チャンバラ禁止令
太平洋戦争終結後、アメリカの占領統治下に置かれると、GHQは、戦前の日本の検閲制度はすべて廃止し、民主化に協力するものに限って制作の再開を認めた。だが映画制作に関して言えば、「忠臣蔵」などのように敵討ちなどの復讐を賛美するものや刀を振り回す活劇ものは許可がおりない事となった。俗にいう「チャンバラ禁止令」である。時代劇のスターは無難な現代劇に出演した。片岡千恵蔵などは「金田一耕助」や「多羅尾伴内」シリーズなど探偵物のヒット作を当てた。また市川歌右衛門は「お夏清十郎」のような立ち回りがない時代劇に主演した。だが多くの時代劇の役者は時代劇の仕事を失い、国内各地の実演興行をして回った。昭和24年10月31日にGHQの検閲が無くなると、昭和25年ごろよりボツボツと時代劇も復活し始めた。記念碑的時代劇作品は松竹の「大江戸五人男」であろうか。市川歌右衛門、月形龍之介、高田浩吉などオールスターキャストだった。 昭和27年4月24日に公開された東映「赤穂城」か戦後最初のものであろう。片岡千恵蔵が浅野内匠頭と大石内蔵助の二役を演じた。
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