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2026年10月 6日 (火)

読書の秋

  国木田独歩の「都の友へ、B生より」

ごろりと転げて大の字になり、座布団を引寄せて二つに折りて枕にして又も手当たり次第に書を読み初める。陶淵明の所謂る「不求甚解」位は未だ可いが時に一ページ読むのに一時間もかかる事がある。

「不求甚解」とは中国の詩人陶淵明の「五劉先生傳」に見える故事成語で、「甚だしくは解せんことを求めず」、つまり読書をしていて解らない所があるときは、無理して解ろうとはしないでしばらくはそのままにしておくこと、という有名な読書法のようなものである。

  「夜明け前」「野菊の墓」「忘れえぬ人々」「或る女」「蟹工船」「蓼食う虫」「人間失格」「老人と海」・・・誰もが知っている名作だけれど、実は読んだことがない。本の世界は広くて深い。ドラマを観ていると、セットにつかわれる書棚の本が気になる。竹野内豊主演の「この声をきみに」に登場する朗読教室「灯火親」も気になる。「あしたになれば」で仙道敦子のマンションのジャポニカが目立ちすぎ。「全開ガール」の若葉の部屋の本にも関心がある。「まぼろしの邪馬台国」の宮崎康平の蔵書も気になる。以下、古本まつりの目録から気になる本を抜粋。

歴山大王 世界歴史譚 幸田成友 明治33年
お百度詣 大塚楠緒子 明治38年
どぜう地獄 岡本一平 大日本雄弁会 大正13年
クレオパトラ栄華物語 久保青涛 東京刊行社 大正9年
小説老子 大泉黒石 新光社 昭和11年
検屍 随筆集 太田千鶴夫 象文閣 昭和11年
未亡人論 三宅やす子 文化生活研究会 大正12年
亀脚散記 渡辺一夫 朝日新聞社 昭和22年

  幸田成友(1873-1954)は露伴の弟。岡本一平(1886-1948)は漫画家。息子は洋画家・岡本太郎。久保青涛(1889-1961)は本名勘三郎。哲学・倫理学。大泉黒石(1893-1957)はロシア文学。息子の大泉晃は俳優。太田千鶴夫(1906-1968)は西洋医学史。三宅やす子(1890-1932)は小説家、評論家。渡辺一夫(1901-1975)はフランス文学。似ている・・・やっぱり親子。女優の土屋太鳳のおススメの本は岡本太郎の「自分の中に毒を持て」。

 

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2026年10月 4日 (日)

古本屋 消える街角 そぞろ寒

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  古書の日。本屋の減少。経産省が書店の振興にプロジェクトチームを設置するという。どこまで本気なのかな。秋の到来で、それとなく感ずるほどの寒さ。漫ろ寒。うそ寒。喪中はがきが届く。ご無沙汰して知らなかった。75歳じゃ、まだ死ぬには早すぎる。ご冥福をお祈りします。(10月4日)

 

 

2026年8月 8日 (土)

生成AI(人工知能)に惑わされる人類

 NHKドラマ「有罪、とAIは告げた」。ある日、AI裁判官システムが試験的に導入される。そしてある事件に被告人にAIが「死刑」と宣告する。この裁判はほんとうに正しいのか?

 巨人軍の阿部監督が電撃辞任。前夜、家庭内暴力で警察に逮捕された。娘が咄嗟的にスマホでAIに聞いたところ、児童相談所を教えられ、電話した。児童相談所は警察に連絡しスピード逮捕となった。翌日、読売本社は阿部の辞任を認めた。どこにでもあるような家庭内のトラブルが大事件に発展した。

 ローマ法王レオ14世は、世界14億人の信者がいる各カトリック司祭に対し、AIを用いた説教の禁止令を出した。日曜日の説教を考えるのは神父にとって大きな負担である。現在では「プロテスタント教理問答ポット(カキテズムポット)があって対話型AIを利用して説教文を作成する神父もいる。このような科学技術を使った説教に断固として反対する意思を表明した。

 われわれが毎日見ているYoutube。これらはほとんどAIで作成されている。優しく微笑みかける美女千堂綾乃もこの世には存在しない加工された歌手ある。歌声も機械音で、ここちよい楽曲もすべて二次加工のメロディーなのだ。もう配信されるコンテンツはすべて虚構で中身のないものとなった。コマーシャルだけが金がかかっている。すでに人類は資本主義とAIに支配されている。世の中すべて陰謀でできている。

 

2026年7月15日 (水)

交通事故は本当に減っているのか?

