小渕恵三急死(2000年)
小渕恵三は今でも国民に愛される政治家の1人である。それはこんな有名な逸話によるからだろう。就任するやニューヨーク・タイムズ紙に「何をしても食べられない冷めたピザのような人」と紹介された。つまり「冷めたピザほどの魅力しかない」という意味である。普通ならば一国の首相に対して友好国のアメリカがあまりに無礼であると怒るところであるが、小渕はピザを用意して記者たちに振舞いながら「冷めたピザでも食べてみればなかなか味わいがあるんだよ」といった。そしてピザを手にして微笑む小渕の写真がタイム誌1998年10月5日号の表紙を飾った。人柄の小渕の面目躍如たる逸話である。逆にそのユーモアが日本では大うけして人気が高まった。
この年、流行ったものが「バイアグラ」。それまでED治療薬はヤミで1錠1万から5万円くらいだった。ようやく厚生労働省が翌年に認可して、1錠当たり1500円から2000円くらいなった。副作用があるので、まだ市販薬は存在せず、医師の処方箋がないと購入できない薬である。
ところで小渕首相は2000年4月2日、脳梗塞で順天堂大学医院に緊急入院、意識不明になった。そして5月14日、急死した。まだ62歳という若さだった。これまで在職中に亡くなった総理大臣は4人いる。原敬、濱口雄幸、犬養毅、大平正芳。小渕首相の場合は4月4日に青木幹雄が臨時代理に就き、後継者を森喜朗にしたため在職中の死亡とはならない。
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こうしてみると、中曽根閣下の健在ぶりが際立ちますね。善くも悪しくも今日の日本を作った政治家と言えましょう。
投稿: ステレオタイプ | 2014年6月28日 (土) 15時56分