消火器の歴史
今日は「家庭消火器点検の日」である。「火事と喧嘩は江戸の華」といわれるほど、江戸では大火が頻繁に発生した。記録に残るものだけでも約1800件もの火事があった。明暦の大火など「大火」と呼ばれるものだけで80回を数えた。すでに江戸時代、手押しポンプ式の「龍吐水」が移動式消火器として活躍していた。二酸化炭素を使った小型の容器に詰めた携帯型消火器のルーツは、1881年にアメリカのアルモン・グランガーが発明した消火器である。(Fire extinguisher,Almon Granger,1月19日)
1905年のイラストをみると、消火器を逆さまに持ってホースから消火している様子がわかる。
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はじめまして。
小学校の夏休みの宿題で消火器を調べています。写真を使わせてもらってもいいですか?
投稿: 公平 | 2013年8月26日 (月) 11時31分
自由研究のテーマで消火器を選ぶとは着想がいいですね。日本の龍吐水の画像は「消防防災博物館」というサイトにあります。ただしこのサイトはインターネット上の仮想博物館で実際にはないそうです。インターネットを利用するときには記述の精査(本当かウソか調べる)が必要ですが、経験知の少ない小学生には難しい。そのため信頼のおけるサイトを選ぶことがポイントです。この個人ブログも頑張っているものの宿題の引用元とするのは先生が認められるかどうか疑問があります。消火器のルーツは欧米なので英語文献を調べる必要が生じます。たとえば、Fire Exinguisher HistoryとかAlomon Grangerなどの単語を手がかりに検索してみてください。画像検索をすると古い消火器が出てきます。がんばってください。
投稿: ケペル | 2013年8月26日 (月) 15時27分