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2025年3月30日 (日)

祝女(ノロ)

  祝女(ノロ)は、琉球神道における女性の祭司氏の神官。巫(かんなぎ)。ヌール・ヌルとも発音される。原則として、各部族におり、その部落での最高の家の娘かその一族の娘が選ばれてなり、終身職で祝女殿内(ヌルドウンチ)に居住し、村内の根人、神人,根神、掟神などの下級神人を指揮して村の祭事にあたる。16世紀のころ中央集権が完成すると、ノロは王府から辞令を受け、職田と曲玉を与えられて国家組織の中にくり入れられた。すなわち国家最高の神職たる聞得大君(きこえのおおきみ)のもとに三山の神職がおり、その下にノロがいるという体制が整えられた。のちは神そのものであって、死とともに昇天し、その遺体をとどめないなどと信じられてきた。(参考:「沖縄民俗宗教の核:祝女(ノロ)イズムと巫女(ヌタ)イズム7」櫻井徳太郎 沖縄文化研究6  1979年)

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