「展覧会の絵」ムソルグスキー
「展覧会の絵」は友人のヴィクトル・ハルトマンの死を悲しみ、絵の展覧会を訪れた際の散歩(プロムナード)の様子を曲にしている。ロシアの作曲家モデスト・ムソルグスキーは1839年3月21日、ロシアのカレヴォに生まれた。神経障害と飲酒で晩年は貧乏なくらしのまま、まわりの理解もえられないまま42歳の短い生涯で死んだ。晩年の彼の様子はレーピンが描く肖像画によく表現されている。芸術との闘いにやつれはてた姿が凄まじいほどの力で人にせまってくる。だが青年の頃の彼は優美な容姿だった。ボロディンによれば、髪はカールして香料が注意深く使っていて、爪もよく手入れされ、ものごしは貴族的で、礼儀正しく、すべての婦人が彼に愛想良くしたという。将校のムソルグスキー、軍医のボロディン、そのころの2人は音楽に一生をかけるとは夢にも思わなかった。ムソルグスキーの音楽が認められたのは、死後のことであるが、フランスの印象派に影響を与え、ソビエトの作曲家たちに受け継がれた。(モデスト・ぺトロヴィッチ・ムソルグスキー)
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