地図の日
寛政12年(1800年)4月19日、伊能忠敬(1745-1818)が蝦夷測量に出発した日を記念して本日は「地図の日」。文化13年(1816年)の測量完了までに4万km、つまり地球を一周歩いた距離に等しい。地図の編纂は死後3年目の文政4年(1821年)に高橋景保によって完成し幕府に上呈した。これが日本沿海與地全図(伊能図)である。大図214枚、中図8枚、小図3枚。それまでは日本の正確な実測図はなかった。オルテリウス地図帳のテイセラ日本図(1595年)には蝦夷地の未記入で、本州も不正確である。伊能忠敬の実測図をシーボルトが持ち帰ってから日本の地図が世界図に正確に記るされる。
ではなぜ地図は北が上なのか?大航海時代、羅針盤もない頃、船乗りは地軸のほぼ真北に位置する北極星を目印にして、地図で航海したからと考えられる。
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伊能忠敬はすごい人物ですね。
欧米の専門家も精密な測量技術に舌をまいたということです。
日本の技術の高さは江戸期からのもので、国民的資質でしょうか。(。・w・。 )
投稿: 根保孝栄・石塚邦男 | 2013年4月19日 (金) 14時51分