地震のあとで
土曜ドラマ「地震のあとで」1話。1995年1月。東京。自宅でニュースを見続けていた妻の未名が突然、家を出ていく。残された夫の小村は茫然自失のまま、謎の小包を届けるため釧路へ赴く。そこでケイコとシマオという名前の2人の女性と出会う。ラブホに留まりシマオと関係を持つ。未名は死んだのか、生きているのか?2人の女は宇宙人なのか?震災で亡くなった多くの人々の名前がニュースで告げられる。未名というのは「名前がまだ決まっていない、本当の名はあとでつける」と父が言っていたらしい。この世の人間の存在性が不確かなものではないだろうか。原作は村上春樹の短編小説。喪失を伴う奇妙で美しき世界を見事に映像化している。
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