楽しい国語辞典
国語辞典というと、どれも似たようなものだと思っていた。ところが「新明解国語辞典」第四版における恋愛の説明は、
特定の異性に特別の愛情をいだいて、二人だけで一緒に居たい、出来るなら合体したいという気持ちを持ちながら、それが、常にはかなえられないで、ひどく心を苦しめる(まれにかなえられて歓喜する)状態。
まるでビアスの「悪魔の辞典」や芥川龍之介の「侏儒の言葉」の流れを汲むような一文である。
三省堂には二つの国語辞典がある。見坊豪紀の「三省堂国語辞典」と山田忠雄の「新明解国語辞典」である。両書ともに個性的でユニーク。三省堂国語辞典は「ウルトラマン」「エッチ」などをいち早く立項したことで知られる。百科事典と国語辞典。どのようにすみ分けるか永遠の課題であろう。
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