勝負は下駄を履くまでわからない
私たちは日々「ことば」とともに生きています。毎日出会う数多くの「ことば」の中から、面白い「ことば」を集めています。あらゆる得点を競うスポーツの中で、野球ほど最後まで勝敗がわからないものはない。たとえば9-0で9回裏に相手チームが10点とれば、10-9の逆転負けである。そんなことから野球中継では、「勝負は下駄をはくまでわからない」という表現をしばしば耳にします。「勝負事は、すべて終わるまで結果はわからない」という意味です。もともとは囲碁からできた言葉で「下駄を履く」は、勝負が終わって碁会所から帰るときを意味します。
これによく似た表現はアメリカにもある。ヤンキースの名選手で監督を務めたヨギ・べラが「全部終わるまで試合は終わらない」という言葉は有名である。
The game isn't over till it's over.
しかしアメリカには他にこんな英語表現もある。
The opera isn't over till the fat lady sings.
「太ったプリマドンナが歌わないことにはオペラは終わらない」つまり「出てくるべき人が出てきて、やるべきことをやらないと、終わりにならない」、転じて、「全部終わってしまうまでは何が起るかわからない」「まだまだこれからだ。あきらめるのは早い」の意味に使われることがある。(ことばの疑問)
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サッカーワールドカップ、今日の日本の初戦、終了近くに立て続けにゴールされて逆転され、残念でした。
ずいぶん前のプロ野球巨人対阪神戦(38年前だったでしょうか)、阪神のピッチャーは江本で絶好調、2対0で阪神リードで巨人の打者は手も足も出ない状態で9回裏巨人の攻撃、江本に取って不運な内野安打と四球などで2死満塁、あと1人アウトで試合終了、打たれれば…という緊迫した場面で阪神の監督はピッチャーを交代させたのです。そして当時は、放送時間の延長は無くて、ブチッとテレビの中継は切られ、あとはラジオでの生中継を聞くしかありませんでした。バッターは末次。「打ちました!」のあとアナウンサーが絶句…ものすごい大歓声がしばらく聞こえて「逆転です…逆転満塁サヨナラホームランです」のアナウンサーの声。解説者もしばし無言。あの時、江本は最後まで投げたかったろうな、そしてもう5分テレビの野球中継が長ければ、と思ったものです。
投稿: | 2014年6月15日 (日) 19時41分
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投稿: | 2014年6月15日 (日) 19時41分