ボクシングの日
1952年のこの日、白井義男はアメリカのダド・マリノを判定勝ちで勝利し、日本人として初めての世界王者となつた。白井は終戦後、GHQのアルビン・ロバ―・カーン博士の指導で科学的ボクシングを身につける。
拳で殴りあうことは、人類が地球上で生活するようになってからずっと行われると考えられるが、軍事的な訓練が発達して競技となったのは古代ギリシャ時代と考えられる。古代オリンピック競技大会ではピュージリズムが正式種目として行われ、グラウコス、エウチュモス、テアゲネスなどの優勝者の名前が記録として残っている。リングがなく、グローブの代わりにかわひもを拳の部分から肘にかけて巻き付け防護する(ヒマンテス)ことが許された。
帝政ローマ時代になると、見世物として職業化が進み、金具や鉄鋲を打ち込んだカエストゥスと呼ばれた革ひもを巻き付けて戦うようになり、死者が出ることも稀ではなかった。西暦393(年にローマ皇帝により禁止された。
近代的なルールによるボクシングは、1892年9月7日、アメリカで初のプロボクシングの公式試合が開催された。ジョン・ローレンス・サリバン対ジェームス・J・コーベット戦。試合はコーベットがサリバンを21回にKOし勝利した。(5月19日)(pugilism,caestus)
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