クララ・シューマンとブラームスの恋
クララとブラームスが出会ったのは、クララが34歳、ブラームスが20歳のときだった。引っ込み思案のブラームスだが、1853年のある日、尊敬するシューマンの家を訪問した。シューマンはこの青年の才能を高く賞賛した。しかし出会って翌年、シューマンは精神に異常をきたす。2年後に亡くなるまで、ブラームスは献身的にクララとその家族の生活を助けた。シューマンとの間に子供は8人いた(1人は1歳で間もなく死亡)。
ブラームスは長い髪を肩までたらしたナイーブな青年。恩人の妻に対する尊敬の念がしだいに愛情へと変わっていった。2人の関係が生涯プラトニック・ラブであったのか、不倫であったのか、音楽史の最大の謎とまでいわれている。クララが亡くなって1年足らずして、1897年、ブラームスも後を追うようにして亡くなった。(Clara Schumann,Johannes Brahms)
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