Img_01_21   1日、埼玉県川口市で自転車で道路を横断していた女性が、乗用車にはねられ死亡。3日、埼玉県飯能市でバイクに乗っていた17歳の高校生が死亡。5日、春日部市で大型トラックと自転車が衝突し、自転車に乗っていた女性が死亡した。15日、愛知県小牧市で登校中の児童(6歳)が車にひかれて死亡した。19日、備前市の県道でスポーツカーと乗用車が正面衝突し、2人が死亡。19日、横浜市で3歳の男児が車に轢かれ死亡した。

 毎日、悲惨な交通事故のニュースがあとを絶たない。居眠り運転、無免許運転、そして不注意による事故。原因はさまざまだが、事故類型別死亡では、車と歩行者が34.1%、車と自転車が17.8%、車と車が31.2%。車単独の事故は16.3%。ドライバーと歩行者が、十分に注意して、交通ルールを守ることが大切である。

 警察庁統計では、2000年代以降では、交通事故は減少傾向にあるという。しかし、減っているという実感は余りわかないのはなぜだろう?自賠責保険支払件数の「傷害件数」と警察庁との数値には差異があり、実は減っていないという専門家もいる。

    福島県のある小学校敷地内で児童が車にひかれて死亡した。別の児童の母親が子供の忘れ物を届けに学校に来たときに起こった。子供は靴が脱げたのか、しゃがむような姿勢で、見えにくかったという。いたましい事故である。もし、母親の児童が忘れ物をしなかったら。もし信号にかかって数秒遅れていたら。もし児童の靴が脱げなかったら。事故とは偶然の積み重ねの結果で生と死は紙一重ともいえるが、もっと母親が注意深く、慎重だったら事故は未然に防げたであろう。交通事故を一件でもなくそう。

 

2026年7月11日 (土)

この世のものはいつか滅びる

   近年、少子高齢化や過疎化で跡継ぎがいなくなり、放置された空き家や墓が急増しているという。諸行無常なり。都市も人もいつか滅び消えていく。歴史に興味をもつ人はたいてい古本漁りをするが、貴重な史料文献がこの世から消えていくのは淋しい。シミや濡れ、破れ、年数を経て劣化によって不用となった本は処分される運命にある。いまならデジタル化して残しておくが、むかしは製紙原料業者に引き取ってもらっていた。トラックに山積みになった古本を毎月一回処分する。古書業界では「ツブシ」というが、図書館界ではそのような用語はない。戦前の貴重な史料がその価値を知らず紙屑として業者に引き渡したことが悪夢のように思い出される。棄てられた古書を供養することもなく、自責の念にかられる老司書の晩年である。「この世のものはいつか滅びる」とは言い訳にすぎない。

 

 

2026年7月 4日 (土)

アメリカが嫌い

 7月4日はアメリカ建国250年の独立記念日。だが世界では、アメリカによる植民地主義的な他国への侵攻が起こっている。他国を自分の所有物のようにとらえる考え方は、許されることではない。世界各地で扮装が拡大する中、国連安全保障理事会が機能不全に陥っている。

 最近、ますますアメリカが嫌いになった。もうアメリカに憧れるのはやめよう。トランプ関税だけではない。もともとコカ・コーラは飲まず、マクドナルドは食べず、ディズニーのアニメは観なかった。ディズ―ランドやユニバーサル・スタジオ・ジャパンへは一度も行ったことがない。WBCも観ない。いや、Netfilx独占配信なので観れない。過去に三塁の離塁が早いとアウトになったことがあった。米国審判の誤審だがアメリカ人はずいるなと思った。ベトナム人に対する蛮行、インディアンを虐殺して繁栄した国だからルール無用の野蛮人の国だ。黒船ペリー来光、原爆投下と無条件降伏。気に入らない国があれば一方的に攻撃して、政権を変えてしまう。国際法違反で理不尽な殺人をしても世界の政治家は沈黙し、アメリカに対してNOといえる国はない。

