ネーミングをつける前に、調査すること
福岡県大牟田市に新たに開校する市立中学校の校名案が「桜花(おうか)」と決まった。これに関して市民団体から特攻機と同じ「桜花」であるというのは校名にふさわしくないとして、反対の声が上がっている。そもそも「桜花」というのは「桜の花」のことで、普通名詞であり、特に重なったからといって顧慮する話ではない。同じ名称は名古屋の桜花学園や、競馬の桜花賞など、世の中いくらである。わたし的には「いいんじゃない」と思う。だが学校名はこれから入学する子供たちが履歴書などに書く大切な名前である。学校の看板に一度クレームをつけられると後々まで語り草になると思う。校長は名称が重なるということは検討されず、自分もそのことは知らなかったと言っておられる。知らないで済まされる問題だろうか。会社や屋号、新商品その他あらゆるものもネーミングする際には事前調査というプロセスが重要である。先行の組織や団体があると迷惑をかける場合もある。わたしはどんな時も「広辞苑」を引く。「桜花」の項には、「桜の花」と「桜花賞」が説明されていたが、「特攻機」とか「兵器」の説明はなかった。もちろんネットを調べれば無数の記事が検索されるであろう。このような事前調査は当たり前のことだと思う。それができなかったというのは、当事者がいろいろ忙しくて基本的なことを怠ったと責められても仕方ないことだろう。時間的なこともあるだろうが、再考する事案であろう。
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