大阪・関西万国博覧会は成功するのか？

　1851年のこの日、ロンドンのハイドパークでロンドン万国博覧会が開かれた。世界で最初の国際博覧会である。いま、大阪の舞洲で大阪・関西万国博覧会が開催中だ。大屋根リンク、ミャクミャク、火星の石、人間洗濯機・空飛ぶ車(残念ながら中止)。初日には「１万人の第九」佐渡裕の指揮の下、１万人が大合唱した。悪天候にかかわらず14万人超の来場者があった。だが入場に何時間も待つなど混雑解消が課題だ。また完全キャッシュレス化で現金が使えない。大屋根リンクで雨漏りが発生した。想定外のことが起こり、前途多難のスタートとなった。

万博へ行きたしと思へど金は無し (厄介)

 未来の社会や科学技術を体験する「未来社会ショーケース」のブースは、６つのテーマで構成される。スマートモビリティ、バーチャル、アート、デジタル、グリーン、フューチャーライフで、国内企業パビリオンがメイン。ペロブスカイト太陽電池や自働翻訳システムなど、ここ数年でめざましく発展した、持続可能な社会に寄与する技術が展示される。また日本科学未来館が企業と研究開発した、視覚障碍者をナビゲートするスーツケース型ロボット「AI化学スーツケース」の実証実験を体験できる。(５月１日)