鯖街道
海のある若狭小浜から京都へ、ひと塩した鯖を運んだのが若狭街道、別名「鯖街道」である。京へのルートはいくつかあるが、代表的なのは小浜から熊川、滋賀県朽木、そして花折峠を越えて、京都府大原から出町柳に入る約80kmの若狭街道。広義では現在の嶺南から京都を結ぶ街道すべてを鯖街道とよぶ。運んだものは、最も割合が高かったのが鯖であるが、甘鯛・小鯛・鰈・イカなどが運ばれ、帰路は京都の織物などを求め往復商売をした。13世紀の初期、若狭街道ができたが、戦国時代をへて、近世初頭、小浜藩主京極高次によって小浜市場が整備され、流通の代拠点が築かれた。
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