難読地名(市の部)
全国には792の市がある(令和7年10月1日現在)。市名は地名の中でも最も馴染みのあるものなので、難読と言ってもたかが知れている。全部読める人もいるだろう。
千葉県匝瑳市と千葉県匝瑳市と兵庫県宍粟市は読み方が難しい市名の東西の横綱といわれている。匝瑳(そうさ)の「匝」という漢字はふだん見慣れないが、「匝線」(渦巻き状の曲線)という熟語もある。宍粟(しそう)は「あなぐり」とか「ししぐり」とか読まれることが多い。両市では近年、さまざまな交流を通して市のPRを始めている。宍粟市には千種高原へ向かう「おごしき山」と「空山」の山頂に「平成之大馬鹿門」(彫刻家・空充秋)があることで知られる。
能登半島の最北端にある石川県珠洲市は「すず」と読む。能登地震で有名になつた。愛知県新城市は愛知県新城市は「しんしろ」と読む。地名としては珍しい重箱読み。「しんじょう」と誤読されることが多い。福岡県前原市(現在は廃市)は「まえばる」。
だれでも読みやすい「いすみ」「あわら」「うるま」「うきは」「かほく」などひらがなの市名も29市あるが、欠点としてぱイメージがつかみにくく位置がわからないことが多い。
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