消えゆく森林
いま、世界の森林面積は約40億3000ヘクタールで、陸地面積の31パーセントをしめていますが、年々減少しています。この10年間で日本の面積の約1.5倍にあたる森林がなくなりました。森林伐採の理由はさまざまですが、とくに、アフリカや南米の森の減少が深刻です。
蛭子能収さんが「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」で「日本で一番多い木は竹である」と言っていた。なるほど竹林は全国どこにも自然に生育しているし、古来から竹で身近なものを生産している。だが残念ながら竹は草として分類されるので樹木とは言えない。樹木生産量で多いのは1番は「すぎ」で59%、2番は「ひのき」で14%、3番は「からまつ」で10%である。
現在、日本の森林の荒廃が問題になっている。その理由の1つが国産材需要の低迷による経営不振から、地域のいたるところで森林の荒廃が目立つようになってきたことである。日本は森林の割合が国土の68.9%を占めいている。森林大国として名高いカナダでも森林の比率は45.3%である。また樹木の体積量を示す森林蓄積量(約35億立方キロメートル)も人工林・天然林ともに増加し、日本の歴史上最高の水準にある。日本は豊富な自国の森林資源を使わず、7割以上は安い外国材に頼っている。そこで森林整備及びその促進に関する費用を捻出するため森林環境税が今年度から導入される。行政には税金の有効的な使途をしてもらいたい。
ではなぜ国産材を使わないであろうか。これには近年の住宅工法の変化や建売住宅の販売事情がある。大手住宅メーカーの参画によって、これまで小規模な工務店や大工仕事であった個人住宅建設が、大型サッシや建具の取り付け、空調機器名類など工業製品の取り付けなどで、それに見合うような建具の精度が要求されている。国産材は材質面では優れているが、乾燥が不十分な材料が混じっていたり、強度が不揃いな国産材では狂いが生じ怖くて使えないという。だがこのような部分的に理由のみで豊富な国産材を使わずに国土を荒廃されることは愚かしいことである。また荒廃した山林は台風などの防災上からも危険である。緑豊かな日本の国土を守るために森林の維持管理が重要である。
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