江川の手抜き投法
「羽鳥慎一モーニングショー」(11月11日放送)で森山みなみアナウンサーはゲスト出演の江川卓のことを知らなかった。「ゴメンナサイ。昨日まで存じ上げませんでした」と明るく告白した。「怪物江川伝説」や、あの「空白の1日」事件は1978年11月21日の出来事で森山アナが生まれたのは1998年。知らないのも無理はないという声もあるが、メディアの方なら過去の事でも知ってほしいものだ。スマホ時代で、検索すればわかるということだが、ジャーナリストにとって過去の知識を頭脳に集積することが大切である。
怪物江川卓。135勝72敗。全身に無駄な力が無く、剛速球を投げる安定した理想的な投球フォーム。現役引退後はコーチ、監督はせず、なぜか解説一筋。きれいな言葉でわかりやすく好評である。余談や雑談はせず、ひたすら忠実に試合の実況解説に徹したところがとてもよい。投手出身なので当然ピッチング中心。2011年5月、巨人の新人澤村が力投した試合。三振を次々奪取したが、7回下位打線からの攻撃。ここで江川は「7番からの打線だから、ここで一息ぬいて軽く投げて、8回、9回にそなえるといい」という。アナウンサーは「いつも全力投球というところが澤村のいいところなんでしょうね」と。「それでは完投はなかなか難しいね」と江川は言う。流石にアナウンサーも「江川の手抜き投法」という言葉は使わなかったが視聴者のおおくは過去を思い出しただろう。もちろん手抜きで完投したケースもあったが、痛打されたことも多々あり、「江川手抜き投法」は流行語にもなった。やっぱり江川の手抜きは本当だったことが本人の口から出てしまった。
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