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2022年5月15日 (日)

五風十雨

 梅雨の季節になった。コロナ禍はまだまだ続きそうだ。芸能人の自殺のニュースが続いている。連鎖なのか偶然なのか。自殺の原因は本人にしかわからない。「コロナうつ」が影響しているともいわれるが、そもそも「コロナうつ」は定義があるわけではない。新型コロナ関連して気分が沈んでいる状態、精神医学的には病気とは言えない場合も広く含んで、メディアなどで漠然とそう呼ばれているだけのことである。60代は少しづつ老いてゆく。あまり無理せすに老いてもいいんじゃないかな。杖を使って町を歩こう。明治用水で漏水が発生。発案者は江戸時代の都築弥厚で、完成は明治13年のことである。都築弥厚の名前は遠い昔、小学校で習った覚えがある。十和田湖開発の先駆者、和井内貞行もなつかしい。デンマーク酪農のニコライ・グルトヴィも懐かしすぎる。


 

 

 

 

2022年3月14日 (月)

笑顔の写真

Photo_3 佐佐木高行

 

    古くから「笑う門には福来る」という。日本人はいつも笑顔を絶やさない国民性であったことは、幕末明治初期の外国人が記録している。国立国会図書館の電子図書館サービス「近代日本人の肖像」には政治家、軍人、実業家、学者、芸術家等350人の肖像写真がある。盛装で正面のポートレートが多い。ケペルが問題とするのは、表情である。明治の肖像写真で笑顔の写真をみたことがない。私的なスナップがあれば、もちろん男子も大笑していたであろうが、写真師が撮影したものであれば、笑顔の写真は希少であろう。かすかな微笑み(?)のようにみえるのが、佐佐木高行(1830-1910)の肖像写真である。これとても柔和な表情というべきもので、笑っているのではないだろう。なにもアインシュタインの舌を出した写真を探しているのではない。いつ頃から写真にも自然な表情というのが認められるようになったのであろうか。志賀直哉や武者小路実篤などの青年、壮年期をみても一様に堅い表情が多い。それは学校の卒業記念写真にもいえることである。中央に教師が座り、前列、中列、後列と生徒が無表情に並んでいる。昭和50年ころまではやはり笑っている写真はないだろう。同じ時期のアメリカのハイスクールの写真をみると、みんなおもいおもいの表情で写っている。卒業写真には集合写真よりも、個人の写真が重視されている。個性と自由を重んじる気風は昔からだった。やはり日本人は喜怒哀楽を表情にださないことが美徳とされたのであろう。アメリカのハイスクールの卒業写真をみるとみんな笑顔である。最近のプロ野球選手の名鑑をみるとみな満面の笑顔である(2006年の日本スポーツ出版社の選手名鑑がはじめと言う)。では「笑う写真」の起源はいつだろう。最近の研究によると、牧野元次郎が1911年にニコニコ倶楽部を創設して雑誌「ニコニコ」で著名人の笑顔の写真を掲載し、ニコニコ主義を唱えたので「笑う写真」が全国で普及したいわれる(岩井茂樹「笑う写真」の誕生 日本研究61,2020年11月)

 

Photo_4
 大正時代の小学校の卒業記念写真

2021年6月 9日 (水)

