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2025年1月 6日 (月)

ベンジャミン・フランクリンの格言

96ede4f38c164b34dd9d1d6b7e36d90d    1705年のこの日、ベンジャミン・フランクリンはボストンで生まれた(当時はユリウス暦だった。グレゴリオ暦では1706年1月17日)。1733年、フランクリンは格言入りのカレンダー「貧しいリチャードの暦」を出版した。

時は金なり

Time is money.

 

人とメロンは中味がわからぬ

 

Men and melons are hard to know.

 

生きんがために食え、されど食わんがために生くるなかれ

 

Eat to live,and not live to eat.

 

天は自ら助くる者を助く

 

Heaven helps those who help themselves.

 

早寝、早起きは、人を健康にし、金持ちにし、そして賢くする

 

Early to bed and early to rise,makes a man healthy,wealthy,and wise.

 

    いちばん有名なのは「時は金なり」だろう。すべてがフランクリンの創作というわけではないが、古いことわざにも彼の工夫が入っている。「時は金なり」の語源は複雑である。原典ははっきりとしないが、起源はかなり古く、ギリシアの哲学者ディオゲネスの文献に「時は人間が消費しうるものの中で最も貴重なものである」というのがあり、ローマの詩人ホラティウスは「その日を生きること」と言っている。そしてラテン語になって「時は高い出費」となる。16世紀フランスの作家ラブレーの文献にも見える。アメリカで最初に金言として使用したのはフランクリンだろう。フランクリンがカレンダーを出版し、勤勉に仕事にはげむことの大切さを簡潔な言葉に表したものとして、その功利精神がアメリカ人に広く受け入れられた。フランクリンの小論文「若き商人への手紙」(1748年)に次のようにみえる。「時間を浪費するのは周囲のせいではない。常に自分が選択している。自らが利益になるための行動をおこせ。憶えておくこと。時は金なり」と書いている。タイムプレッシャー法という学習法がある。問題集や仕事に制限時間を与えて、脳に負荷をかけることで。集中力がアップし、短い時間で学習効果が上がるという。 (Remember,that Time is Money,1月6日)

 

 

 

 

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