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2026年2月17日 (火)

安吾忌

11391  「堕落論」などで知られる無頼派の作家・坂口安吾は1955年2月17日、高知に「安吾新日本風土記」の取材に行った直後に自宅の桐生市において脳出血でこの世を去っている。まだ48歳だった。安吾には珍事件がたくさんあるが、静岡県伊東に競輪場ができると安吾は夢中になった。あるとき1着、2着が写真判定となった。だが発表された着順に不服の安吾は判定写真のすり替えによる不正を沼津地裁に訴えたが、結局、判定は覆らなかった。無頼派でも太宰治は今でもよく読まれるが、安吾は忘れさられてしまったように感じる。だが最近NHKで「明治開化安吾捕物帖」がドラマ化された。結城新十郎という日本版シャーロックホームズといったところ。ドラマのエンドロールで写される小林清親の浮世絵が美しい。とくに「大川岸一之橋遠景」の人力車の風景がお気に入りである。洋風写生による風景版画の最初であろう。

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