佳人薄命
佳人薄命。美しい容姿にめぐまれた女性はとかく短命だという意味で、北宋の蘇東坡の詩に「自古佳人多命薄(古来より佳人多く命薄し、門を閉じ春尽きて揚花落つ)」とある。むかしの女性は軒の深い家に住んでいてめったに外出などせず、色白になりそれで美人といわれたのだが、日光浴をしなかったので早死にした人が多かったのかもしれない。
756年のこの日、唐の玄宗皇帝は愛妾・楊貴妃を伴って長安から逃げる。翌日、追いつめられて部下に楊貴妃を縊死させる。世界三大美人といわれる、楊貴妃37歳とクレオパトラ39歳で、没年はともに40歳近くの女盛りで亡くなっているが、小野小町については生没年は不詳であり、伝説によるとかなり長命だったようである。古川柳に「薄命でなくて小町は恥をかき」がある。ちなみに20世紀のセクシーシンボルのマリリン・モンローの享年は36歳である。
現代は、女優や人気アイドルの突然の死が大きくニュースとなり、社会に大きな衝撃となることがある。佳人薄命で思い出すのは、夏目雅子(1957-1985)であろうか。正統派アイドル、岡田有希子(1967-1986)の自殺が社会に与えた衝撃も大きかった。堀江しのぶ(1965-1988)、テレサ・テン(1953-1995)、可愛かずみ(1964-1997)、本田美奈子(1967-2005)、甲斐智枝美(1963-2006)、坂井泉水(1967-2007)、竹内結子(1980-2020)、神田沙也加(1986-2021)、中山美穂(1970-2024)など佳人薄命の美女たちの昇天に合掌。(6月14日)
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