死者の日
子どもや若い人にはわからないだろうが、どんな人にも死はやってくる。生あるものは必ず滅び、変わらないものは何一つない。諸行無常、自然の摂理である。本日は「死者の日」。万霊節は、キリスト教で全ての死者の魂のために祈りを捧げる日である。死者を悼む風習は古代からあったが、キリスト教の歴史の中で「死者の日」といものを取り入れたのは11世紀のクリュニー修道院のオディロであるといわれる。メキシコではアステカの風習と習合して「死者の日」が盛大に行われている。映画「oo7 スペクター」の冒頭にメキシコシティーの「死者の日」がでてくる。毎年11月1日と2日は死者を偲びそして感謝し、生きる喜びを分かち合う。みんな骸骨のマスクをかぶって仮装パレードする。起源は中世スペイン・ポルトガルのカトリック教会の信仰にある。14世紀から15世紀になるとヨーロッパはペストが大流行した。とくに、1347~1348年のペストの流行は、イタリア半島や南フランスからほぼヨーロッパ全土に波及し、全人口の3分の1から5分の1を奪ったといわれている。ペストの死により、人々の間には「メメント・モリ(死なねばならないことを忘れるな)」という言葉が生まれ、死が身近にあることを伝えようとした。ポルトガルのエヴォラにあるサン・フランシスコ教会は15世紀から16世紀に建てられたゴシック様式の教会であるが、Capela dos Ossosと呼ばれる人骨堂には、壁が5000人分の骸骨で埋められている。(Evora,Saint Francis Church) 11月2日
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