架空人名
コンサイス日本人名事典は架空人名もかなり採録している。例えば多羅尾伴内、金田一耕助、丹下左膳、猿飛佐助などである。人名事典に実在の人物しか採録しないとすれば、弁慶、石川五右衛門、一心太助、左甚五郎など半ば伝説化して架空説もある人物などの選択がむずかしくなるからであろう。広辞苑も一応は架空人物を載せている。光源氏という項目がある。しかし多羅尾伴内のような人物はないので、積極的ではなさそうだ。実用性を追求するならば、銭形平次、俵星玄蕃、鞍馬天狗、矢吹丈、星飛雄馬、花形満、古代進、初音ミク、シャーロック・ホームズ、ジュリアン・ソレル、エイハブ、スカーレット・オハラ、サラ・コナーズ、リチャード・キンブル、インディ・ジョーンズ等という架空人名が載っている架空人名事典が必須だと考えるのだがいかがであろうか。
作家や脚本家が作品の登場人物の名前を決めるのは、どのような考えがあってのことかあまり分からない。小説家の夢野久作は「小説の登場人物の名前を選ぶのは、自分の子供の名前や、自分のペンネームを決めるよりもはるかに苦心するのである」と書いている。
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