青空文庫は楽しい
著作権の保護期間は死後70年まで。たとえば1955年に死亡した作家の作品は2026年の元旦でパブリック・ドメインになっている。坂口安吾は1955年2月17日に亡くなったので、その作品の多くはインターネットの図書館、青空文庫で閲覧することができる。ただし、未だ膨大な全作品は一挙に無理なようで、現在も作成中のことである。青空文庫は作家名や作品名から検索できるが、全文のキーワードからも検索できる。文学作品に限らず、幅広い作品がラインナップされている。イギリスの化学者フレデリック・アークム(1769-1838)は食品・薬品「混ぜ物処理」を学問的に初めて告発した人物で、彼の主著「食品の混ぜ物処理法および調理の毒物」(1820)が水上茂樹によって翻訳されている。
「コンビニ」と新しい言葉で検索してもヒットしないだろうと思いながら、意外に出てきた。「洋菓子屋やコンビニで手軽に甘いものが入手できる時代に、伝統だけで生き残るのは至難の業である」澤西祐典「くじらようかん」(「すばる」2019年6月号)。鯨羊羹とは蒸した米粉を餡で挟んだ和菓子である。著作権者自らの意思で、青空文庫に収録をOKされる人もいる。
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