猪名川町の地名「紫合」って何て読むの?
兵庫県の猪名川町には地元民しか読めない難読地名が多いことで知られる。槻並(つくなみ)、柏梨田(うしうだ)、木間生(こもお)、杤原(とちはら)。なかでも「紫合〔ゆうだ)」がナンバー・ワンだろう。紫合の地名は、結(ゆい)に因むとの説がある。山間地の困難な条件の下では助け合いが必要で、江戸時代、村の各戸は五人組に組織されていた。協同でひらいた田んぼだからユイ田。漢字で書くと「結田」、これがなぜ紫合となったのかはハッキリとはわからない。「阪神間の地名」(神戸新聞出版センター)によると、当地の薬師堂に老松が繁茂し、常に紫色の雲が漂っていた。この松が枯れた跡から薬師如来が掘り出され、村人がここに御堂を建て安置した。そして夕田を紫合と書くようになったという。
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