北海道の森町はなぜ「まち」と読む?
全国の自治体で、町は「ちょう」と読む町もあれば、「まち」と読むところもある。なぜ音と訓の二通りの呼び方があるのか。ゴロの良し悪しで、「ちょう」と「まち」を使い分けているのだろうか。
北海道の道南地区に森町がある。常呂町や上富良野町など128町はみんな「ちょう」と読むが、森町だけが唯一「まち」と呼ぶ。森町だけがなぜ「まち」と読むのか。役所の古い記録を調べても分からない。大正のとき、森町村が町になるとき「森町町」では不自然だということで町を1つ取って「森町」としたらしい。読み方は、当時、静岡県にすでに森町(もりまち)というのがあって、遠州森の石松が浪曲で庶民のヒーローで有名だったので、あやかって「森町(もりまち)」としたのではないだろうか。
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