濡れ衣
実際に犯していない罪のことを「濡れ衣」という。身に覚えのない罪を「濡れ衣を着せられる」というのはなぜか?。筑前国に赴任した佐野近世という国司に美しい娘・春姫がいて、その溺愛ぶりに嫉妬した近世の後妻は嫌がらせをしていた。ある日、継母は漁師に金品を渡して「娘に釣り衣を盗まれた」と訴えさせられたところ、娘の部屋を覗いた近世は、娘が濡れた釣り衣を掛けて眠っている姿を見て逆上し、怒りにまかせて娘を斬ってしまったと、「筑前国続風土記」に書かれている。のちに濡衣塚(福岡県博多区)につくられた。「濡れ衣」の語源があったことを表すものである。
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