押絵と旅する男
「ビブリオ古書堂の事件手帖」最終回。「押絵と旅する男」の第1稿は江戸川乱歩が関西の旅の途中で書いたもので、その原稿を持って名古屋の作家組合の会合に参加するが、自信のなさから原稿を渡すことができず、夜中のトイレで破り捨てたというエピソードが元になっている。乱歩のファンである鹿山は金庫にある大切な物をしまっておいた。栞子は金庫の暗号の謎を解き、第1稿を手に入れた。その題名はなんと「押絵と旅する女」???。つまり鹿山が創作したもので偽物であろうか。栞子の母は、本物の原稿は断片が残り、鹿山が、足らない部分を書き足した可能性があるという。依頼人は原稿「押絵と旅する女」を持って逃走する。まさに押絵と旅する女というのが落ちになっている。話は捻っていて面白いとおもうのだが最終回視聴率は振るわなかったらしい。むしろ古書マニアが8.1%もいるなんて頼もしいと思うべきだろう。
乱歩の有名な小説は、ある男が浅草十二階の展望台から偶然に見つけた女に恋する話である。さしずめ現代なら生成AIで創り出された架空の美女をネットでたまたま見かけて恋する話である。はかなくて哀しい。こうした人工的な実写キャラクターは、不自然で不気味である。男性の理想像が結集しているので、特徴的には、髪が長くて、目が大きくて、瞬きの回数が多い。そして胸が小ぶりだが膨らみがある。
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 夫婦共演(2026.05.05)
- 天泣の教室(2026.05.04)
- 万福丸と万寿丸、そして於市の方(2026.04.30)
- 春ドラマ最新情報(2026.05.02)
- 行為計算否認(2026.02.08)


コメント