生活習慣を見直す

  食べることが一番の楽しみという人は、多いのではないだろうか。美味しいものや好きな物を食べることは、豊かな人生を演出してくれます。しかし、食べ過ぎやバランスの取れていない食事、不規則な睡眠などが重なれば、生活習慣病を招きます。生活習慣病という言葉が最近よく使われている。適度な運動、休養、飲酒、喫煙対策などが大切であるが、とりわけ食事は健康を維持するうえで大切である。食事が嗜好本位になったり、加工食品などに偏った食事をしていると、栄養素バランスが崩れていき、いつかは病気を招くことになり、糖尿病や心臓病、がん、肝臓病の原因となる。ケペルもついに医師からイエローカードをつきつけられた。でも生活習慣病という言葉は、いわれる当人にとってはつらいものがある。市の健康センターの記事には何度も「生活習慣病」が使われ、自己責任論がまかり通っている。乱れた食生活など多少の反省点はあるものの、個人の責任だといわれると反論したくなる。糖尿病はアジア人特有の遺伝子因子も影響している。最近、東大の橋本英樹教授が「生活習慣病という用語は廃止すべきき」という正論を唱えている。(論文;「生活習慣病というラベルの歴史と国内外の動向、そして功罪」糖尿病プラクティス20021-3) 医療界も見直してほしい。

 そして生活習慣病を予防するには

①太り過ぎない ケペルは現在、身長172cm、体重76㎏。腹囲1m。健康診断でメタボといわれた。毎日、体重を量り、体重を減らすことに心がける。

②塩分を減らす 望ましい塩分量は1日10g。うす味で食べ、減塩に努める。

③動物性脂肪を減らす 動物性脂肪に多く含まれている飽和脂肪酸はコレステロール値を高め。血栓を作りやすくする

④食物繊維をしっかりとる 根菜類を含む野菜や豆類のとり方の減少、米の摂取量の減少などがその背景にある。成人の望ましい食物繊維摂取量は1日20~25gぐらい。

「♪動脈硬化も高血圧もコレステロールのせいなるぞ♪」(白木みのる唄)晴れたら武庫川河川敷を散歩し、野菜・豆類・サラダ・乳製品・果物で栄養バランスを摂り、睡眠を十分にとる。

2020年6月 4日 (木)

歯の衛生週間

0   昭和3年、6月4日を「むし」と語呂合わせで日本歯科医師会の提唱で「虫歯予防デー」が定められた。戦後は昭和33年から現在の「歯の衛生週間」(6月4日から10日まで)となった。現在、歯周病にかかっている人はおよそ5000万人いるといわれる。そのうち約700万人は重症の歯周病患者である。歯磨きはすべての歯周病治療の基本。正しいブラッシング法を身につけ、食後には10分間の歯磨きの実践を。1964年から「リンゴをかじると歯茎から血がでませんか?」というCMがよくテレビに流れた。俳優座の福田豊土(1934-1998)だ。父は日本画家の福田豊四郎。1998年に病死している。享年も64歳(むし)だった。

2020年2月11日 (火)

シピオーネ・リヴァロッチ

 カフを組み合わせた水銀血圧計はイタリアの医師シピオーネ・リヴァロッチ(1863-1937)によって1896年に発明された。Scipione Riva- Rocci

2018年11月20日 (火)

ミスで死後16時間で火葬した話

   超高齢化社会。年間の死亡数は2018年に130万人であるが、死亡数は今後も増加する傾向を示し、団塊の世代が90歳に達する2040年には166万人に達する。そのころの病院や特養、老人ホームなどの施設はいつも認知症患者で満員だろう。自宅での訪問介護が多くなるかもしれない。NHKスペシャル「命の終わりと向き合うとき」内容は見ていて辛い。神戸で今年1月、80代男性が死後16時間で火葬されたという事件が発生した。「墓地、埋葬等に関する法律」によると「死亡又は死産後24時間を経過した後でなければ、これを行ってはならない」(第3条)とある。人の呼吸や心臓の動きが停止しても、細胞が完全に活動を停止するまでには、一昼夜かかるとされている。むかしから、死んだと思われた人が数時間後、息を吹き返したという話は聞いたことがある。今年、インドで95歳の男性が火葬場で息を吹き返し、蘇生したというニュースが世界を驚かせた。

2018年4月23日 (月)

沙羅ちゃん、池乃めだかじゃダメなの?

