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2026年3月28日 (土)

まさかの読み間違い

 政治家、アナウンサー、芸能人など喋りのプロが読み間違いすることがしばしばある。高市早苗総理は国会答弁で「今上(きんじょう)陛下」を「こんじょう」と誤読した。フジテレビの原田アナは「何卒」を「なにそつ」と読んでいた。三浦瑠麗は「大喪(たいそう)の礼」を「たいもの礼」と誤読。最近、長嶋一茂はある番組で「山羊(やぎ)」を「やまひつじ」と誤読する。一茂は過去にもHAWAIIを「ハウツー」、「北海道」を「きたかいどう」と読んでいた。誤読の王者である。

  とくに人名は読み間違いを注意したい。NHK「あさイチ」の鈴木奈穂子アナウンサーは、ゲストの俳優・中沢元紀のことを「げんき」と読んでしまい、謝罪した。正しくは「中沢もとき」である。最近の人ならまだしも、辞典にのっている人名を間違えると教養を疑われかねない。大正デモクラシーの政治家・原敬は、正しくは「はらたかし」と読むが、「原敬記念館」や「原敬日記」のときには、「はらけい」と読むそうだ。小説家の菊池寛は平凡社の「世界大百科事典」(1972年版)では「きくちかん」とあるが、三省堂の「コンサイス日本人名事典」では「きくちひろし」で載っている。本名は「ひろし」で、筆名が「かん」という説もある。森恪(もりかく)は「もりつとむ」と読む。近衛文麿(このえふみまろ)も本当は「あやまろ」が正しい。菅原通済(すがはらつうさい)は「みちなり」が正しい。東洋史家の和田清は「わだせい」と読む。東洋史家の加藤繁(かとうしげる)は「しげし」が正しい。しかし、ウィキペディアによると「本人は「しげる」と称していた」と記している。緯度変化の式に「Z項」を発見した天文学者の木村栄は「ひさし」と読む。タレントではウッチャンナンチャンの内村光良(うちむらみつよし)ではなくて、「てるよし」が正しい。そのほか臨済宗の栄西は「ようさい」か「えいさい」か。胡適は「こてき」か「こせき」か。読み間違いえられやすい人名は他にもたくさんあるだろう。

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