「光る君へ」も中盤にさしかかる。一条天皇は次の関白に道兼を指名した。しかし道兼は関白就任の日に倒れ、7日後にこの世を去る。七日関白とも、京都東山の粟田に山荘を構えたことから、粟田殿とも呼ばれた。「光る君へ」では、ヒロインまひろの母を殺害したことになっている(もちろん創作)。長徳元年(995年)のことで道長は右大臣となる。

 

2024年5月 3日 (金)

憲法第九条「戦争放棄」

  本日は「憲法記念日」日本国憲法は昭和21年11月3日に公布され、半年後の昭和22年5月3日に施行された。この日は、改憲派・護憲派がそれぞれに講演会や集会などを行っている。岸田首相は今年1月の施政方針演説で憲法改正を公約したものの、内閣支持率が低迷する中、9月までの実現の目途はたっていない。単なる保守層の支持を繋ぎとめるためのものなのか。毎日新聞の世論調査によると、憲法改正に「賛成」が35%、「反対」は47%となり、世論の機運は高まっていない。日本国憲法は平和主義を国際社会におけるわが国の基本理念としている。ところが九条の戦争放棄の意味内容については、憲法制定以来激しく見解が対立している。自衛隊を保有する現在、この論争は未だ決着をみるまでには至っていない。ここで戦後の軍事費の厖大についてみてみよう。日本の軍事支出は、1988年には3兆6700億円だったが、90年に4兆円台に突入し、90年代を通して増加傾向を続けた。2000年代以降は概ね5兆円前後で推移していた。2024年の防衛費と防衛力強化関連経費の合計額は、過去最大7兆9496億円と増大している。

昭和21年11月に公布された日本国憲法を記念し、その第9条「戦争放棄」をテーマに、当時日本映画の民主化の先頭に立っていた東宝砧撮影所の映画人が、その総意を結集して製作した画期的な反戦映画「戦争と平和」(昭和22年、東宝)が放送されていた。監督・亀井文夫、山本薩夫、出演・伊豆肇、池辺良、岸旗江、大久保翼、谷間小百合、菅井一郎、立花満枝。キネマ旬報ベストテンの第2位。

美しい山 なつかしい川

追われ追われて果てしなき旅よ

道づれは涙 幸せはない

国の外にも 国の中にも

   荒廃した中国の街角で盲目の娘が歌う「流亡曲」が流れる。大陸を放浪する健一(伊豆肇)は中国民衆の姿を目撃し、自分が一兵士として参加した侵略戦争の罪業の深さに胸をつかれる。健一の乗っていた輸送船が撃沈され、中国人に助けられ、そのまま中国軍に加わり、敗戦で復員する。東京は焦土と化していた。ようやくたずね当てた妻町子(岸旗江)は、負傷して帰国していた戦友康吉(池辺良)と結婚していた。健一は盛り場でかつての上官(菅井一郎)と出会う。彼は闇成金で大儲けしていた。「要するに戦争で損をする奴も多いが、大いに儲ける者もあるというわけだ。人間が欲望に支配されている限り、戦争を本当に止める力なんかどこにもありゃせんぞ」と。映画はここで終わるが、シナリオには次のシーンが続き、実際に撮影もされていた。

 

街。食糧デモ。その人々の足、足、足。路傍に立って見ている健一。その勢いにのまれるように思わず列にならんで歩き出す。いつの間にか、その列にまきこまれ、デモの一人と腕を組んで行く健一。デモの人々の顔。顔。顔。労働者の大デモ。整然たるその行進。高らかに空にひびく労働歌の合唱。

 

    亀井文夫(1908-1987)は、明治41年、福島県相馬郡原町(:現・南相馬市)に松本長七、くま、の次男として生まれた。昭和3年、文化学院在学中、ソビエトへわたったが、途中ウラジオストックの映画館で「上海ドキュメント」という映画に衝撃を受ける。レニングラード映画演劇学校に学んだのち、昭和8年、PCLに入社。昭和13年記録映画「上海」を発表。反戦姿勢が反響を呼び、昭和14年「戦ふ兵隊」は軍部から上映禁止処分をうける。昭和16年、治安維持法により逮捕。昭和20年「日本の悲劇」で天皇の戦争責任を問い、吉田茂が激怒。フィルムは没収、上映禁止。昭和22年「戦争と平和」を山本薩夫と共同監督。「文化は暴力では破壊できない」といって、東宝争議で退社。昭和30年、日本ドキュメントフィルムを設立して、「流血の記録砂川」「世界は恐怖する」「生きていてよかった」「人間みな兄弟」など社会的問題作を発表。(参考:山田和夫「日本映画101年」)