 2月28日、アメリカは警告なしにイランを攻撃した。2月28日、その日、イラン南部のミナブにあるシャジャレ・タイエベ女子小学校では児童たちは普段どおりに通学した。生徒たちが授業を受けている午前10時45分ころ、空襲にさらされた。推計168人の児童が死んだといわれる。当初、トランプは「イランの仕業だ」とうそぶいた。やがて調査が進む中で、アメリカの責任を示す証拠が増えてきた。古いデータと地図を使用したため誤爆したとおもわれる。トランプはこのことに関して「知らない」といい、高市も「情報が不十分で現時点で評価できない」と言っている。彼らは人間の心をもっているのだろうか。スペインをはじめ西欧諸国、中南米諸国からもアメリカへの批判が出始めている。

  一個人ができることといえば不買運動だけだろう。トランプの動機はエプスタイン事件への世間の関心をそらすためだ。そしてトランプの行動原理は自己のビジネスである。不動産業やITビジネスの中東進出に邪魔なイランを攻撃したのだろう。こんな邪悪で私利私欲の独裁者を許しているアメリカが嫌いである。

 

2026年5月 2日 (土)

大型連休

 ゴールデンウィークがはじまる。低気圧の通過に伴い全国的に雨となりそうです。海や山、川へのレジャーを計画している人も多い。高速道路の渋滞にご用心。大型連休中は、ほとんどの医療機関が休診となるので高齢者にとっては不安な日々が続く。銀行、郵便局も休業。すべての国民が喜んでいるわけではなく、迷惑な季節と考えている高齢者もいるだろう。そもそもゴールデンウィークとは何か。むかし「飛び石連休」などといっていたが、いろいろな法改正で振替休日などで9日から10日くらい連休がつながるようになった。ゴールデンウィークの呼称の起源は大映常務取締役であった松山英夫によって作成された宣伝用語といわれる。NHKでは商業的な色彩が強いことばとして原則「大型連休」を使うことにしている。ただし略語としてGWは使われている。ほんとうに、大型連休は必要なのであろうか。29日は「昭和の日」、3日が「憲法記念日」4日が「みどりの日」、5日が「こどもの日」。祝祭日の起源や由来はそれぞれ異なるが、大型連休導入の真のねらいは経済効果である。昭和は百貨店での買い物、近郊の遊園地への行楽、近くの公園や山へのハイキングなどの日帰り旅行が一般的であった。近年になって大型イベントや海外旅行も盛んとなり、大きな経済効果を生み出すビジネス・チャンスとなっている。しかし、本来の意味をしっかりと周知することが大切ではないだろうか。

 足腰が弱くなって外出はできない。テレビを見るしかない。

5月1日 「ひとつ屋根の下」フジテレビTWO 13:00~

5月2日 日曜劇場「今日の日をこそ」TBSムチャンネル2 7:00~ 小泉今日子

5月3日 映画「岸辺露伴は動かない 懺悔室」16;10~18:00

     「岸辺露伴は動かない(7) ホットサマ・マーサ」 01:10~01:04

             「岸辺露伴は動かない(8)ジャンケン小僧」 01:04~01:58

5月4日 「岸辺露伴は動かない 泉京香は黙らない」 21:30~22:30

 

 

2026年5月 1日 (金)

眠れてますか?しっかり食べてますか?

