熱演型かサラリ型か
米俳優ゲーリー・クーパーは1961年のこの日、前立腺がんで死去した。享年60歳。大根役者と言われた時期もあったが、「ヨーク軍曹」「真昼の決闘」で2回のアカデミー主演男優賞を受賞している。俳優には熱演型とサラリ型がある。外国スターを例にあげると、カーク・ダグラスやバート・ランカスターは熱演型で、ゲーリー・クーパーはサラリ型だ。日本だと宇津井健、千葉真一、岡田准一などは熱演型の典型だろう。だが最近のドラマを見ていると、堺雅人や向井理、松下洸平などナチュラルな演技でサラリ型が増えている。晩年のクーパーの代表作に「昼下がりの情事」というロマンチック・コメディがある。27歳のオードリー・ヘプバーンは実年齢より若く見え、クーパーは56歳だったがずいぶんと老けたように見えた。(5月13日)
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