中国の新石器時代
中国における農耕と定住のはじまり
原中国人 長い旧石器時代を終わって、黄河中流域の黄土台地に新石器文化が生まれた。文化の担い手は現在の中国人の直接の祖先で原中国人とよばれる。すでにオリエントでは前7000年に新石器時代がはじまっている。では、中国で新石器時代がはじまるのは、いつごろのことであろうか。陝西省西安に近い半坡村という遺跡で出土された遺品を放射性炭素による年代測定をすると、前3955±105年、という結果が出ている。
仰韶文化 彩文土器を用いたところから彩陶文化、あるいは河南省にある代表的遺跡の名をとって、仰韶(ヤンシャオ)文化ともいう。磨製石器、土器の製作、アワ・キビの栽培、犬・豚の飼育、竪穴式住居で生活し、定住村落を形成。前5000年から前4000年ころ。
龍山文化 黒色磨研土器がさかんにつくられたことから黒陶文化、あるいは山東省にある代表的遺跡の名をとって龍山(ロンシャン)文化という。三本の足をもつ三足土器がつくられ、後代の鬲、鼎の起原となっている。前2000年から前1500年ころ。
各地の文化 中原地域以外にも新石器時代の古代文化が各地に存在した。浙江省の河娒渡(かぼと)遺跡からは稲作農耕や高床式建築技術をもち、独自の高い文化がみられる。大渓文化、屈家嶺文化、良渚文化、三星堆文化。
やがて二里頭文化が周辺の地の文化を吸収しつつ、最初の中国王朝になったか?
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