M_e5b2a1e794b0e58786e4b88012  スキージャンプのメダリスト高梨沙羅が「好きな男性のタイプは?」と聞かれて、ポツリ「背が高めの人」と答えた。さらに、「じゃ、180センチ以上とか?」と聞かれると、「いいえ、そんなになくて、173センチくらいでいい」このコメントに対して社会の反応は厳しい。「背丈のピンポイントは言わないほうがいいよ」とか「身長差別」とか男性にとって背の高さはデリケートな問題だ。日本人男性の平均身長は現在、170.7cmくらいで、基準値173センチはハードルが高め。終戦直後は160cmくらいで、この70年間で10cmも伸びたことになる。俳優の岡田准一の身長は169cmくらいで、高くもなく、低くもないのだが、周囲の共演者と比べると、とても低く見える。トム・クルーズも170cmあるのだが、アメリカ人男性の平均身長は175.7cmとなっているので、小柄な印象がある。高身長=かっこいい、というのは素直な印象だが、低身長でも魅力的に見えるのは、さらにカッコいい。

2018年4月14日 (土)

利き手の研究

12419f0c  大阪樟蔭女子大学の卒業論文の題目を見ていると「利き手の選択」という題に興味を覚えた。むかしは子供の利き手の矯正をしていたが、無理をすると大人になってコンプレックスが残る場合がある。しかし左利きの人は世界で10%くらいの割合で、不便なこともある。早く矯正するべきか、そのままでよいのか、悩ましい問題である。オバマ大統領が左利きなのは有名なことである。直近フォードから7人の大統領のうち5人が左利きというのも珍しい。左利きの人は右脳が発達しており、天才型が多い。ダヴィンチ、ミケランジェロ、ピカソ、バッハ、モーツァルト、ベートーベン、アインシュタイン、チャップリンなど。

なぜ人類は右利きが多いのか?人類学から考えててみよう。最近、タンザニアで発見された180万年前の化石人類ホモ・ハビルスの顎から、当時から右利きであることが分かった。なぜ人類は右利きが多くなったのか。それは脳の進化と関係している。集団で狩猟をするには、言葉によるコミュニケーションが必要不可欠だ。急速に言語脳を発達させた人類は、結果的に左脳とつながっている右半身が優位、つまり右利きが増えていつたと考えられている。

2016年11月11日 (金)

鏡に映る自我

   アメリカの社会学者チャールズ・ホートン・クーリー(1864-1929)は、ある個人が自分がどういう種類の人間であるかという自画像をどのように発達させていくか説明するために「鏡に映った自己」(looking glass self)という概念を定式化した。彼によれば、自己についてのイメージは、次のようなことを通して形成されるのである。1)自分が他者にどうみえるかを想像すること,2)自分がどうみえるかという他人の判断についての知覚,3)こうした判断に対するわれわれの感情、われわれは、自分に向けられた他者の反応の知覚を通して、自己のイメージを形成する。美しい少女は、彼女がどんなに美しいかと人からいわれることによって、自分が美しいことをはじめて知るものである。もしこうしたことがたびたび繰返され、また常に評価が一貫していれば、こうした反応が彼女のパーソナリティに組み込まれ、その結果、ついには彼女は美しい女性として感じ、行動するようになる。たとえ美しい少女であっても、もし幼児期に両親が彼女の容貌に失望して、それを弁解するように振舞い、彼女が魅力的でもなく、ほめられるに値しないとうように取扱うと、彼女は平凡な少女だと信ずるようになるだろう。

2015年10月30日 (金)

コーヒー浣腸

    コーヒー・エネマ coffee enemasとは、コーヒーを肛門に入れて、直腸と大腸を清掃することを目的とした行為。コーヒー浣腸は1917年にドイツの医者が考案し、普通の浣腸よりも消化管をきれいにするとされた。今日では医学的な妥当な行為ではなく、危険であると考えられている。医学用語はむずかしい。「イルリガートル」irrigator。ドイツ語。灌注器。浣腸などに用いる医療器具。

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