濱口雄幸生家記念館

　高知市五台山に「ライオン宰相」と異名をもつ濱口雄幸の生家記念館がある。19歳まで暮らした家で、現在あるのは母屋、勉強部屋、蔵は、平成６年に市民の保存運動によって復元されたものである。演説原稿、選挙チラシなど、ゆかりの品々も展示している。濱口は明治３年高知県長岡郡池村唐谷(後に五台山村)に生まれる。立憲民政党を結成して、金解禁を断行し、協調外交を展開する。財政整理、産業の合理化など緊縮政策を進め、ロンドン軍縮条約を締結した。昭和６年、東京駅で右翼青年に撃たれ、翌年死亡した。(参考:城山三郎「男子の本懐」)