カービン銃ギャング事件とアプレゲール犯罪
アプレゲールとは戦後派を意味するフランス語。(アプレとは「後に」、「ゲール」は戦争)日本では第二次世界大戦後、既存の道徳観を欠いた無軌道な若者により犯罪が頻発し、彼らが起こした犯罪を「アプレゲール犯罪」と呼んだ。昭和29年6月14日、元保安庁職員の大津健一がカービン銃で仲間3人とギャングを働き、小切手2000万円を強奪した。その後仲間割れを起こして、郷里の大分・湯平温泉へ愛人の中田みさおと逃亡。住吉旅館にいるところを逮捕されたが、東京に護送された際、東京駅に5000人の野次馬がでたというほど、当時、社会の関心の高い事件だった。大津は死刑判決を受けたが高裁で無期に減刑され、昭和53年に釈放されて「赤いルージュと機関銃」という本を出版している。昭和29年、天知茂主演「恐怖のカービン銃」というタイトルで映画化された。
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そうですね、カービン銃事件てのありましたな
投稿: 根保孝栄・石塚邦男 | 2013年6月13日 (木) 23時58分