哀しきキング・オブ・コメディー
笑いとは何かという問いに、チャップリンはこう答えた。「笑いとは、反抗の精神である」世界一のパントマイム芸人は、ドタバタ喜劇から、戦争反対というメッセージや資本主義を批判した「モダンタイムス」や「独裁者」という映画史に残る名作を残した。そのチャップリンも戦後は「ライムライト」では悲哀にみちた老いたコメディアンを演じた。日本では榎本健一が喜劇王だろうか。晩年は病と闘い不遇だった。コント55号の萩本欽一を久しぶりに見た。顔はやつれていたが元気そうで嬉しかった。だが若い視聴者からは威圧的な態度が反感を買いSNSでは「老害」という批判が寄せられた。欽ちゃんのイジリ芸なのに、令和の時代にはダメなのかな。悲しくなった。「愛は地球を救う」という番組なので、どうか老いたコメディアンに優しくしてほしい。
« ルソーとアポリネール | トップページ | 源頼家と比企能員 »


コメント