上野公園の西郷隆盛像が連れている犬はオス
日本全国各地にある銅像の中でもとりわけ有名なのが、東京上野公園に建っている西郷隆盛の銅像である。この銅像は、高村光雲の作で知られているが、傍らの犬は後藤貞行、鋳造は岡崎雪聲。ところで西郷さんが連れている犬はオスかメスか?西郷がウサギ狩りに連れていた愛犬で名前を「ツン」といった。本物はメスだったが、制作者の後藤はオスをモデルにしたので、銅像もオス。
明治31年12月18日に除幕式が行われた。公開の際に招かれた西郷糸子は「うちの主人はこんなお人じゃなかった」ともらしたといわれる。糸子の発言については、銅像の顔が本人に似ていないと解釈するのが一般的であるが、亡夫は多くの人間の前に正装ではなく、普段着で出るような礼儀をわきまえない人間ではないという意味だったとする解釈もある。ウサギ狩りに行く様子を描いたとされている。西南戦争で朝敵となった西郷を明治政府の官位による正装をさせるわけにはいかなかった事情が背景にあったとする考えがある。NHK大河ドラマ「西郷どん」でもこの除幕式のシーンが冒頭にあった。軍楽隊の曲目はヘンデルの「見よ、勇者は帰る」。甲子園での高校野球でお馴染みの曲だが、イギリス人が明治初期から日本に伝え、明治陸海軍ではさかんに演奏されていた。
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