文化の日
古本の 埃(ほこり)を払うや 文化の日 (厄介)
本日は「文化の日」。なぜ文化なのか?敗戦後、わが国は文化国家をめざそうという「文化ブーム」が一時期あった。戦前、11月3日は「明治節」で明治天皇の誕生を祝う日であった。現在では「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことを趣旨としているが、GHQの占領下、明治天皇を讃美することは表向きはばかられた時代だった。そこで新憲法公布の日を明治節にあわせて制定し、カムフラージュして明治天皇の誕生を祝っていたのである。最近では糊塗する必要もないので、「文化の日」を堂々と「明治の日」に改めようとする動きもみられる。国民の祝日をみると6つは天皇家に由来するものがある。「建国記念の日」は神武天皇が即位したとされる日。かっての紀元節である。「昭和の日」は昭和天皇の誕生日。「海の日」は制定当初7月20日だった。この日は明治天皇が明治丸で横浜港に帰着した日を記念している。「勤労感謝の日」は皇極天皇時代の新嘗祭に由来する。そして今上天皇の誕生を祝う2月23日の「天皇誕生日」。
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