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2017年6月 4日 (日)

歯の衛生週間

0   昭和3年、6月4日を「むし」と語呂合わせで日本歯科医師会の提唱で「虫歯予防デー」が定められた。戦後は昭和33年から現在の「歯の衛生週間」(6月4日から10日まで)となった。現在、歯周病にかかっている人はおよそ5000万人いるといわれる。そのうち約700万人は重症の歯周病患者である。歯磨きはすべての歯周病治療の基本。正しいブラッシング法を身につけ、食後には10分間の歯磨きの実践を。1964年から「リンゴをかじると歯茎から血がでませんか?」というCMがよくテレビに流れた。俳優座の福田豊土(1934-1998)だ。父は日本画家の福田豊四郎。1998年に病死している。享年も64歳(むし)だった。

2016年11月11日 (金)

鏡に映る自我

   アメリカの社会学者チャールズ・ホートン・クーリー(1864-1929)は、ある個人が自分がどういう種類の人間であるかという自画像をどのように発達させていくか説明するために「鏡に映った自己」(looking glass self)という概念を定式化した。彼によれば、自己についてのイメージは、次のようなことを通して形成されるのである。1)自分が他者にどうみえるかを想像すること,2)自分がどうみえるかという他人の判断についての知覚,3)こうした判断に対するわれわれの感情、われわれは、自分に向けられた他者の反応の知覚を通して、自己のイメージを形成する。美しい少女は、彼女がどんなに美しいかと人からいわれることによって、自分が美しいことをはじめて知るものである。もしこうしたことがたびたび繰返され、また常に評価が一貫していれば、こうした反応が彼女のパーソナリティに組み込まれ、その結果、ついには彼女は美しい女性として感じ、行動するようになる。たとえ美しい少女であっても、もし幼児期に両親が彼女の容貌に失望して、それを弁解するように振舞い、彼女が魅力的でもなく、ほめられるに値しないとうように取扱うと、彼女は平凡な少女だと信ずるようになるだろう。

2015年10月30日 (金)

コーヒー浣腸

    コーヒー・エネマ coffee enemasとは、コーヒーを肛門に入れて、直腸と大腸を清掃することを目的とした行為。コーヒー浣腸は1917年にドイツの医者が考案し、普通の浣腸よりも消化管をきれいにするとされた。今日では医学的な妥当な行為ではなく、危険であると考えられている。医学用語はむずかしい。「イルリガートル」irrigator。ドイツ語。灌注器。浣腸などに用いる医療器具。

2015年7月15日 (水)

発散型と収斂型

Photo   米国の心理学者ジョイ・ギルフォード(1897-1983)は人間の知能を研究し、人間の思考タイプには「発散型思考」と「収斂型思考」があると考察した。前者にはアイデアマンといわれる人に多く、技術者やデザイナー、芸術家に多い。後者は管理職や学者・理論家に多いタイプ。

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2015年4月15日 (水)

利き手の研究

12419f0c  大阪樟蔭女子大学の卒業論文の題目を見ていると「利き手の選択」という題に興味を覚えた。むかしは子供の利き手の矯正をしていたが、無理をすると大人になってコンプレックスが残る場合がある。しかし左利きの人は世界で10%くらいの割合で、不便なこともある。早く矯正するべきか、そのままでよいのか、悩ましい問題である。オバマ大統領が左利きなのは有名なことである。直近フォードから7人の大統領のうち5人が左利きというのも珍しい。左利きの人は右脳が発達しており、天才型が多い。ダヴィンチ、ミケランジェロ、ピカソ、バッハ、モーツァルト、ベートーベン、アインシュタイン、チャップリンなど。

2015年2月28日 (土)

高身長、低身長

M_e5b2a1e794b0e58786e4b88012    日本人男性の平均身長は現在、170.7cmくらいである。終戦直後は160cmくらいで、この70年間で10cmも伸びたことになる。俳優の岡田准一の身長は169cmくらいで、高くもなく、低くもないのだが、周囲の共演者と比べると、とても低く見える。トム・クルーズも170cmあるのだが、アメリカ人男性の平均身長は175.7cmとなっているので、小柄な印象がある。高身長=かっこいい、というのは素直な印象だが、低身長でも魅力的に見えるのは、さらにカッコいい。

2015年1月 9日 (金)

痔瘻の人間史

Photo_2  痔といえば中年の男性というイメージがあるが、女性にも結構多いらしい。痔はとくに日本人に多くみられる病変であり、成人の50~80%は痔核を有するといわれている。だが西洋人にもないわけではない。ルイ14世、ナポレオン、マーラー。ルイ14世は世界で最初に痔の手術をした人物である。それにベートーヴェンは耳疾から聴覚を失ったことはよく知られているが、生涯人知れず痔にも苦しんだ。女性よりも男性に多くみられるが、患部の位置が位置だけに羞恥心から診療・治療を受けずに放置しておく場合が少なくない。