2024年5月 1日 (水)

ジェマ・クレーブンの「シンデレラ」

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ジェマ・クレイブンからシンデレラの靴を見せてもらう恩田トキ子

  先日、テレビで2015年制作の実写版「シンデレラ」(リリー・ジェイムズ主演)が放送されていた。「シンデレラ」といえばディズニーのアニメを思い浮かべる方がおおいだろう。ところがシャーマン兄弟のミュージカル映画、実写版「シンデレラ」(1976)が好きだという男性が意外と多い。理由はもちろん主役のジェマ・クレーブンが可憐で美しいからである。王子様はベテランのリチャード・チェンバレンだったが、シンデレラは新人のジェマ・クレーブンが選ばれた。1950年、アイルランド生まれで当時25歳だった。シェークスピア劇団のキャリアがあるだけに張りのある美しい声が魅力的で、歌と踊りが得意。もっと映画界で活躍してほしかったが、残念なことに舞台に戻られたのでその美しい姿をみることがかなわなかった。出演映画作品は、「シンデレラ」(1976)、「ワーグナー、偉大なる生涯」(1983)、「穴」(2001)など僅かに3本ほどしかないが現在もその美しさは当時とあまりかわらないらしい。

   ところで童話の「シンデレラ」の話は、実母を早く失った気立てのやさしい娘が、のちに嫁してきた継母とその連れ子の娘に虐待されて女中代わりに使われ、粗末な服装をして火たきなどをして灰だらけらなっている。シンデレラとは灰かぶりという意味である。娘は舞踏会で王子と出会い、王子が彼女をみそめるが、娘は急いで帰るときくつを片方落としてしまう。王子はそのくつをたよりに娘を探し出し、めでたく2人は結婚する。この話は、ヨーロッパでは16世紀イタリアのストラパラロやバジレの説話集に出ているのをはじめ、おびただしい類話が各国で発見されて学者の関心をよび、1893年にマリアン・コックスが類話345を比較研究している。話として最も美しくまとまっているのはペローの「サンドリヨン」である。またこれに類似した話に、娘が醜く身をやつして家を出てさすらい、殿様の家の風呂焚きに雇われているところを若殿に見初められて結ばれる話「燈心草の帽子」(編笠)があり、こちらのほうが古い形と考えられる。その後、南方熊楠が中国の唐代にすでにこの話が記載されているのを発見(酉陽雑爼の「葉限」)、これが今までのところ最古のシンデレラの原型とされているが、話の起源はもっと古いだろう。日本でもこの話は人気があったようで、早く「落窪物語」「住吉物語」に扱われたのをはじめ、中世の御伽草子の「鉢かづき」などを経て、現代でも「お銀小銀」「糠福米福」などの話になって民間で語られている。(参考文献:「児童文学辞典」東京堂)

2024年4月15日 (月)

グレタ・ガルボ忌

 1990年のこの日、グレタ・ガルボ(1905年生まれ)が84歳で死去した。きら星のごとく女神がひしめくハリウッドにあって、最高に美しく輝くスターは、おそらくグレタ・ガルボであろう。映画史上もっともフォトジェニックな面立ちといわれるガルボの写真を何枚も見比べてみても、彼女の変幻自在な表情のため同一人物とは思われないほどである。と、言っても彼女につけられた渾名は「スウェーデンの美のスフィンクス」である。エキゾチックでミステリアスではあるが、図体がでかく、無表情で無愛想、どこか得体の知れない女という嘲笑が込められている。「変幻自在な無表情」「無個性で個性的」な顔立ちに神秘性を感じ、美の女神として崇め、ひれ伏したのであろうか。その謎を解くカギは、やはり「笑わない」ということであろう。ほとんどの女優は笑顔をチャーム・ポイントにするであろう。ところがガルボは、眉をひそめて不快そうな顔をしていても美しかった。否、怒ったときの顔が一番美しいという人もいる。1941年、36歳で引退した。ガルボの人気はアメリカよりも海外で高かった。第二次世界大戦によって映画の海外配給が無くなったことも引退を早めた理由の一つである。映画「グレタ・ガルボのすべて」(2006年)には1949年のカメラテストの映像が紹介されている。戦後、映画復帰を目指したこともあったが、結局、映画に出演することは一度もなかった。グレタ・ガルボとマレーネ・ディートリッヒはよく比較されることが多い。映画デビューはともに1922年だが、ガルボのほうが4歳年下である。(4月15日)

 

 

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