参考書の日
本日はお釈迦さまの生誕を祝う「灌仏会」(一般には「花まつり」)であるが、「参考書の日」でもある。全国的に入学式が多いこの日が選ばれた。参考書とは主に受験用の参考書であり、合格した者にとっては不用となることも多い。したがって街角で紙ゴミの日に紐で縛った新しそうな本が捨てられているのをよく見かけるのもこの頃である。
「参考書」という語は、本来は「調査・研究・学習などの参考にする書」(広辞苑)であり、もちろん受験生だけのものではない。公共図書館の奉仕業務の一つに参考事務がある。図書館の利用者が、職員に「大鏡ありますか?」とたずねたところ、職員は「トイレに大きな鏡があります」と答えた。大鏡は、もちろん平安時代後期の歴史物語であるが、職員は大型ミラーと勘違いしたのである。これは単なる笑い話であるが、職員の技量の問題というよりも、図書館の奉仕活動のあり方やレファレンス・サービス(参考調査)など組織的な問題でもある。(4月8日)
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