石油ショック(1973年)
昭和48年10月6日に勃発した第4次中東戦争を契機に起こった石油ショックは、世界経済を混乱に陥れた。エネルギー需要の7割を石油に依存し、しかも99.8%を輸入、うち75%を中東諸国から輸入する日本にとって、事態は深刻であった。日本経済は、激しいインフレに見舞われた。企業は先行きのモノ不足を見込んで、原材料のストックに狂奔した。異常な物価の値上がりと物不足がおこった。11月1日、大阪千里ニュータウンのスーパーで1400パックのトイレットペーパーが1時間で売り切れた。ほかにも洗剤など日用品を買いだめする客が殺到するパニックが起きた。11月6日、第一次オイルショックによる節電・節約を呼びかけるため、全国の広告塔が一斉に消灯された。産油国からの安い石油によって成り立ってきた先進工業国の高度経済成長は、危機におちいったのである。日本経済も、これをきっかけに低成長の時代にはいった。
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