  さし当る用も先なし夕涼み 岩田涼菟

 あの高市早苗首相が「睡眠をもうちょっと取りたい」と側近に漏らしているそうである。睡眠時間は一日二、三時間くらい。食事も十分にとれていないらしい。「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」と宣言したが、半年で限界がきたみたいだ。

  朝晩の温度差が大きく、新生活になじめず五月病になる人も多い。「何となくやる気がない」「朝起きるのがつらい」「仕事に行きたくない」という症状はむしろ今の時期に多くみられ、「六月病」という言葉もあるようです。1年で自殺者が多い頃だそうです。決算期で支払いのできない自営業者、年金生活者、無職やホームレス状態の人、うつ病者、いろいろな問題を抱える人、ひっそり自死しています。自殺者は年間で3万人を超えています。日露戦争の戦死者数はおよそ8万4千人ですが、自殺による死者は3年で日露戦争を超えることになります。みなさん、毎晩、眠れてますか?しっかり食事できてますか?楽しいことをあれこれ考えて暮しましょう。

 

 

2026年4月17日 (金)

お酒のことで困っていませんか

163232554   4月は送別会や歓迎会、大学のコンパなど酒を飲む機会も多い。テレビコマーシャルでは広瀬すず、芳根京子、上白石萌音など売れっ子女優たちがビール片手に可愛く微笑む。これらはどれがキリンかアサヒかサッポロか意識しない。購買意欲を高めることを意図しているため、日常生活にビールが必要だと感じさせれば良いのである。テレビ局は視聴者の健康面よりも、スポンサーが大事なのである。かつてアメリカ映画にはアルコール依存症の悲劇を描いた映画が多かった。「失われた週末」「酒とバラの日々」などが代表例である。現代の日本でもアーコール依存症は100万人を超えるといわれる。大量の飲酒をすると、肝臓障害が引き起こされます。浅野忠信の新作映画「酔いがさめたら、うちに帰ろう」もアルコールに悩む家族の物語である。大学でもコンパなどといって学生が当たり前のように酒を飲んでいる。20歳までは飲酒してはいけないことは当然であるにもかかわらず、新入生歓迎などと称して(当然18歳くらいか)、無理やり飲ませて、死亡するという事件が後を絶たない。ある調査によると、飲酒を強要されたことがある、と答えた人は11.7%もいる。2010年5月、神奈川歯科大学でアメリカンフットボール部の新入生歓迎会で男子学生が飲酒のあと急死した。学生には糖尿病があったそうだ。京都精華大学では11月に学園祭の打ち上げで18歳の女子大生が急性アルコール中毒で死亡している。学校内での飲酒は禁じられていないそうだが、未成年の飲酒を放置しているのが現状である。また飲んだあと飲酒運転で検挙される学生も多い。関西学院では秋から連続しての学生の飲酒運転があった。酒で人生を失敗するのはつまらない。テレビコマーシャルで酒やビールを見る度に飲みたいと思うだろう。横山やすし、朝青龍、草薙剛、中川昭一、中村七之助、市川海老蔵を思い出すべし。テレビコマーシャルは、アルコールに限らず、クルマ、ゲーム、ギャンブル、スマホなど依存症を生み出し、購買意欲を促すものが多く見られる。大量消費は資本主義経済の健全な発展を促すという意見もあるだろうが、アルコール依存症になると、彼らが病欠や仕事中の事故、犯罪などのために国にもたらす損害は、国民総生産の5.4%に達する。もちろん、その代償はもっと高価だ。アルコール依存症、ギャンブル依存症などは、その配偶者や子供に及んだ感情面の被害はお金に換算できないからである。(参考:斉藤学ほか編「アルコール依存症」 1975年)

 

 

2026年3月20日 (金)

春分の日

   本日は二十四節気のひとつ、春分。気温が日に日に高くなるころで、1年の中でも特に暖かさが増してくる時期です。低気圧の発達の影響で、全国的に強い風が吹き、まだ肌寒い。不要な外出は避けた方が良い。でも鹿児島では、サクラのつぼみが膨らんでいる。「サクラの開花日」とは、標本木で5~6輪以上の花が開いた状態になった最初の日のこと。ずいぶん賑やかな1日だ。大相撲にセンバツ、オープン戦。そしてカーリング世界選手権。

 

 

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