    歴史上の人物では、加藤清正、大岡忠相、杉田玄白、乃木希典、野口英世。野口は「実は小生昨年十月頃より痔をなやみ夜分も安眠を不得ず、月を追うて重り行く傾向有之候」と手紙に書いている。作家は作品や日記に痔疾のことを書くので記録として残りやすい。松尾芭蕉、正岡子規。夏目漱石は「彼岸過迄」を執筆中に神田の佐藤病院に通院していた。芥川龍之介は「歯車」で「暫らく歩いているうちに痔の痛みを感じ出した」とある。横光利一は「機械」の執筆中の痔疾のため2ヵ月入院している。(参考:立川昭二「病いの人間史」)

2014年11月 9日 (日)

現代におけるニヒリズム

Maternitat_stefano_vitale   ニヒリズム nihilism とは、この世界には真理、本質的な価値などないとする哲学的立場である。名称はラテン語のNihil(無)に由来する。

  日常生活を営む中で、我々の周囲には常に他者がいる。恋人や友人、家族、職場の同僚、単なる知人や全くの見知らぬ人。相手の親しさや関わりの深さはそれぞれの異なるものの、我々は常に他者との繋がりを求めているように思われる。そのため、他者による拒絶に出会って、目標追求を喪失するという体験をしばしばもつ。たとえば、恋人からの別れの言葉、友人のからかい、イジメ、知人による無視、両親の無理解など。その程度に差はあるが、社会的拒絶はわれわれすべての人の日常生活に偏在している。このような社会的拒絶は、当事者にとって極めてネガティブな体験であり、苦痛となる。「なぜ相手から嫌われるのか」「自分のどこが悪かったのか」と不安を感じる。そして生きていくことそれ自体が無意味に感じられたりする。これは程度の差こそあれ、すべての人が抱く感情である。哲学的定義としてのニヒリズムではないが、日常的なニヒリズム体験である。明るく希望を持ち、努力を通じて自己を実現し続け、死への恐れを全く知らないで大往生することが、はたして究極の人生であろうか。耐え難い苦痛や不安の中でニヒリズムとつきあいながら、平常心で死んでいくという立場もあるのではないか。

中村修二が元勤務先の日亜化学に対して仲直りを求めたところ、断られたという。ノーベル賞や文化勲章をもらった自分はエライので、何でも通用すると思ったのだろうが不発に終わった。ネットではむしろ日亜化学の対応を支持する意見も多い。そもそも企業は利潤を追求するところで、親睦会ではない。退職者と仲良く面談する必要などないというニヒリズムの世界。中村は優れた研究者ではあっても思想や行動はいただけない。

2014年9月13日 (土)

困った韓国社会の血液型別占いブーム

Km52「B型の人は自己中心的である」

「A型の人は誠実である」など血液型に関連する俗説には科学的な根拠がない。ところがお隣の国、韓国は日本以上に血液型性格に敏感である。たとえばイ・ドンゴンが主演した映画「B型の彼氏」(2004)、ぺ・ドゥナ主演のドラマ「サムデイ」(2010)など。最近はK‐POPの「B1A4」。名前はメンバーの血液型がB型1人、A型4人であることに由来している。

世界的にみると、血液型性格説を信じている国はほとんどなく、日本と韓国だけである。しかしあまりに血液型性格説が社会に浸透しすぎて、おかしな偏見が蔓延し就職差別など社会問題化している。日本はやや下火になってきたものの、韓国では依然として血液型ブームは過熱している。

 

2014年5月13日 (火)

ドッペルゲンガー 見たら死ぬ

E89   テレビ「日本のうた」を観ていると、和田青児という歌手が恩師の大庭脩先生(東洋史)に生き写しのように似ている。たしかに 「自分と瓜二つの人は世界に3人はいる」という。アラン・ドロンの映画「世にも怪奇な物語」というオムニバスの1編はポーの「ウィリアム・ウィルソン」を映画化したものだったが、この現象を「ドッペルゲンガー」(自己像幻視)という。そして、もし自分と瓜二つの人間に遭遇すると、それを見た自分は近い将来死んでしまうという。

   芥川龍之介はドッペルゲンガーを見ていたらしい。芥川の死の前日、編集者が芥川家を訪ねた。そして机の上にある、書きかけの小説を見つけた。「新作ですか?ちょっと拝見してもよろしいですか」彼が原稿に手を伸ばそうとしたとき、「それに触るな。それは失敗作だ」と芥川は突然叫んで原稿を全て破り捨てた。芥川のあまりの気迫に驚いた編集者は、その日は帰ることにした。翌日の朝、再び編集者が芥川家を訪ねてみると、芥川は死んでいた。だが、芥川の破り捨てたはずの小説の原稿がなぜか完全な形で机上に置かれていたという。(Doppelganger)

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