岡本大八事件
岡本大八は、本多正純の与力で、キリシタンでした。岡本大八事件とは、慶長14年、キリシタン大名の有馬晴信が、長崎港外でポルトガル船を撃沈しますが、その恩賞斡旋にかこつけて、岡本大八が多額の金品を詐取した事件です。事件の発端は、慶長17年、有馬晴信が本多正純に1通の書状を出したところから始まります。調査の結果、岡本大八の詐欺が発覚しました。慶長18年、岡本は火刑、有馬晴信は配流の後、切腹させられて没しました。江戸幕府の禁教政策のきっかけとなりました。(文献:「岡本大八事件覚書」清水紘一 史料研究1 2000年)
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