キケロとカティリナ事件
紀元前43年のこの日、古代ローマの政治家マルクス・トゥッリウス・キケロが暗殺される。雄弁家キケロといえば。カティリナ事件が知られる。没落貴族カティリナは、エトルリアを中心として各地に植民しているスラの退役兵など不平分子を戦力基盤としてクーデターを計画していた。前63年、執政官キケロは元老院でカティリナを激しく非難し、死刑にするように提案した。カトも賛意を示したが、カエサルはカティリナが有罪であることには同意したが、懲役にするべきと主張し二人は対立する。カトはカエサルがカティリナ派と共謀したとして攻撃した。カティリナはイタリア北部へ逃れて挙兵したが、ローマ軍との戦いで敗死した。キケロは三頭政治の混乱期に共和制擁護に努めたが、前43年アントニウスの部下に暗殺されて首と手はローマに曝された。(Marcus Tullius Cicero,12月7日)
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