高市早苗、総理大臣に就く
日本初の女性総理大臣が誕生した。読売世論調査によると「支持する」と答えた人は71%、「支持しない」と答えた人は18%だった。これまで数人の女性が総理の椅子を狙いチャレンジしたが、「ガラスの天井」と譬えられるほど見えるけれども手の届かぬものであった。なぜ高市早苗は天下取りに成功したのか。難しい政策や哲学的な話などではなく、答えは通俗的、かつシンプル。答えは、小学校のどこの図書館にも備えられている豊臣秀吉の生涯を描いた「太閤記」にある。秀吉は足軽として織田信長に仕えて、しだいに頭角を現し、武将として取り立てられた。本能寺で信長が急死すると、信長の遺志を継ぐような形で政権の中枢の座にすわるようになった。高市の場合も類似しているように見える。出自は世襲議員でもなく、足軽の身分ではないにしろ資産家階級とは言えまい。10代、20代の頃はバイクやヘビーメタルのドラマーとして青春を謳歌していたようだ。転機は松下政経塾に入ったことによる。めまぐるしい政界の再編の中で、安倍晋三に近づいたことが成功の最大の一因であろう。安倍晋三の側近となり、党内で最も影響力のある長老の麻生太郎からの支持を得たことが総裁選の勝因の一つである。状況判断力、コミュニケーション力、バランス感覚、すべての点で玉木や野田を凌いでいた。つまり男性でも女性でも関係なく努力次第で誰でも総理大臣になれるということを彼女は体現したのである。だが総理の職務は過酷である。経済対策など喫緊の課題が山積している。明日の所信表明演説を聴きたい。
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