出版不況深刻化
2026年6月のオリコンランキング。ファイア・ドーム 辻村深月、80代になるとたいていボケるか死ぬ 林真理子、PRODUCE 101 JAPAN ヨシモトブックス、GOAT Summer2026 麻布競馬場、星野源論 戸部田誠、青天 若林正恭。村上春樹の3年ぶり新刊長編「夏帆」が発売された。冒頭5000字が新潮社の特設サイトで読めるという新しい試みもある。
小説とノンフィクションの売れ行きは低迷し、出版不況がますます深刻化している。年間の新刊点数は2008年からだいたい8万点を横ばいしている。メキシコの有名な批評家ガブリエル・サイドは、知的水準が高く価値の多様化や専門分化が進んだ社会ほど、小部数の本の刊行点数が増えてゆくもである、と言っているが、わが国では一部大手の出版社が底の浅い企画もので部数を伸ばしているようにみえる。書店数も過去10年間で1万店の大台を割り込んだ。若年層を中心に本を読まない世代が増え、インターネット・電子書籍の普及のほか、雑誌や漫画本に頼る書店経営は今後一層厳しくなる。(Gabriel Said)
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